78 / 78
檸檬色に染まる泉(最終話)
しおりを挟む
「公園に寄って帰らない?」
めずらしく維澄さんからの積極的なお誘いがあったので私と維澄さんは今、アルバイト先から程近い公園に向かっていた。
今日でドラックストアのアルバイトは終わり。
維澄さんとの初めて出逢った想い出の場所。
いや、運命の場所だな。
「やめないでよ~店潰れちゃうよ~」
最後の最後まで涙目で引き留める店長には正直申し訳ない気持ちもある。
私だけが去るのはまあ百歩譲ってセーフだとしても、維澄さんまでとなるとこの弱小ストアー的には死活問題だ。
そして維澄さんまで辞める原因を作ったのは他でもない私。
私さえアルバイトを始めなければ未だに店長は、維澄さんという集客力抜群の美人スタッフを手放さなくても済んだのだと思うと少しだけ罪悪感を感じる。
でも……
私は維澄さんと出会ってしまった。
最初は最悪な出会いだったけどね。
偶然と言えば偶然なのかもしれない。
あの日、たまたま美香に付き合ってもっと遅く帰宅していたら店に寄ることはなかった。
あの日、たまたま維澄さんがシフトを入れていなかったら会うことはなかった。
もっとさかのぼれば、私が”あの雑誌”で維澄さんの写真を見つけていなければ、なにもかも起こらなかった。
維澄さんは同姓しか愛せない人だった。
そしてきっと今まで気付かなかったけど私もそうなんだと思う。
私の性格が維澄さんの好みと合致していた。
そうそう、外見もタイプだって言ってたっけ……フフフ。
だから私達は想い合うことが出来た。
これだけの出来事が重なってしまうと……
とても”偶然”の一言では片付けられない。
奇跡が起きたのだろうか?
確かに確率論的に言えば奇跡だ。
おそらくは0.00……1%とか、そういった確率に違いない。
それなのに私はどうしても”奇跡”という感じがしない。
むしろ”必然だった”と思うほうがよほどしっくりくる。
…… …… ……
公園の入り口前にある橋の上に差し掛かったところで、維澄さんは急に足を止めた。
維澄さんは西の空に視線を向けていた。
視線の先には、まだ雪化粧を残した岩手山を見ることができた。
この橋から見える岩手山は北上川と合わせたロケーションが抜群の人気絶景ポイントだ。
「私ね……この景色が好きでよく見に来るんだ」
「へ~岩手山が好きとか?」
「うん、山もそうだけどここから観える夕日がキラキラ反射する川面がすごく好きなんだ」
「あら?ロマンチストだ」
「そうよ?私は美しいものが好きだからね」
「あ、そうだった。美しいと言えば私とかね?」
「バカ」
そう言って維澄さんは赤くなった。
フフフ……照れちゃって。
「でもね。この綺麗な景色を見ても、前は全然心が晴れることはなかったんだよ。ずっとこうしているとだんだん空は暗くなって、川面もどんよりした黒に変わってしまう。その川面を見ては、まるで私の心の色みたいって思ってた」
「あ~、また!暗いよ!暗い!」
最近ではめっきり明るい顔が増えた維澄さんだが、それでも100%という訳にはいかない。こうして過去を思い出して時に暗い顔もする。
でも表情は出会ったころとはまるで別人とも思える程に明るくなった。
それと左手首の傷もあまり隠さなくなったし、少し表情に不安をのぞかせても左手首を無意識に撫でるような仕草もなくなった。
「心配しないで。もう全然大丈夫だから」
そう言いながら維澄さんは私の顔を凝視した。
”だって檸檬がいるから”きっと心の中でそう思っているに違いないーー私はそんな都合のいい想像をしてその視線に笑顔で応えた。
「ーー前から不思議だったんだけど、維澄さんってなんで”ここ”だったんですか?」
「え?”ここ”って盛岡のこと?」
「そうですよ。まさか岩手山が好きだからって訳じゃないんでしょ?」
「そうね。岩手山も好きだけど……たぶん檸檬がいたからじゃないかな?」
「はあ?何言ってんですか?私のこと知らなかったでしょ?」
「それはそうだけど……なんかそんな気がする」
そうか。
やっぱり維澄さんもそう感じているんだ。
維澄さんは各地を転々として、きっと盛岡に留まったことに大きな意味はなかったはずだ。
でも今にして思えば、その何気ない選択があったからこそ私と出会えた。
だから維澄さんも私と同じように考えているに違いない。
私達の出会いが偶然なはずがない。
奇跡ですらない。
そう、必然だったんだって。
「でもホントに綺麗ね、この景色」
「でしょ?私ね……檸檬に会ってからは不思議とこの景色を見ても心が暗くならなくなったんだよ?」
「え?どうして?」
「前は暗くなった川面ばかりに意識が向いてたんだけど……檸檬に会ってから目が行くのは綺麗な色ばかり。不思議よね?同じ風景見てるはずなのに」
「綺麗な色?」
「そう、ちょうどほら、今の色がそうだよ?」
さっきまでは夕焼けの暁色を反射させていた川面が少しだけ色を変えてキラキラと黄金色に輝いていた。
「夕焼けの暁色から徐々に空が暗くなると、一瞬だけこの色になるんだよ?この色がとても綺麗でこの色を見るとなんか檸檬を思い出すんだ」
そういう維澄さんの顔は、確かに晴れやかで未来を向いているように思えた。
私に会ってからこの景色を美しいと意識できるようになった……か。
維澄さんの心が未来に向いた瞬間に、いままで素通りしていたこの景色に意識を向けることができるようになった。
フフフ……気付いているのかなあ、維澄さん。
「キラキラと不思議な色よね。でも維澄さん?この景色の”色”って何色って言うか知ってる?」
「え?なんだろう?……黄金色?」
「違うでしょ?」
「え~?稲穂が輝く色?」
「何それ?まったくもう……」
「え?なによ……何色なのよ?」
「檸檬色でしょ?」
めずらしく維澄さんからの積極的なお誘いがあったので私と維澄さんは今、アルバイト先から程近い公園に向かっていた。
今日でドラックストアのアルバイトは終わり。
維澄さんとの初めて出逢った想い出の場所。
いや、運命の場所だな。
「やめないでよ~店潰れちゃうよ~」
最後の最後まで涙目で引き留める店長には正直申し訳ない気持ちもある。
私だけが去るのはまあ百歩譲ってセーフだとしても、維澄さんまでとなるとこの弱小ストアー的には死活問題だ。
そして維澄さんまで辞める原因を作ったのは他でもない私。
私さえアルバイトを始めなければ未だに店長は、維澄さんという集客力抜群の美人スタッフを手放さなくても済んだのだと思うと少しだけ罪悪感を感じる。
でも……
私は維澄さんと出会ってしまった。
最初は最悪な出会いだったけどね。
偶然と言えば偶然なのかもしれない。
あの日、たまたま美香に付き合ってもっと遅く帰宅していたら店に寄ることはなかった。
あの日、たまたま維澄さんがシフトを入れていなかったら会うことはなかった。
もっとさかのぼれば、私が”あの雑誌”で維澄さんの写真を見つけていなければ、なにもかも起こらなかった。
維澄さんは同姓しか愛せない人だった。
そしてきっと今まで気付かなかったけど私もそうなんだと思う。
私の性格が維澄さんの好みと合致していた。
そうそう、外見もタイプだって言ってたっけ……フフフ。
だから私達は想い合うことが出来た。
これだけの出来事が重なってしまうと……
とても”偶然”の一言では片付けられない。
奇跡が起きたのだろうか?
