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二、遊んで、遊んで(1)
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次の朝、ママとパパが作ってくれた朝ごはんを食べていると、滅多に鳴ることはない我が家の電話が鳴った。
ママは慌てて電話にでると、一瞬明るい声を出したあとに何故か直ぐに暗い声になっていく。
「ママ、どうしたのかな?」
うちのママはいつも元気なのに一体どうしたんだろうって、パパもどうやら心配みたい。しばらくすると、ママは電話を切って困った顔で私を見る。
「なに、ママ?」
「ククリは今日、八戸さんとなにか約束してる?」
八戸はハッチたちの名字だ。
「ハッチ? それともゴローちゃん?」
「お姉ちゃんの方。えっと……」
「トモエちゃんね」
「そうそう、トモエちゃん」
「なにも約束してないよ。ハッチがどうかしたの?」
ママは優しく私の肩に手をおろしながら、心配そうな顔をした。
「ママ?」
「慌てたりしないで聞いてね、ククリ。あのね、トモエちゃんがね……」
※ ※ ※
「ハッチが行方不明って、ムツ君も知っていたの?」
「ああ。朝方、ハッチのおばさんが家に来て、うちにハッチがいないか聞いてきた」
「うちも、朝にハッチのお母さんから電話があって……」
学校について早々に、ムツ君が心配している私にハッチのことを教えてくれた。
「いついなくなったのか、わからないって言ってた。朝起こしに行ったら部屋にいなかったそうだ」
「そんな……。どこに行っちゃったの? ハッチ……」
ハッチは確かに活発な女の子だけど、黙って家を出ていくなんて危ないことはしない。
一体、どうして?
「ドアトントンに連れていかれて、今頃お人形遊びをしているよ」
「え?」
声の方に顔を向けるといつの間にかナナがいた。
「だから、ドアトントンだって。昨日みんなで一緒に呼んだでしょ?」
「おいっ! 今お化けの話なんてしてる場合かよっ! 不謹慎だぞっ」
「……ムツ君、待って。ねぇ、ナナ。ドアトントンとお人形遊びをしたら帰ってこられるの?」
ムツ君が声を荒げて怒っているけど、私はどうしてもナナの言葉を無視できなかった。
耳の奥に昨日のノックの音が蘇ってくる。
寝てしまう前に、トントン、トントン。
優しいノックの音。
でも、あれは本当にママだったのだろうか。
「ハッチが?」
「う、うん」
私が頷くと、ナナはうーんと唸り、首を横に振った。
「無理かな。だって、連れていかれた子がドアトントンの遊ぶお人形さんになるんだもん」
人形で遊ぶために連れていかれるのではない。
私たちを人形にして遊ぶために連れていかれるのだ。
人形になる? どうやって? だって人形は動かないし、喋らないし、それに……。
自分が人形になってしまった想像をして、背筋がゾッとする。
「な、ナナっ。どうして私たちが人形に……っ」
ならなきゃいけないの? そう聞こうとする間に、先生が教室へ入ってきた。
「わっ。私、教室から出てかなきゃ怒られちゃうっ。またね、クク」
ナナは急いで自分の教室に戻り、私も先生に怒られないようにムツ君の席から渋々自分の席へ戻った。
だけど、どれだけ時計の針が進んでもハッチの席は空いたままだった。
※ ※ ※
「ムツ君、ハッチの家に行くから一緒に帰らない?」
ランドセルを背負って教室を出ようとするムツ君に、私は慌てて声をかけた。
結局、ハッチは教室に現れることはなかった。先生からの説明もないし、他のハッチの友達もなにも知らないみたい。
知っているのは、私とムツ君だけ。
「なにしに行くの?」
ムツ君の言葉に、思わずぎゅっと手で自分のランドセルの肩ひもを握りしめた。自分でもわかっているの。私がハッチの家に行ったところで、なにか出来ることなんてないのは。
けど、ハッチは私の大切な友達だもん。
なにか言わなきゃ、言い返さなきゃと口をもごもごさせていると、ムツ君がため息を吐く。
呆れられたのかな?
恐る恐る顔を上げると、ムツ君が優しく笑っていた。
「ククもハッチのことが心配だよな。嫌な聞き方してごめん」
「あ……」
そうだよね。ムツ君にとっても私と一緒でハッチは大事な幼馴染だもん。ムツ君だって今日一日、授業を受けながらでもずっと気を揉んでいたはずだよ。
「うんん。私こそ、ごめん。私より、ムツ君の方がハッチと付き合い長いもんね」
「そんなんじゃないよ。ただ……、いや、なんでもない。俺もハッチの家に行くつもりだったから、一緒に行こうか」
「うん。ハッチ帰ってきているかな……」
「わかんない。けど、大丈夫だと思う。ハッチだもんな」
ムツ君の言葉に私は少し笑った。
ハッチはそこにいないのに、いつもの『私に任せとけっ!』と、声が聞こえてきそうだった。
「あ、ククー」
「ナナ」
私達の後を追ってナナが廊下から飛び出してくる。
「ハッチの家に行くの?」
「うん。心配で……」
私になにかできるわけじゃないけど。
「そうだよね。私も、ずっと心配してるの。ゴローも学校に来てないみたいだし……」
赤いランドセルを握りしめてナナが心配そうな顔をする。
「えっ? そうなの?」
「うん。だから、私もついて行っていい? あのね、朝はごめんね。私、本当にハッチが学校に来てないって知らなくて……」
ああそうか。あのお化けの話。ムツ君のいじわるな質問は、私がナナにおばけの話の続きを求めたから、怒っていたのかも。
私もナナみたいに反省しなきゃ。お化けに連れていかれたなんて、冗談でも言ってはダメだよね。
「ムツ君、私もごめんなさい。ムツ君の言うように、不謹慎だったよね」
「……謝ることじゃないし、ククもナナも悪くないだろ? ナナはハッチのことを知らなかったし、ククはずっと怖がっていたのを知っていて心配で聞いたのはわかっていたし、それに当たった俺の方が悪いよ。二人とも、ごめん」
そう言って、ムツ君は私とナナに謝った。
「うんん、ムツは謝らなくていいよ。ねぇ、私も一緒に帰って大丈夫?」
「ああ。ナナだって友達だしな」
「ありがとう。あ、そうだ。クク、この手鏡ってククの?」
「え? わ、綺麗な手鏡だね。けど、私のじゃないよ」
「あれ? これ、ククとナオの席の間で拾ったんだけど、ナオはククのだって言ったよ。ククのじゃないなら悪いけど、もう一度ナオに見せてあげてくれない?」
「私はいいけど、ナナが持って行かなくてもいいの?」
「いいよ。私、手鏡使う用事がないから」
そう言って、ナナは私に笑ったのだった。なんだが断りにくくて、ポケットの中へ私は手鏡を仕舞った。
困ったな。私も手鏡を使う習慣はないのだけど。
ママは慌てて電話にでると、一瞬明るい声を出したあとに何故か直ぐに暗い声になっていく。
「ママ、どうしたのかな?」
うちのママはいつも元気なのに一体どうしたんだろうって、パパもどうやら心配みたい。しばらくすると、ママは電話を切って困った顔で私を見る。
「なに、ママ?」
「ククリは今日、八戸さんとなにか約束してる?」
八戸はハッチたちの名字だ。
「ハッチ? それともゴローちゃん?」
「お姉ちゃんの方。えっと……」
「トモエちゃんね」
「そうそう、トモエちゃん」
「なにも約束してないよ。ハッチがどうかしたの?」
ママは優しく私の肩に手をおろしながら、心配そうな顔をした。
「ママ?」
「慌てたりしないで聞いてね、ククリ。あのね、トモエちゃんがね……」
※ ※ ※
「ハッチが行方不明って、ムツ君も知っていたの?」
「ああ。朝方、ハッチのおばさんが家に来て、うちにハッチがいないか聞いてきた」
「うちも、朝にハッチのお母さんから電話があって……」
学校について早々に、ムツ君が心配している私にハッチのことを教えてくれた。
「いついなくなったのか、わからないって言ってた。朝起こしに行ったら部屋にいなかったそうだ」
「そんな……。どこに行っちゃったの? ハッチ……」
ハッチは確かに活発な女の子だけど、黙って家を出ていくなんて危ないことはしない。
一体、どうして?
「ドアトントンに連れていかれて、今頃お人形遊びをしているよ」
「え?」
声の方に顔を向けるといつの間にかナナがいた。
「だから、ドアトントンだって。昨日みんなで一緒に呼んだでしょ?」
「おいっ! 今お化けの話なんてしてる場合かよっ! 不謹慎だぞっ」
「……ムツ君、待って。ねぇ、ナナ。ドアトントンとお人形遊びをしたら帰ってこられるの?」
ムツ君が声を荒げて怒っているけど、私はどうしてもナナの言葉を無視できなかった。
耳の奥に昨日のノックの音が蘇ってくる。
寝てしまう前に、トントン、トントン。
優しいノックの音。
でも、あれは本当にママだったのだろうか。
「ハッチが?」
「う、うん」
私が頷くと、ナナはうーんと唸り、首を横に振った。
「無理かな。だって、連れていかれた子がドアトントンの遊ぶお人形さんになるんだもん」
人形で遊ぶために連れていかれるのではない。
私たちを人形にして遊ぶために連れていかれるのだ。
人形になる? どうやって? だって人形は動かないし、喋らないし、それに……。
自分が人形になってしまった想像をして、背筋がゾッとする。
「な、ナナっ。どうして私たちが人形に……っ」
ならなきゃいけないの? そう聞こうとする間に、先生が教室へ入ってきた。
「わっ。私、教室から出てかなきゃ怒られちゃうっ。またね、クク」
ナナは急いで自分の教室に戻り、私も先生に怒られないようにムツ君の席から渋々自分の席へ戻った。
だけど、どれだけ時計の針が進んでもハッチの席は空いたままだった。
※ ※ ※
「ムツ君、ハッチの家に行くから一緒に帰らない?」
ランドセルを背負って教室を出ようとするムツ君に、私は慌てて声をかけた。
結局、ハッチは教室に現れることはなかった。先生からの説明もないし、他のハッチの友達もなにも知らないみたい。
知っているのは、私とムツ君だけ。
「なにしに行くの?」
ムツ君の言葉に、思わずぎゅっと手で自分のランドセルの肩ひもを握りしめた。自分でもわかっているの。私がハッチの家に行ったところで、なにか出来ることなんてないのは。
けど、ハッチは私の大切な友達だもん。
なにか言わなきゃ、言い返さなきゃと口をもごもごさせていると、ムツ君がため息を吐く。
呆れられたのかな?
恐る恐る顔を上げると、ムツ君が優しく笑っていた。
「ククもハッチのことが心配だよな。嫌な聞き方してごめん」
「あ……」
そうだよね。ムツ君にとっても私と一緒でハッチは大事な幼馴染だもん。ムツ君だって今日一日、授業を受けながらでもずっと気を揉んでいたはずだよ。
「うんん。私こそ、ごめん。私より、ムツ君の方がハッチと付き合い長いもんね」
「そんなんじゃないよ。ただ……、いや、なんでもない。俺もハッチの家に行くつもりだったから、一緒に行こうか」
「うん。ハッチ帰ってきているかな……」
「わかんない。けど、大丈夫だと思う。ハッチだもんな」
ムツ君の言葉に私は少し笑った。
ハッチはそこにいないのに、いつもの『私に任せとけっ!』と、声が聞こえてきそうだった。
「あ、ククー」
「ナナ」
私達の後を追ってナナが廊下から飛び出してくる。
「ハッチの家に行くの?」
「うん。心配で……」
私になにかできるわけじゃないけど。
「そうだよね。私も、ずっと心配してるの。ゴローも学校に来てないみたいだし……」
赤いランドセルを握りしめてナナが心配そうな顔をする。
「えっ? そうなの?」
「うん。だから、私もついて行っていい? あのね、朝はごめんね。私、本当にハッチが学校に来てないって知らなくて……」
ああそうか。あのお化けの話。ムツ君のいじわるな質問は、私がナナにおばけの話の続きを求めたから、怒っていたのかも。
私もナナみたいに反省しなきゃ。お化けに連れていかれたなんて、冗談でも言ってはダメだよね。
「ムツ君、私もごめんなさい。ムツ君の言うように、不謹慎だったよね」
「……謝ることじゃないし、ククもナナも悪くないだろ? ナナはハッチのことを知らなかったし、ククはずっと怖がっていたのを知っていて心配で聞いたのはわかっていたし、それに当たった俺の方が悪いよ。二人とも、ごめん」
そう言って、ムツ君は私とナナに謝った。
「うんん、ムツは謝らなくていいよ。ねぇ、私も一緒に帰って大丈夫?」
「ああ。ナナだって友達だしな」
「ありがとう。あ、そうだ。クク、この手鏡ってククの?」
「え? わ、綺麗な手鏡だね。けど、私のじゃないよ」
「あれ? これ、ククとナオの席の間で拾ったんだけど、ナオはククのだって言ったよ。ククのじゃないなら悪いけど、もう一度ナオに見せてあげてくれない?」
「私はいいけど、ナナが持って行かなくてもいいの?」
「いいよ。私、手鏡使う用事がないから」
そう言って、ナナは私に笑ったのだった。なんだが断りにくくて、ポケットの中へ私は手鏡を仕舞った。
困ったな。私も手鏡を使う習慣はないのだけど。
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