「呪われ公爵」閣下のおしかけ後妻をはじめました~とりあえず愛も同情も遠慮しておきます。その方が気楽ですから~
「は? 後妻にという話でしたが?」
「だれも後妻など望んではいない」
この会話が、すべてのはじまりだった。
やらかし令嬢のサキ・ダウリングは、王子のひとりをぶん殴ってしまいそのせいで「呪われ公爵」ベンジャミン・イシャーウッド公爵の後妻として嫁ぐことになってしまった。しかし、「呪われ公爵」に拒否され、嫌われてしまう。帰る場所も行く場所もないサキは、せめてメイドとして雇ってもらえないかと懇願する。おいてもらえることになったのだが、どうもベンジャミンの様子がおかしくて……。
鈍感なサキと十三歳年長のベンジャミンの不器用な恋のはじまりの物語。
※ハッピーエンド確約。タイトル通りです。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。
「だれも後妻など望んではいない」
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