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Name4:夢
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投げ出された碓氷さんの手に、そっと自分の手を絡めた。温い体温が、指先から流れ込んでくる。驚いたように丸くなった彼女の澄んだ瞳が、真っすぐ僕を捉えて離さない。
……少女漫画みたいな展開にはならないよと言ったのは、どこのどいつだったか。
僕は自分の下に居る彼女を見てそう思う。きっと碓氷さんは、何一つ状況を理解できていないだろう。こんなシチュエーションすらも、想像したことがなさそうだ。
「……なんてね。君にはまだこういうの――」
早かったよね。
僕は彼女の上から退き、そう続けようとした。
「……そんな顔しないでくれる?反応に困るんだけど」
未だ押し倒された格好のまま、碓氷さんは顔を林檎のように真っ赤にして固まっていた。薄らとした形の良い唇は、微かに震えている。僕をじっと見つめる瞳は、微かに潤んでいた。
さっきまで何も分かっていないような表情をしていたのに、今更そんな反応をするなんて。
……正直、僕も困る。
そんな彼女の顔を見ないように、僕は床に座った。ようやく碓氷さんも起き上がり、決まりが悪そうにゆっくりと座った。
「……名無しくんになら、別にいいかなぁって」
羞恥の色を浮かべた頬で、碓氷さんはぽつりとそう言った。
「……本当に危機感ないんだね」
呆れたというか、心配というか。平気で異性にそんなことを言ってしまう碓氷さんが、今まで変な男に絡まれなかったのが奇跡のように感じる。よくもまぁ、そんなことが平気で言えるものだ。
「それでさ、結局今日は何をしにきたの?」
俯いたままこちらを向かない碓氷さんに、強引に話題を切り替えて訊ねた。
「え?遊園地の件を話に……」
「それだけ?何かしたいこととかないの?」
「うーん……一緒に過ごせるだけで満足かも」
「欲がなさすぎでしょ」
溜息を吐けば、碓氷さんは困ったように苦笑した。相変わらず何も考えずに僕の所に来たんだなともう一度呆れて溜息を零す。
「ねぇ、名無しくん。聞きたいことがあるんだけど」
「なに?」
「あのさ、どうして私の時間を買うだなんて言ったの?やっと面倒な私から解放されるはずだったのに」
「あ、面倒な女だって自覚はあるんだね」
「えぇ!?」
「冗談だよ。さぁね、ただの気まぐれかな」
一か月前の教室での会話が甦る。君の残りの時間を頂戴だなんて、我ながらかっこつけた台詞だ。思い返すだけで、小恥ずかしい気持ちになる。
「もうかれこれ一か月になるけど、まだ恋人関係を続けてくれる?」
「別に君が望むならそれでもいいよ。今のところ面倒な依頼は引き受けてないし、時間もあるからね」
申し訳なさそうに言い出すものだから、彼女を突き放すことなんて出来なかった。恋人らしいことも何一つできやしないけど、碓氷さんが僕を必要としてくれているなら何故か気分がいい。誰かに必要とされる感覚だけは、どれだけ味わっても足りない。もっと、必要とされる甘い感覚を味わっていたいというのが、心の奥底に沈めた本音だ。
「……やっぱり、名無しくんはいい人だね」と碓氷さんはにこりと微笑んだ。
「それは君が変わってるから言えることだよ」
「そうかなぁ……。ねぇ名無しくん、一つ頼みたいことがあるんだけど」
両手を擦り合わせてどこか緊張した面持ちで彼女は切り出してきた。とりあえず内容だけ聞いてみようと訊ねてみれば、何度か視線を彷徨わせてから碓氷さんは言った。
「その……下の名前で呼んでほしいなって」
思わず目を丸くした。やっと恋人らしいことを頼まれたような気がする。でも、僕が過剰に反応したのはそれだけが理由じゃない。
……名前、か。僕には叶いようもないことだ。その頼みが出来る碓氷さんが、心底羨ましかった。
