12 / 104
12.推しはきっと天使です。
しおりを挟むふわぁーー
久々に寝れた気がする。あれ、何してたんだっけ?
「あ!起きました?リンさん!」
俺の家に、藍月くん…?なんで…夢かな?
いや、今日藍月くんが来てくれてるんだ!なのに、もてなしもせずに爆睡してた?!
「……藍月くん…え?…あっ、ほんとにごめんなさい!!」
「大丈夫ですよ!むしろ疲れてるのに押しかけちゃってごめんなさい…」
忙しい中来てくれている推しを謝らせるとはけしからん!!自分のことながらファンとして許されない。
「いや、藍月くんに会えるから頑張れたし!本当に嬉しいよ。」
「そうですか?俺もリンさんに会えるから仕事すっごい調子よくて!!頑張れました!」
「そうなんですね、告知出たら確認しますね!」
藍月くん、にこにこしてて可愛いなー。普通にめっちゃ楽しみだなー。どんなお仕事だったんだろう。俺の生きる糧として必ずチェックしよう。
「はい!それで体調どうですか?」
「あ、もう大丈夫!寝たから回復しました!どれくらい寝てました?」
待たせたのに体調気にしてくれるし…情けない。けど、推しが優しい。推しに優しくされる世界線幸せすぎる。
「良かったです!だいたい一時間くらいですね」
「もっと寝ちゃってたかと思いました。よかったぁ…いや待たせてる時点で良くはないんですが…」
「全然気にしないでください!ところで、ご飯食べれそうです?」
「はい!めちゃくちゃ食べたいです!」
テキパキと動き始めた藍月くんはキッチンで予定通り、オムライスを作ってくれているので、俺はせめてもの役割として、飲み物や食器を準備する。
おおっ!!フライパン、トントンして玉子くるって丸めて、ご飯にのっけてナイフで開くと、ぱかって割れるふわとろオムライスだー!
天は藍月くんに二物どころか何物与えるつもりなんだか…はぁ…今日も推しが最高!
「見られてると緊張しちゃいますね、えへへ」
「あ、つい凄くて見ちゃいました」
「実を言うと、今日のために練習しました!」
「練習してくれたんですか?忙しいのに無理したら駄目ですからね!」
「はい!でも…リンさんにイイトコ見せたかったから、張り切っちゃって」
照れ笑いのような表情。あまり見ない藍月くんは、カッコ良くて可愛い。写真とってもいいかな?
イイトコ見せたいからって、藍月くんのイイトコ以外見たことないけど?俺にとっては全部がいいとこだけど?
「藍月くんはいいとこしかないので、頑張り過ぎなくて、いいんですけどね。」
「ええっ!!そんなこと言われたら調子に乗っちゃいますよー!」
「はい、アイドルとしてだけじゃない藍月くんにも、この間と今日のことしか分からないですけど、素敵なところがいっぱいです。」
_______________
リンさん体調良くなったみたいで良かったー!
練習したオムライスも喜んでくれたし、満足!
それになんか今日めっちゃ褒めてくれてない?嬉しいけど、照れちゃうな…。録音したいかも…。元気なくなったときに聞きたいなー。
駄目かな?
イイトコしかないわけないのに…やっぱりリンさんが居てくれるから、アイドルになって良かったって思える。
俺の原動力であり、俺の神様みたいな人。でも、俺に優しくしてくれるから、やっぱり天使みたいな人かも。今日もリンさんといられて、とにかく幸せです!
_______________
今日も料理の写真を撮らせてもらって席につく。
「「いただきます」」
オムライスを一口食べる。やっぱり美味しい!
「とても美味しいです。」
「良かったです!スープはどうですか?」
かぼちゃのスープもいい匂いがしている。熱そうだからスプーンで冷まして、食べる。
「これもとても美味しい!」
「嬉しいです!余りそうなので、また食べてくださいね!」
「ありがとう、明日の朝温めて食べますね」
オムライスもスープも美味しくてすぐに完食してしまった。今日はアイスを用意していたので、少ししてから出して二人で食べる。
また次の約束をして、藍月くんは帰っていった。
46
あなたにおすすめの小説
嫌われ者の長男
りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
どうせ全部、知ってるくせに。
楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】
親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。
飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。
※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる