118 / 130
118※
しおりを挟む俺達の実力も見せられた所で、部屋が用意できたらしい。本当なら資料なんかもあるといいんだが、そこまで贅沢は言えない。公爵家の領地にいる魔物はミシェルさんが教えてくれるので、なんとかなるだろう。
コクヨウは頭がいいからといって、教えるのは得意ではないらしい。基本的に俺の補助として隣に立ち、知識を補ってくれている。コクヨウは本当によく勉強しているな。
メモなどを取りながら聞いてくれている騎士たちに、魔物の習性から弱点、売れる部位などまで様々な知識を教える。どれくらい身になるかは人それぞれだろうが、無駄にはならないだろう。
「うし、今日はここまで。質問なんかはまた明日受け付ける。明日は…そうだな。外出て魔物相手に実戦してみるか。多少は戦いやすくなってるだろ。それに実際にやってみて初めてわかることだって有るからな。」
「おお!楽しみだぜ!」
「クロード団長とネルさんは残ってくれ。」
「わかりました。お前達は解散。教えていただいた知識の復習はしておくように。」
ネルさんの声に従って騎士たちがぞろぞろと出ていく。そして残ったクロード団長とネルさん、ミシェルさん、コクヨウと共に明日行く場所や班分けを手早く決めていく。
班はサクサクと決めてくれたのでありがたいな。元々ある分隊を基本にして組んでくれたらしい。まぁそれがいいだろうな。戦いにはチームワークも大切だしな。
「ふぅ…」
「お疲れ様タカミ」
「おう、お前もおつかれ。よし!風呂行くぞ!」
「うん。」
「あー…その…ヤるなら一回だけな?」
「一回だけ…?そんなんじゃ全然足りないよ。」
「明日は万全の体調で行きたいから駄目だ。一回で終われねぇなら今日は無しな。」
「えー…わかったよ。我慢する。」
「ん、良い子だな。」
お互い裸になってしまえば、もう止まらない。湯気に煙る風呂場で獣のように唇を貪り合う。俺はコクヨウの首に手を回す。コクヨウの手は俺が倒れないように支えながらも、俺の尻を揉むように動く。そのまま割開くように広げられ、秘部が空気に晒される。
「んん…はっ…んぅ…」
「…ん……」
「はっ…あっ…んん…」
「はぁ…タカミ…もう身体…えっちになってる…」
「ん…黙れ…さっさとしろ…」
「うん…」
体を洗ってそのまま風呂の縁に座らされ、コクヨウにペロペロと乳首を舐められる。乳輪をくるくる触って焦らされ、ゾワゾワしてきた所でタイミングよく乳首を強めに吸われる。そんな刺激に、もう俺の性器はダラダラと我慢汁を垂らしている。
「あああっ…コクヨウ…もう…下触れ…」
「ん…もう我慢出来なくなっちゃったの?タカミ…」
「我慢なんか出来ねぇ…お前が触らねぇなら自分で…」
「…駄目だよ…僕がタカミを気持ち良くするんだから。」
「ん…じゃあ触れよ。」
「むぅ…もうすこし焦らすつもりだったんだけど…まぁいっか。」
「ん、コクヨウ…あっ…」
コクヨウの綺麗な顔が俺の股に寄せられる。そのまま性器を下から上に向けて舐めあげられる。コクヨウに舐められると変な感じすんだよな…。いつも見上げてるコクヨウが下に居て奉仕してくることに、優越感がある。
あー…駄目だこれ…イかされる…
イきかけたところでコクヨウがピタリと動きを止める。
「は?」
「今日は1回だけなんでしょ?だからイかせないよ…。」
「まじか…」
「ふふっタカミ…可愛い。」
「コクヨウ…お前は可愛くねぇ。」
「えー?いつも可愛がってくれるのに…まぁいいや。いっぱい感じてね。」
22
お気に入りに追加
1,276
あなたにおすすめの小説
急に運命の番と言われても。夜会で永遠の愛を誓われ駆け落ちし、数年後ぽい捨てされた母を持つ平民娘は、氷の騎士の甘い求婚を冷たく拒む。
石河 翠
恋愛
ルビーの花屋に、隣国の氷の騎士ディランが現れた。
雪豹の獣人である彼は番の匂いを追いかけていたらしい。ところが花屋に着いたとたんに、手がかりを失ってしまったというのだ。
一時的に鼻が詰まった人間並みの嗅覚になったディランだが、番が見つかるまでは帰らないと言い張る始末。ルビーは彼の世話をする羽目に。
ルビーと喧嘩をしつつ、人間についての理解を深めていくディラン。