「んー、僕だけが下の名前ってのも不公平じゃない?」
だから、こんな意地悪な返事しかできない。そう告げてみれば、碓氷さんは後ろめたい様子で少し俯いた。きっと、僕の言葉の意味を理解してしまったのだろう。
「そんな顔しないでよ。いつかちゃんと名前で呼ぶからさ。僕にだって時間は必要だからね」
「……そうだよね。ごめんね、いきなりこんなこと言って」
「いや、別に。根本の依頼内容に一番近い頼みで良かったんじゃない?」
暗い色が混じった笑顔の彼女に、紅茶を飲みながらそう返す。それでもどこか曇った顔をする彼女に、「冷めちゃうから飲みなよ」と優しく微笑んだ。
「それよりさ、今日何するか考えようよ。このままじゃ退屈じゃない?」
「こうやって話してるだけでも満足だけど、一日中ってのも大変か……うーん……」
ティーカップを両手で持ったまま、碓氷さんは眉間に皺を寄せた。今までこうして誰かの家に遊びに行くような経験がない彼女のことだ、きっと何のアイデアも浮かんでこないだろう。
「そうだな……映画とかはどう?そんなに面白いものはないかもしれないけど」
「映画?私あまり見たことないかも……」
「じゃあ決まり。適当に選ぶからのんびり見ようよ」
彼女が頷くのを見て、僕はDVDが仕舞ってある箱を取り出した。大して面白いものは無いが、中高生が見に行きそうな恋愛映画くらいは置いてある。ここにあるのは、少し前に受けた依頼でお礼にと貰った映画のDVDだ。タイトルくらいは聞いたことがあるが、中身までは知らないものばかり。その中でも、僕は以前に何気なく一人で見た映画のDVDを取り出した。
「なんか緊張する……」
テレビをつけてデッキにDVDを入れれば、碓氷さんが小さな声で言った。
「映画くらいで緊張してどうすんの」
テレビが見えるように碓氷さんの隣に座れば、彼女は硬い表情で画面を見た。まだ本編が始まっていないというのに、真剣にテレビ画面を見つめている彼女の目には、既に新鮮な色が宿っていた。
少しすると、映画が始まった。
ヒロインである高校生の少女が病院で目を覚ますところから物語は始まる。
確かこれは、段々と記憶が失われていく少女と、彼女をずっと支えるクラスメイトの男子生徒とのラブストーリーだったはずだ。偶然病院で出会ってその病を知ってしまった男子生徒が、秘密を知ってしまったことに後ろめたさを感じて少女に付き添う展開だ。高校三年生の忙しい日々の中、二人で思い出を紡いでいく様子が、微笑ましくも切ない。
「……なんだか、悲しいお話だね」
少女が泣きながらいずれ全ての記憶が失われることを少年に打ち明けるシーンで、碓氷さんがぽつりと呟いた。
「……でも、傍にずっと居てくれる人がいるって、幸せだね」
画面の中の少年少女を見つめる碓氷さんの目は、切なげな色を帯びていた。
こんな上手い展開が現実にはあるわけない。
僕は、冷めた目で映画を見ていた。
現実はそう上手くいかないし、記憶が失われること――つまり終わりが約束された恋なんてただ苦しいだけだ。まるで、水中で生きているみたいに。
だけど、彼らが今の僕らの関係にそっくりで、とても他人とは思えなかった。僕らの関係も、終わりが約束されている。もちろん、人間誰しも終わりが約束されているが、僕らにとって終わりはすぐ間近にあるものなのだ。
「……碓氷さん?」
映画もクライマックスへと向かい始めた時、肩に小さな衝撃が走り、僕は隣の彼女を見た。僕の肩に頭を預けて、彼女は眠りこけている。普段長いことテレビを見る時間がないのだろう。慣れていないから仕方ない。
「碓氷さん、寝るならベッドにしないと風邪ひくよ」
「んー……」
軽く彼女の肩を揺すってみるが、碓氷さんは小さく唸るだけで目を覚ます様子はない。閉じた瞼は、小さく震えても開く様子はなかった。
……さて、どうしたものか。このまま僕の部屋に留まらせるわけにもいかないし。
ふと、碓氷さんの横に落ちているスマホが目に入った。碓氷さんをベッドに寝かせてから、スマホを手に取った。女子高生のスマホを勝手に覗くのはさすがに気が引けたが、彼女をこのままにしておくわけにもいかない。
……少女漫画みたいな展開にはならないよと言ったのは、どこのどいつだったか。
僕は自分の下に居る彼女を見てそう思う。きっと碓氷さんは、何一つ状況を理解できていないだろう。こんなシチュエーションすらも、想像したことがなさそうだ。
「……なんてね。君にはまだこういうの――」
早かったよね。
僕は彼女の上から退き、そう続けようとした。
「……そんな顔しないでくれる?反応に困るんだけど」
未だ押し倒された格好のまま、碓氷さんは顔を林檎のように真っ赤にして固まっていた。薄らとした形の良い唇は、微かに震えている。僕をじっと見つめる瞳は、微かに潤んでいた。
さっきまで何も分かっていないような表情をしていたのに、今更そんな反応をするなんて。
……正直、僕も困る。
そんな彼女の顔を見ないように、僕は床に座った。ようやく碓氷さんも起き上がり、決まりが悪そうにゆっくりと座った。
「……名無しくんになら、別にいいかなぁって」
羞恥の色を浮かべた頬で、碓氷さんはぽつりとそう言った。
「……本当に危機感ないんだね」
呆れたというか、心配というか。平気で異性にそんなことを言ってしまう碓氷さんが、今まで変な男に絡まれなかったのが奇跡のように感じる。よくもまぁ、そんなことが平気で言えるものだ。
「それでさ、結局今日は何をしにきたの?」
俯いたままこちらを向かない碓氷さんに、強引に話題を切り替えて訊ねた。
「え?遊園地の件を話に……」
「それだけ?何かしたいこととかないの?」
「うーん……一緒に過ごせるだけで満足かも」
「欲がなさすぎでしょ」
溜息を吐けば、碓氷さんは困ったように苦笑した。相変わらず何も考えずに僕の所に来たんだなともう一度呆れて溜息を零す。
「ねぇ、名無しくん。聞きたいことがあるんだけど」
「なに?」
「あのさ、どうして私の時間を買うだなんて言ったの?やっと面倒な私から解放されるはずだったのに」
「あ、面倒な女だって自覚はあるんだね」
「えぇ!?」
「冗談だよ。さぁね、ただの気まぐれかな」
一か月前の教室での会話が甦る。君の残りの時間を頂戴だなんて、我ながらかっこつけた台詞だ。思い返すだけで、小恥ずかしい気持ちになる。
「もうかれこれ一か月になるけど、まだ恋人関係を続けてくれる?」
「別に君が望むならそれでもいいよ。今のところ面倒な依頼は引き受けてないし、時間もあるからね」
申し訳なさそうに言い出すものだから、彼女を突き放すことなんて出来なかった。恋人らしいことも何一つできやしないけど、碓氷さんが僕を必要としてくれているなら何故か気分がいい。誰かに必要とされる感覚だけは、どれだけ味わっても足りない。もっと、必要とされる甘い感覚を味わっていたいというのが、心の奥底に沈めた本音だ。
「……やっぱり、名無しくんはいい人だね」と碓氷さんはにこりと微笑んだ。
「それは君が変わってるから言えることだよ」
「そうかなぁ……。ねぇ名無しくん、一つ頼みたいことがあるんだけど」
両手を擦り合わせてどこか緊張した面持ちで彼女は切り出してきた。とりあえず内容だけ聞いてみようと訊ねてみれば、何度か視線を彷徨わせてから碓氷さんは言った。
「その……下の名前で呼んでほしいなって」
思わず目を丸くした。やっと恋人らしいことを頼まれたような気がする。でも、僕が過剰に反応したのはそれだけが理由じゃない。
……名前、か。僕には叶いようもないことだ。その頼みが出来る碓氷さんが、心底羨ましかった。
「んー、僕だけが下の名前ってのも不公平じゃない?」
だから、こんな意地悪な返事しかできない。そう告げてみれば、碓氷さんは後ろめたい様子で少し俯いた。きっと、僕の言葉の意味を理解してしまったのだろう。
「そんな顔しないでよ。いつかちゃんと名前で呼ぶからさ。僕にだって時間は必要だからね」
「……そうだよね。ごめんね、いきなりこんなこと言って」
「いや、別に。根本の依頼内容に一番近い頼みで良かったんじゃない?」
暗い色が混じった笑顔の彼女に、紅茶を飲みながらそう返す。それでもどこか曇った顔をする彼女に、「冷めちゃうから飲みなよ」と優しく微笑んだ。
「それよりさ、今日何するか考えようよ。このままじゃ退屈じゃない?」
「こうやって話してるだけでも満足だけど、一日中ってのも大変か……うーん……」
ティーカップを両手で持ったまま、碓氷さんは眉間に皺を寄せた。今までこうして誰かの家に遊びに行くような経験がない彼女のことだ、きっと何のアイデアも浮かんでこないだろう。
「そうだな……映画とかはどう?そんなに面白いものはないかもしれないけど」
「映画?私あまり見たことないかも……」
「じゃあ決まり。適当に選ぶからのんびり見ようよ」
彼女が頷くのを見て、僕はDVDが仕舞ってある箱を取り出した。大して面白いものは無いが、中高生が見に行きそうな恋愛映画くらいは置いてある。ここにあるのは、少し前に受けた依頼でお礼にと貰った映画のDVDだ。タイトルくらいは聞いたことがあるが、中身までは知らないものばかり。その中でも、僕は以前に何気なく一人で見た映画のDVDを取り出した。
「なんか緊張する……」
テレビをつけてデッキにDVDを入れれば、碓氷さんが小さな声で言った。
「映画くらいで緊張してどうすんの」
テレビが見えるように碓氷さんの隣に座れば、彼女は硬い表情で画面を見た。まだ本編が始まっていないというのに、真剣にテレビ画面を見つめている彼女の目には、既に新鮮な色が宿っていた。
少しすると、映画が始まった。
ヒロインである高校生の少女が病院で目を覚ますところから物語は始まる。
確かこれは、段々と記憶が失われていく少女と、彼女をずっと支えるクラスメイトの男子生徒とのラブストーリーだったはずだ。偶然病院で出会ってその病を知ってしまった男子生徒が、秘密を知ってしまったことに後ろめたさを感じて少女に付き添う展開だ。高校三年生の忙しい日々の中、二人で思い出を紡いでいく様子が、微笑ましくも切ない。
「……なんだか、悲しいお話だね」
少女が泣きながらいずれ全ての記憶が失われることを少年に打ち明けるシーンで、碓氷さんがぽつりと呟いた。
「……でも、傍にずっと居てくれる人がいるって、幸せだね」
画面の中の少年少女を見つめる碓氷さんの目は、切なげな色を帯びていた。
こんな上手い展開が現実にはあるわけない。
僕は、冷めた目で映画を見ていた。
現実はそう上手くいかないし、記憶が失われること――つまり終わりが約束された恋なんてただ苦しいだけだ。まるで、水中で生きているみたいに。
だけど、彼らが今の僕らの関係にそっくりで、とても他人とは思えなかった。僕らの関係も、終わりが約束されている。もちろん、人間誰しも終わりが約束されているが、僕らにとって終わりはすぐ間近にあるものなのだ。
「……碓氷さん?」
映画もクライマックスへと向かい始めた時、肩に小さな衝撃が走り、僕は隣の彼女を見た。僕の肩に頭を預けて、彼女は眠りこけている。普段長いことテレビを見る時間がないのだろう。慣れていないから仕方ない。
「碓氷さん、寝るならベッドにしないと風邪ひくよ」
「んー……」
軽く彼女の肩を揺すってみるが、碓氷さんは小さく唸るだけで目を覚ます様子はない。閉じた瞼は、小さく震えても開く様子はなかった。
……さて、どうしたものか。このまま僕の部屋に留まらせるわけにもいかないし。
ふと、碓氷さんの横に落ちているスマホが目に入った。碓氷さんをベッドに寝かせてから、スマホを手に取った。女子高生のスマホを勝手に覗くのはさすがに気が引けたが、彼女をこのままにしておくわけにもいかない。
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