確かに確率論的に言えば奇跡だ。
おそらくは0.00……1%とか、そういった確率に違いない。
それなのに私はどうしても”奇跡”という感じがしない。
むしろ”必然だった”と思うほうがよほどしっくりくる。
…… …… ……
公園の入り口前にある橋の上に差し掛かったところで、維澄さんは急に足を止めた。
維澄さんは西の空に視線を向けていた。
視線の先には、まだ雪化粧を残した岩手山を見ることができた。
この橋から見える岩手山は北上川と合わせたロケーションが抜群の人気絶景ポイントだ。
「私ね……この景色が好きでよく見に来るんだ」
「へ~岩手山が好きとか?」
「うん、山もそうだけどここから観える夕日がキラキラ反射する川面がすごく好きなんだ」
「あら?ロマンチストだ」
「そうよ?私は美しいものが好きだからね」
「あ、そうだった。美しいと言えば私とかね?」
「バカ」
そう言って維澄さんは赤くなった。
フフフ……照れちゃって。
「でもね。この綺麗な景色を見ても、前は全然心が晴れることはなかったんだよ。ずっとこうしているとだんだん空は暗くなって、川面もどんよりした黒に変わってしまう。その川面を見ては、まるで私の心の色みたいって思ってた」
「あ~、また!暗いよ!暗い!」
最近ではめっきり明るい顔が増えた維澄さんだが、それでも100%という訳にはいかない。こうして過去を思い出して時に暗い顔もする。
でも表情は出会ったころとはまるで別人とも思える程に明るくなった。
それと左手首の傷もあまり隠さなくなったし、少し表情に不安をのぞかせても左手首を無意識に撫でるような仕草もなくなった。
「心配しないで。もう全然大丈夫だから」
そう言いながら維澄さんは私の顔を凝視した。
”だって檸檬がいるから”きっと心の中でそう思っているに違いないーー私はそんな都合のいい想像をしてその視線に笑顔で応えた。
「ーー前から不思議だったんだけど、維澄さんってなんで”ここ”だったんですか?」
「え?”ここ”って盛岡のこと?」
「そうですよ。まさか岩手山が好きだからって訳じゃないんでしょ?」
「そうね。岩手山も好きだけど……たぶん檸檬がいたからじゃないかな?」
「はあ?何言ってんですか?私のこと知らなかったでしょ?」
「それはそうだけど……なんかそんな気がする」
そうか。
やっぱり維澄さんもそう感じているんだ。
維澄さんは各地を転々として、きっと盛岡に留まったことに大きな意味はなかったはずだ。
でも今にして思えば、その何気ない選択があったからこそ私と出会えた。
だから維澄さんも私と同じように考えているに違いない。
私達の出会いが偶然なはずがない。
奇跡ですらない。
そう、必然だったんだって。
「でもホントに綺麗ね、この景色」
「でしょ?私ね……檸檬に会ってからは不思議とこの景色を見ても心が暗くならなくなったんだよ?」
「え?どうして?」
「前は暗くなった川面ばかりに意識が向いてたんだけど……檸檬に会ってから目が行くのは綺麗な色ばかり。不思議よね?同じ風景見てるはずなのに」
「綺麗な色?」
「そう、ちょうどほら、今の色がそうだよ?」
さっきまでは夕焼けの暁色を反射させていた川面が少しだけ色を変えてキラキラと黄金色に輝いていた。
「夕焼けの暁色から徐々に空が暗くなると、一瞬だけこの色になるんだよ?この色がとても綺麗でこの色を見るとなんか檸檬を思い出すんだ」
そういう維澄さんの顔は、確かに晴れやかで未来を向いているように思えた。
私に会ってからこの景色を美しいと意識できるようになった……か。
維澄さんの心が未来に向いた瞬間に、いままで素通りしていたこの景色に意識を向けることができるようになった。
フフフ……気付いているのかなあ、維澄さん。
「キラキラと不思議な色よね。でも維澄さん?この景色の”色”って何色って言うか知ってる?」
「え?なんだろう?……黄金色?」
「違うでしょ?」
「え~?稲穂が輝く色?」
「何それ?まったくもう……」
「え?なによ……何色なのよ?」
「檸檬色でしょ?」
0
お気に入りに追加
91
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(7件)
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
軍艦少女は死に至る夢を見る~戦時下の大日本帝国から始まる艦船擬人化物語~
takahiro
キャラ文芸
『船魄』(せんぱく)とは、軍艦を自らの意のままに操る少女達である。船魄によって操られる艦艇、艦載機の能力は人間のそれを圧倒し、彼女達の前に人間は殲滅されるだけの存在なのだ。1944年10月に覚醒した最初の船魄、翔鶴型空母二番艦『瑞鶴』は、日本本土進攻を企てるアメリカ海軍と激闘を繰り広げ、ついに勝利を掴んだ。
しかし戦後、瑞鶴は帝国海軍を脱走し行方をくらませた。1955年、アメリカのキューバ侵攻に端を発する日米の軍事衝突の最中、瑞鶴は再び姿を現わし、帝国海軍と交戦状態に入った。瑞鶴の目的はともかくとして、船魄達を解放する戦いが始まったのである。瑞鶴が解放した重巡『妙高』『高雄』、いつの間にかいる空母『グラーフ・ツェッペリン』は『月虹』を名乗って、国家に属さない軍事力として活動を始める。だが、瑞鶴は大義やら何やらには興味がないので、利用できるものは何でも利用する。カリブ海の覇権を狙う日本・ドイツ・ソ連・アメリカの間をのらりくらりと行き交いながら、月虹は生存の道を探っていく。
登場する艦艇はなんと57隻!(2024/12/18時点)(人間のキャラは他に多数)(まだまだ増える)。人類に反旗を翻した軍艦達による、異色の艦船擬人化物語が、ここに始まる。
――――――――――
●本作のメインテーマは、あくまで(途中まで)史実の地球を舞台とし、そこに船魄(せんぱく)という異物を投入したらどうなるのか、です。いわゆる艦船擬人化ものですが、特に軍艦や歴史の知識がなくとも楽しめるようにしてあります。もちろん知識があった方が楽しめることは違いないですが。
●なお軍人がたくさん出て来ますが、船魄同士の関係に踏み込むことはありません。つまり船魄達の人間関係としては百合しかありませんので、ご安心もしくはご承知おきを。かなりGLなので、もちろんがっつり性描写はないですが、苦手な方はダメかもしれません。
●全ての船魄に挿絵ありですが、AI加筆なので雰囲気程度にお楽しみください。
●少女たちの愛憎と謀略が絡まり合う、新感覚、リアル志向の艦船擬人化小説を是非お楽しみください。またお気に入りや感想などよろしくお願いします。
毎日一話投稿します。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった
白藍まこと
恋愛
主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。
クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。
明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。
しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。
そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。
三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。
※他サイトでも掲載中です。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
さくらと遥香
youmery
恋愛
国民的な人気を誇る女性アイドルグループの4期生として活動する、さくらと遥香(=かっきー)。
さくら視点で描かれる、かっきーとの百合恋愛ストーリーです。
◆あらすじ
さくらと遥香は、同じアイドルグループで活動する同期の2人。
さくらは"さくちゃん"、
遥香は名字にちなんで"かっきー"の愛称でメンバーやファンから愛されている。
同期の中で、加入当時から選抜メンバーに選ばれ続けているのはさくらと遥香だけ。
ときに"4期生のダブルエース"とも呼ばれる2人は、お互いに支え合いながら数々の試練を乗り越えてきた。
同期、仲間、戦友、コンビ。
2人の関係を表すにはどんな言葉がふさわしいか。それは2人にしか分からない。
そんな2人の関係に大きな変化が訪れたのは2022年2月、46時間の生配信番組の最中。
イラストを描くのが得意な遥香は、生配信中にメンバー全員の似顔絵を描き上げる企画に挑戦していた。
配信スタジオの一角を使って、休む間も惜しんで似顔絵を描き続ける遥香。
さくらは、眠そうな顔で頑張る遥香の姿を心配そうに見つめていた。
2日目の配信が終わった夜、さくらが遥香の様子を見に行くと誰もいないスタジオで2人きりに。
遥香の力になりたいさくらは、
「私に出来ることがあればなんでも言ってほしい」
と申し出る。
そこで、遥香から目をつむるように言われて待っていると、さくらは唇に柔らかい感触を感じて…
◆章構成と主な展開
・46時間TV編[完結]
(初キス、告白、両想い)
・付き合い始めた2人編[完結]
(交際スタート、グループ内での距離感の変化)
・かっきー1st写真集編[完結]
(少し大人なキス、肌と肌の触れ合い)
・お泊まり温泉旅行編[完結]
(お風呂、もう少し大人な関係へ)
・かっきー2回目のセンター編[完結]
(かっきーの誕生日お祝い)
・飛鳥さん卒コン編[完結]
(大好きな先輩に2人の関係を伝える)
・さくら1st写真集編[完結]
(お風呂で♡♡)
・Wセンター編[不定期更新中]
※女の子同士のキスやハグといった百合要素があります。抵抗のない方だけお楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
いい作品です、最後のシーンはめっちゃ良かった!感動しまた(´;ω;`)
一気に読んでしまいました!
この美しい純愛に触れる事が出来て幸せな気分です(*´ω`*)
特に好きなのは「嫉妬と狂気」〜「それだけで」の美香のシーンです。切なさも有りながらそれでいて強い友情が心に刺さりました。
段々と明かされる維澄の気持ちも面白かったです( /^ω^)/♪♪
GLは新井素子や氷室冴子がそれっぽいのを書いてたりする頃からけっこう好きなジャンルです。
完成度の高い良い作品だと思います。
ご感想頂き有り難うございます!今後ともよろしくお願い致します🙇♂️