その後嗅覚を取り戻したディランは番の正体に歓喜し、公衆の面前で結婚を申し込むが冷たく拒まれる。ルビーが求婚を断ったのには理由があって……。
愛されることが怖い臆病なヒロインと、彼女のためならすべてを捨てる一途でだだ甘なヒーローの恋物語。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は写真ACより、チョコラテさまの作品(ID25481643)をお借りしています。
【完結】第三王子は、自由に踊りたい。〜豹の獣人と、第一王子に言い寄られてますが、僕は一体どうすればいいでしょうか?〜
N2O
BL
気弱で不憫属性の第三王子が、二人の男から寵愛を受けるはなし。
表紙絵
⇨元素 様 X(@10loveeeyy)
※独自設定、ご都合主義です。
※ハーレム要素を予定しています。
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
【完結】「異世界に召喚されたら聖女を名乗る女に冤罪をかけられ森に捨てられました。特殊スキルで育てたリンゴを食べて生き抜きます」
まほりろ
恋愛
※小説家になろう「異世界転生ジャンル」日間ランキング9位!2022/09/05
仕事からの帰り道、近所に住むセレブ女子大生と一緒に異世界に召喚された。
私たちを呼び出したのは中世ヨーロッパ風の世界に住むイケメン王子。
王子は美人女子大生に夢中になり彼女を本物の聖女と認定した。
冴えない見た目の私は、故郷で女子大生を脅迫していた冤罪をかけられ追放されてしまう。
本物の聖女は私だったのに……。この国が困ったことになっても助けてあげないんだから。
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※小説家になろう先行投稿。カクヨム、エブリスタにも投稿予定。
※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
何も知らない人間兄は、竜弟の執愛に気付かない
てんつぶ
BL
連峰の最も高い山の上、竜人ばかりの住む村。
その村の長である家で長男として育てられたノアだったが、肌の色や顔立ちも、体つきまで周囲とはまるで違い、華奢で儚げだ。自分はひょっとして拾われた子なのではないかと悩んでいたが、それを口に出すことすら躊躇っていた。
弟のコネハはノアを村の長にするべく奮闘しているが、ノアは竜体にもなれないし、人を癒す力しかもっていない。ひ弱な自分はその器ではないというのに、日々プレッシャーだけが重くのしかかる。
むしろ身体も大きく力も強く、雄々しく美しい弟ならば何の問題もなく長になれる。長男である自分さえいなければ……そんな感情が膨らみながらも、村から出たことのないノアは今日も一人山の麓を眺めていた。
だがある日、両親の会話を聞き、ノアは竜人ですらなく人間だった事を知ってしまう。人間の自分が長になれる訳もなく、またなって良いはずもない。周囲の竜人に人間だとバレてしまっては、家族の立場が悪くなる――そう自分に言い訳をして、ノアは村をこっそり飛び出して、人間の国へと旅立った。探さないでください、そう書置きをした、はずなのに。
人間嫌いの弟が、まさか自分を追って人間の国へ来てしまい――

異世界へ下宿屋と共にトリップしたようで。
やの有麻
BL
山に囲まれた小さな村で下宿屋を営んでる倉科 静。29歳で独身。
昨日泊めた外国人を玄関の前で見送り家の中へ入ると、疲労が溜まってたのか急に眠くなり玄関の前で倒れてしまった。そして気付いたら住み慣れた下宿屋と共に異世界へとトリップしてしまったらしい!・・・え?どーゆうこと?
前編・後編・あとがきの3話です。1話7~8千文字。0時に更新。
*ご都合主義で適当に書きました。実際にこんな村はありません。
*フィクションです。感想は受付ますが、法律が~国が~など現実を突き詰めないでください。あくまで私が描いた空想世界です。
*男性出産関連の表現がちょっと入ってます。苦手な方はオススメしません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる