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Name5:一日限りの花嫁
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そしてまた数日後。単発バイトや依頼に明け暮れる日々が終わりを告げる。
ここ数日で、普段の三倍くらいは稼いだのではないかと思うくらい、僕は一生懸命働いたような気がする。本当、何故彼女のためにこんなに必死になっているのか。面倒事を悉く避けてきた体が勝手に動くものだから、不思議で仕方がなかった。
今日は、碓氷さんの夢を叶えてあげる日だ。梓さんからドレスの完成の報告を受け、高宮からはチャペルの確保の連絡がきた。事前に碓氷さんの都合も聞いておき、天気も良いこの日に計画を実行することに決めた。
僕は早起きで準備をし、碓氷さんを迎えに行く。病院前には、厚手のコートを着た碓氷さんが待機していた。
「やぁ、おはよう碓氷さん」
「おはよう名無しくん!」
挨拶をすれば、碓氷さんはパッと花が咲くように笑った。
「元気そうだね。早速だけどさ、君を連れて行きたい場所があるんだ」
手短にそう伝えると、碓氷さんは小首を傾げた。
「連れて行きたい場所?そこに行くために今日は約束してたの?」
「そうそう。きっと驚くだろうよ」
「ほんと?それは楽しみだね!」
ワクワクした様子の碓氷さんの手を引き、僕は歩き出した。
既に真冬の色に染まり始めた風が肌の上を滑っていく。それなりに防寒をしているつもりだが、氷のように冷たい空気は隙間から入り込んでくる。温かいのは、彼女と繋がれた手だけだ。
すっかりクリスマス色に装飾された街の中を歩いて数十分。数日前に辿り着いたチャペルが見えてきた。向こう側に海が見えるチャペルは冬の景色を体現化したような白さで、周囲を彩る芝生は冬だというのに彩度の高い緑を宿している。そこだけ別世界から切り取られてきたように、なんとも言えない特別感があった。
僕は碓氷さんの手を引き、チャペルの入り口に向かう。チャペルの両開きの戸の前には、見覚えのある短髪の女子高生が既に待機していた。
「あれ、架純ちゃん?」
「お、きたきた。おいっす」
碓氷さんが呼びかけると、立花さんは片手をあげて歩み寄ってきた。冬だというのに素足を晒したショートパンツ姿に、見ているこちらが寒くなる。
「おはよう立花さん。ちゃんと来てくれたんだ」
「当たり前でしょ?なんたって今日は特別な日だからな!大好きな親友のためなら何だってするからね」
得意げに歯を見せる立花さんを、碓氷さんは訳が分からないといった様子で見つめる。
「ここって、どんな場所なの?」
「入れば分かるよ。たぶん、君の夢が一つ叶うんじゃないかな」
思わせぶりな顔で言えば、「ほんと?何だろう、気になる」と碓氷さんは少しだけ声を弾ませた。
「立花さん、後は任せていいかな」
「お安い御用!さ、愛來。中で私たちとおめかししよっか」
「へ?」
間抜けな声を零した碓氷さんの腕を引っ張って、立花さんは上機嫌でチャペル内に入っていった。碓氷さんが一度戸惑ったようにこちらを振り返ったから、ニコニコと手を振って見送った。
立花さんがここまで協力してくれて助かった。後は、碓氷さんが満足するまで好きなことをさせてあげるだけだ。
「よっす、上手くいったか?」
立花さんたちと入れ替わるように、高宮がチャペル内から顔を出した。
「まぁね。ありがと高宮、いろいろと準備してくれて」
「いいってことよ。この時期は式の予定あんま入ってねぇんだ。ちょうど良かったよ」
鼻の下を擦りながら、高宮は得意げに笑った。
「……それより、お前は何もしなくていいのか?」
「あれ、居たんだ相川」
「見えてただろ」
「バレたか」
高宮の背後から、仏頂面の相川が睨みをきかせてきた。高宮が色々と彼にも協力を頼んだらしい。そこまで大がかりなことをするつもりはないのだが、何かと準備をすることがあるのだろう。何事も器用にこなす相川は、こういった時にとても頼りになる。
「僕は彼女にドレスを着せることが目的だからね。しかも今回は僕の単なるお節介だし。これ以上やるなら依頼料が発生するよ」
「現金なヤツだ。……高宮」
相川は含みのある顔で高宮を見た。高宮は「おうよ」と返事して途端に何かを企んだような顔をした。
「なぁ、今日の主役はあの碓氷さんだぞ?ウェディングドレス着せるだけで終わらせたり、一人でバージンロード歩かせたりするわけねぇよなぁ?」
じりじりと迫りながら、高宮が人の悪い笑みを浮かべる。気味の悪い顔をした彼から嫌な予感がして、僕は一歩後ずさる。
「何?僕になにかしてほしいわけ?」
「頭のいいお前なら察しがつくだろ~?お前が新郎役をやるんだよ」
「……は?」
予想外の言葉に、僕は眉を顰めて思わず間抜けな声を零した。
新郎役?僕が?
そんなの必要ないだろ、と断言できないのは、やはり今日の主役が碓氷さんだからなのか。
「模擬挙式の準備はできている。あとは着替えるだけだな」
「ちょっと待って、僕は何もする気ない」
「いいからいいから。あの子にはお前が必要なんだよ」
二人は意地悪な笑みを口元に湛えたまま、僕を強引にチャペル内に引き込んだ。バタン、とチャペルの大きな扉が閉まる音が虚しく響く。
訳も分からぬまま、僕は小さな更衣室に連れていかれた。
さすがの僕でも、男二人にがっちり腕を掴まれていれば逃げることはできない。それに、色々な人に協力を頼んでいるから、ここで逃げるわけにもいかなかった。その思いを僕が抱くことも、二人は想定済みなのだろう。
更衣室に入ってからというもの、僕はすっかり着せ替え人形になっていた。着ていた服はあっという間に脱がされ、テキパキと新しい服を着せられる。着替えが終わったかと思えば、強引に椅子に座らせられ、髪を弄られる。二人は何故かすごく乗り気で、嬉々とした様子で仕立てていった。
高宮はこのチャペルを管理している夫婦の息子だし、相川も姉がウェディングプランナーをやっているらしく、こういう類のことは詳しいらしい。確かに、高校生男子なのに服の着せ方は上手いし髪の整え方だって慣れている気がする。
いや、それでも何で僕は男二人に服や髪を強引に整えられているのだろう。
「うおっ……お前やっぱかっこいいから様になるな」
上品な光沢を放つタキシードを纏う僕を見て、高宮が悔しそうに顔を歪めた。
目の前の姿見には、普段前髪の一部をとめている赤いピンを外して髪を耳にかけ、新品のタキシードを着た僕が映っている。その左胸では、淡いピンク色のブートニアが控えめにその存在を主張していた。
「そりゃどうも。あんまこういう堅苦しい服好きじゃないんだけどな」
「我慢だな。いずれ来たる式の予行練習とでも思っておけ」
「結婚とかするつもりないけど……」
そもそも考えたことがない。結婚とは、愛のその先にあるものだと思っているから。まず、僕には手に入らないものだろう。
「ねぇ、まさか一通り式の流れやるつもり?」
「当たり前だろう。せっかくだ、やらねば勿体ない」
「そーいうこった。大人しく新郎役頼むぜ」
「面倒だなぁ」
「普段学校に来ない分、ここできっちり自分の役目を果たせよ?」
相川はくいっと眼鏡をあげると、「準備があるから先に行く」と部屋を出ていった。
ここ数日で、普段の三倍くらいは稼いだのではないかと思うくらい、僕は一生懸命働いたような気がする。本当、何故彼女のためにこんなに必死になっているのか。面倒事を悉く避けてきた体が勝手に動くものだから、不思議で仕方がなかった。
今日は、碓氷さんの夢を叶えてあげる日だ。梓さんからドレスの完成の報告を受け、高宮からはチャペルの確保の連絡がきた。事前に碓氷さんの都合も聞いておき、天気も良いこの日に計画を実行することに決めた。
僕は早起きで準備をし、碓氷さんを迎えに行く。病院前には、厚手のコートを着た碓氷さんが待機していた。
「やぁ、おはよう碓氷さん」
「おはよう名無しくん!」
挨拶をすれば、碓氷さんはパッと花が咲くように笑った。
「元気そうだね。早速だけどさ、君を連れて行きたい場所があるんだ」
手短にそう伝えると、碓氷さんは小首を傾げた。
「連れて行きたい場所?そこに行くために今日は約束してたの?」
「そうそう。きっと驚くだろうよ」
「ほんと?それは楽しみだね!」
ワクワクした様子の碓氷さんの手を引き、僕は歩き出した。
既に真冬の色に染まり始めた風が肌の上を滑っていく。それなりに防寒をしているつもりだが、氷のように冷たい空気は隙間から入り込んでくる。温かいのは、彼女と繋がれた手だけだ。
すっかりクリスマス色に装飾された街の中を歩いて数十分。数日前に辿り着いたチャペルが見えてきた。向こう側に海が見えるチャペルは冬の景色を体現化したような白さで、周囲を彩る芝生は冬だというのに彩度の高い緑を宿している。そこだけ別世界から切り取られてきたように、なんとも言えない特別感があった。
僕は碓氷さんの手を引き、チャペルの入り口に向かう。チャペルの両開きの戸の前には、見覚えのある短髪の女子高生が既に待機していた。
「あれ、架純ちゃん?」
「お、きたきた。おいっす」
碓氷さんが呼びかけると、立花さんは片手をあげて歩み寄ってきた。冬だというのに素足を晒したショートパンツ姿に、見ているこちらが寒くなる。
「おはよう立花さん。ちゃんと来てくれたんだ」
「当たり前でしょ?なんたって今日は特別な日だからな!大好きな親友のためなら何だってするからね」
得意げに歯を見せる立花さんを、碓氷さんは訳が分からないといった様子で見つめる。
「ここって、どんな場所なの?」
「入れば分かるよ。たぶん、君の夢が一つ叶うんじゃないかな」
思わせぶりな顔で言えば、「ほんと?何だろう、気になる」と碓氷さんは少しだけ声を弾ませた。
「立花さん、後は任せていいかな」
「お安い御用!さ、愛來。中で私たちとおめかししよっか」
「へ?」
間抜けな声を零した碓氷さんの腕を引っ張って、立花さんは上機嫌でチャペル内に入っていった。碓氷さんが一度戸惑ったようにこちらを振り返ったから、ニコニコと手を振って見送った。
立花さんがここまで協力してくれて助かった。後は、碓氷さんが満足するまで好きなことをさせてあげるだけだ。
「よっす、上手くいったか?」
立花さんたちと入れ替わるように、高宮がチャペル内から顔を出した。
「まぁね。ありがと高宮、いろいろと準備してくれて」
「いいってことよ。この時期は式の予定あんま入ってねぇんだ。ちょうど良かったよ」
鼻の下を擦りながら、高宮は得意げに笑った。
「……それより、お前は何もしなくていいのか?」
「あれ、居たんだ相川」
「見えてただろ」
「バレたか」
高宮の背後から、仏頂面の相川が睨みをきかせてきた。高宮が色々と彼にも協力を頼んだらしい。そこまで大がかりなことをするつもりはないのだが、何かと準備をすることがあるのだろう。何事も器用にこなす相川は、こういった時にとても頼りになる。
「僕は彼女にドレスを着せることが目的だからね。しかも今回は僕の単なるお節介だし。これ以上やるなら依頼料が発生するよ」
「現金なヤツだ。……高宮」
相川は含みのある顔で高宮を見た。高宮は「おうよ」と返事して途端に何かを企んだような顔をした。
「なぁ、今日の主役はあの碓氷さんだぞ?ウェディングドレス着せるだけで終わらせたり、一人でバージンロード歩かせたりするわけねぇよなぁ?」
じりじりと迫りながら、高宮が人の悪い笑みを浮かべる。気味の悪い顔をした彼から嫌な予感がして、僕は一歩後ずさる。
「何?僕になにかしてほしいわけ?」
「頭のいいお前なら察しがつくだろ~?お前が新郎役をやるんだよ」
「……は?」
予想外の言葉に、僕は眉を顰めて思わず間抜けな声を零した。
新郎役?僕が?
そんなの必要ないだろ、と断言できないのは、やはり今日の主役が碓氷さんだからなのか。
「模擬挙式の準備はできている。あとは着替えるだけだな」
「ちょっと待って、僕は何もする気ない」
「いいからいいから。あの子にはお前が必要なんだよ」
二人は意地悪な笑みを口元に湛えたまま、僕を強引にチャペル内に引き込んだ。バタン、とチャペルの大きな扉が閉まる音が虚しく響く。
訳も分からぬまま、僕は小さな更衣室に連れていかれた。
さすがの僕でも、男二人にがっちり腕を掴まれていれば逃げることはできない。それに、色々な人に協力を頼んでいるから、ここで逃げるわけにもいかなかった。その思いを僕が抱くことも、二人は想定済みなのだろう。
更衣室に入ってからというもの、僕はすっかり着せ替え人形になっていた。着ていた服はあっという間に脱がされ、テキパキと新しい服を着せられる。着替えが終わったかと思えば、強引に椅子に座らせられ、髪を弄られる。二人は何故かすごく乗り気で、嬉々とした様子で仕立てていった。
高宮はこのチャペルを管理している夫婦の息子だし、相川も姉がウェディングプランナーをやっているらしく、こういう類のことは詳しいらしい。確かに、高校生男子なのに服の着せ方は上手いし髪の整え方だって慣れている気がする。
いや、それでも何で僕は男二人に服や髪を強引に整えられているのだろう。
「うおっ……お前やっぱかっこいいから様になるな」
上品な光沢を放つタキシードを纏う僕を見て、高宮が悔しそうに顔を歪めた。
目の前の姿見には、普段前髪の一部をとめている赤いピンを外して髪を耳にかけ、新品のタキシードを着た僕が映っている。その左胸では、淡いピンク色のブートニアが控えめにその存在を主張していた。
「そりゃどうも。あんまこういう堅苦しい服好きじゃないんだけどな」
「我慢だな。いずれ来たる式の予行練習とでも思っておけ」
「結婚とかするつもりないけど……」
そもそも考えたことがない。結婚とは、愛のその先にあるものだと思っているから。まず、僕には手に入らないものだろう。
「ねぇ、まさか一通り式の流れやるつもり?」
「当たり前だろう。せっかくだ、やらねば勿体ない」
「そーいうこった。大人しく新郎役頼むぜ」
「面倒だなぁ」
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