2 / 78
ピエタのような人
しおりを挟む
ドラッグストアーでの”暴挙”と、未だに現実感のない”彼女との出会い”によるざわついた心は……
岩手の涼しい夕方の空気にさらされることでようやく冷静さを取り戻していた。
冷静さを取り戻すと……
辺りはすっかりと薄暗く、しかも人通りの少ない田舎道に少しばかり緊張する。
私は帰りが遅い時に、”いつもそうするように”弟の「翔」にスマホで連絡を入れた。
「あ、翔?……私」
「なに?」
「分かってるでしょ?今、帰りなんだけど?」
「またかよ?帰り遅くなるならバス使えよ?」
「しょうがないでしょ?自転車あるんだから」
「……ったく、今どこだよ?」
「橋の横のコンビニ。悪いね」
「悪いと思うんならはやく彼氏とかつくって送って貰えよ?」
「ふん!なによ!そんな簡単に言わないで?」
私は帰りが遅くなると、暗くなるのが早い秋から冬にかけては通学途中にあるコンビニまで弟に迎えに来てもらうのが日課になっていた。
随分と我儘な姉だと思う。
弟の翔にしても、文句を言いつつ毎回迎えに来てくれるのには少し理由があった。
帰り道、何度か私は男子生徒に待ち伏せされたことがある。
別に乱暴目的ではなく、”ただの告白”だったんだけど。
こんな男子からの告白に私はかなり困っている。告白なんて学校ですればと思うのだが、私の場合は”理由があって”校外でされることが多い。
特に学校帰り、暗くなって待ち伏せされるのはさすがに怖い。
だからその事実を知っている弟は、口では文句を言うものの心配していつも迎えに来てくれる。
私はいつも通りにコンビニで雑誌をパラパラとめくりながら翔が来るのを待っていた。
もう家はすぐそこなんだけど、国道から入る路地が雑木林に沿っており女性一人で歩ける道ではない。
ほどなくして翔がコンビニの駐車場に走ってくる姿が目に入った。
私はホットの缶コーヒーを2本手に取り、レジを済ませて外に出た。
「悪いね。いつも」
そう言いながら私は持っていた缶コーヒーを弟の翔に渡した。
「え?ブラックじゃないの?」
「貰って文句言わない」
「なんだよ、迎えに来てるんだぞ?缶コーヒー一本なんて安すぎだよ」
こんなくだりもいつもの風景だ。
翔は私と一つ違いの高校一年。彼は部活に入っていないから夕方は家にいることが多い。それは小学生から続けている空手道場に通うことを優先してるからで、私が帰ると入れ違いに空手の道場に向かう。
そういった意味で言うと、翔はボディーガードとしては非常に心強い。
…… …… ……
「あれ?檸檬、なんかいいことあった?」
「相変わらず目聡いねあんたは?」
「そんだけニヤけてれば誰でも気付くと思うけど?」
そ、そんなニヤけてたの?わたし。
「あ!ようやく好きな男できたとか?」
「ああ~残念ながらそれはちょっと違うかな」
「なんだそうなのか」
翔は少しガッカリした様子を見せた。
彼はちょっとだけ私に憧れていた所謂”シスコン”の時期があったように思う。
でも、今ではちょっと寂しいのだが、すっかり”姉離れ”して、おまけに好きな娘もいる。
…… …… ……
うちは父親が単身赴任だから男手は彼一人。
だから娘を心配する父親の役目まで弟の翔がやる羽目になっている。
そろそろ翔を私から解放してあげたい。
彼にしてみたら姉の私より好きな娘に気持ちを割きたいだろうにホント申し訳ないとも思っている。
確かに翔の言う通り、彼氏でもできれば一番いいのだけれど……。
…… …… ……
私は、家に着くなり二階にある自分の部屋に駆け込んだ。
机の上には一枚のフォトスタンドが置いてあり、そこには一枚の女性芸能人の写真が入っている。
その写真は、机に座る度に毎日自然と眼が行く”一番目立つ場所”に置いてある。
だから私は、毎日、毎日、無意識に、そしてかなり意識的にもその写真の女性に視線を向けた。
私は特定の芸能人を熱狂的に追いかけるようなキャラでは全くないと自覚している。
メディアに登場するアイドル、女優、モデル……
これといって、興味が湧くことはない。
私はもともと人に関心がないという性格のようだ。だからやわざわざ見も知らぬ芸能人に興味を持つなんてあり得ないはずだった。
そかし、そんな私が一枚の女性芸能人の写真を毎日、毎日、一番目に入る場所に置いて、気付けばその女性の顔を凝視してしまっているのはなぜなのか?
ある雑誌に掲載されていた一枚の写真。
その写真に映り込んでいる女性を見たとき。
……言葉を失った。
”こんな美しい人がこの世にいるのか?”
その均整の取れた顔立ち、スタイルはとても”生身の人間”には思えなかった。
天才的な芸術家が創った彫刻であれば納得ができたのかもしれない。
そう、その女性は前にネットで見かけたミケランジェロの”ピエタ像”のようだった。
この写真の女性は誰なのか?
当然、私はそれを最大の興味をもって知ろうとした。
でも……
なぜか……
なぜか……分らないのだ。
あれだけ美しい……美しすぎる女性なのに。
私は、いくら調べても、ついにその女性の名前にすらに辿り着くことは出来なかった。
このネット社会でここまで情報を拾えないなんておかしすぎる。
しかもその雑誌の”その号だけ”がバックナンバーでも入手できなくなっていたことも後から知った。
もしかして”隠されている?”
そんな突飛な想像すらしてしまった。
”謎の美女”
陳腐な表現だがそうとしか言いようがない。
実在するのか?もしかしてCGで修正され尽くした完璧美人で実在はしていないのか?
私はついにそんな妄想めいたことまで真剣に信じてしまっている有様だった。
私は唯一の情報源である雑誌のページをスキャナで取り込んだ。
そして自宅のプリンターでは画質が悪いので写真屋でプリントまでしてもらった。
その写真が机のフォトスタンドに入れた写真という訳だ。
ーーどう頑張っても情報を得ることができなかった謎の美女。
その女性が……
なんで、こんな田舎のドラッグストアーのレジをしているの?
岩手の涼しい夕方の空気にさらされることでようやく冷静さを取り戻していた。
冷静さを取り戻すと……
辺りはすっかりと薄暗く、しかも人通りの少ない田舎道に少しばかり緊張する。
私は帰りが遅い時に、”いつもそうするように”弟の「翔」にスマホで連絡を入れた。
「あ、翔?……私」
「なに?」
「分かってるでしょ?今、帰りなんだけど?」
「またかよ?帰り遅くなるならバス使えよ?」
「しょうがないでしょ?自転車あるんだから」
「……ったく、今どこだよ?」
「橋の横のコンビニ。悪いね」
「悪いと思うんならはやく彼氏とかつくって送って貰えよ?」
「ふん!なによ!そんな簡単に言わないで?」
私は帰りが遅くなると、暗くなるのが早い秋から冬にかけては通学途中にあるコンビニまで弟に迎えに来てもらうのが日課になっていた。
随分と我儘な姉だと思う。
弟の翔にしても、文句を言いつつ毎回迎えに来てくれるのには少し理由があった。
帰り道、何度か私は男子生徒に待ち伏せされたことがある。
別に乱暴目的ではなく、”ただの告白”だったんだけど。
こんな男子からの告白に私はかなり困っている。告白なんて学校ですればと思うのだが、私の場合は”理由があって”校外でされることが多い。
特に学校帰り、暗くなって待ち伏せされるのはさすがに怖い。
だからその事実を知っている弟は、口では文句を言うものの心配していつも迎えに来てくれる。
私はいつも通りにコンビニで雑誌をパラパラとめくりながら翔が来るのを待っていた。
もう家はすぐそこなんだけど、国道から入る路地が雑木林に沿っており女性一人で歩ける道ではない。
ほどなくして翔がコンビニの駐車場に走ってくる姿が目に入った。
私はホットの缶コーヒーを2本手に取り、レジを済ませて外に出た。
「悪いね。いつも」
そう言いながら私は持っていた缶コーヒーを弟の翔に渡した。
「え?ブラックじゃないの?」
「貰って文句言わない」
「なんだよ、迎えに来てるんだぞ?缶コーヒー一本なんて安すぎだよ」
こんなくだりもいつもの風景だ。
翔は私と一つ違いの高校一年。彼は部活に入っていないから夕方は家にいることが多い。それは小学生から続けている空手道場に通うことを優先してるからで、私が帰ると入れ違いに空手の道場に向かう。
そういった意味で言うと、翔はボディーガードとしては非常に心強い。
…… …… ……
「あれ?檸檬、なんかいいことあった?」
「相変わらず目聡いねあんたは?」
「そんだけニヤけてれば誰でも気付くと思うけど?」
そ、そんなニヤけてたの?わたし。
「あ!ようやく好きな男できたとか?」
「ああ~残念ながらそれはちょっと違うかな」
「なんだそうなのか」
翔は少しガッカリした様子を見せた。
彼はちょっとだけ私に憧れていた所謂”シスコン”の時期があったように思う。
でも、今ではちょっと寂しいのだが、すっかり”姉離れ”して、おまけに好きな娘もいる。
…… …… ……
うちは父親が単身赴任だから男手は彼一人。
だから娘を心配する父親の役目まで弟の翔がやる羽目になっている。
そろそろ翔を私から解放してあげたい。
彼にしてみたら姉の私より好きな娘に気持ちを割きたいだろうにホント申し訳ないとも思っている。
確かに翔の言う通り、彼氏でもできれば一番いいのだけれど……。
…… …… ……
私は、家に着くなり二階にある自分の部屋に駆け込んだ。
机の上には一枚のフォトスタンドが置いてあり、そこには一枚の女性芸能人の写真が入っている。
その写真は、机に座る度に毎日自然と眼が行く”一番目立つ場所”に置いてある。
だから私は、毎日、毎日、無意識に、そしてかなり意識的にもその写真の女性に視線を向けた。
私は特定の芸能人を熱狂的に追いかけるようなキャラでは全くないと自覚している。
メディアに登場するアイドル、女優、モデル……
これといって、興味が湧くことはない。
私はもともと人に関心がないという性格のようだ。だからやわざわざ見も知らぬ芸能人に興味を持つなんてあり得ないはずだった。
そかし、そんな私が一枚の女性芸能人の写真を毎日、毎日、一番目に入る場所に置いて、気付けばその女性の顔を凝視してしまっているのはなぜなのか?
ある雑誌に掲載されていた一枚の写真。
その写真に映り込んでいる女性を見たとき。
……言葉を失った。
”こんな美しい人がこの世にいるのか?”
その均整の取れた顔立ち、スタイルはとても”生身の人間”には思えなかった。
天才的な芸術家が創った彫刻であれば納得ができたのかもしれない。
そう、その女性は前にネットで見かけたミケランジェロの”ピエタ像”のようだった。
この写真の女性は誰なのか?
当然、私はそれを最大の興味をもって知ろうとした。
でも……
なぜか……
なぜか……分らないのだ。
あれだけ美しい……美しすぎる女性なのに。
私は、いくら調べても、ついにその女性の名前にすらに辿り着くことは出来なかった。
このネット社会でここまで情報を拾えないなんておかしすぎる。
しかもその雑誌の”その号だけ”がバックナンバーでも入手できなくなっていたことも後から知った。
もしかして”隠されている?”
そんな突飛な想像すらしてしまった。
”謎の美女”
陳腐な表現だがそうとしか言いようがない。
実在するのか?もしかしてCGで修正され尽くした完璧美人で実在はしていないのか?
私はついにそんな妄想めいたことまで真剣に信じてしまっている有様だった。
私は唯一の情報源である雑誌のページをスキャナで取り込んだ。
そして自宅のプリンターでは画質が悪いので写真屋でプリントまでしてもらった。
その写真が机のフォトスタンドに入れた写真という訳だ。
ーーどう頑張っても情報を得ることができなかった謎の美女。
その女性が……
なんで、こんな田舎のドラッグストアーのレジをしているの?
0
お気に入りに追加
91
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
軍艦少女は死に至る夢を見る~戦時下の大日本帝国から始まる艦船擬人化物語~
takahiro
キャラ文芸
『船魄』(せんぱく)とは、軍艦を自らの意のままに操る少女達である。船魄によって操られる艦艇、艦載機の能力は人間のそれを圧倒し、彼女達の前に人間は殲滅されるだけの存在なのだ。1944年10月に覚醒した最初の船魄、翔鶴型空母二番艦『瑞鶴』は、日本本土進攻を企てるアメリカ海軍と激闘を繰り広げ、ついに勝利を掴んだ。
しかし戦後、瑞鶴は帝国海軍を脱走し行方をくらませた。1955年、アメリカのキューバ侵攻に端を発する日米の軍事衝突の最中、瑞鶴は再び姿を現わし、帝国海軍と交戦状態に入った。瑞鶴の目的はともかくとして、船魄達を解放する戦いが始まったのである。瑞鶴が解放した重巡『妙高』『高雄』、いつの間にかいる空母『グラーフ・ツェッペリン』は『月虹』を名乗って、国家に属さない軍事力として活動を始める。だが、瑞鶴は大義やら何やらには興味がないので、利用できるものは何でも利用する。カリブ海の覇権を狙う日本・ドイツ・ソ連・アメリカの間をのらりくらりと行き交いながら、月虹は生存の道を探っていく。
登場する艦艇はなんと57隻!(2024/12/18時点)(人間のキャラは他に多数)(まだまだ増える)。人類に反旗を翻した軍艦達による、異色の艦船擬人化物語が、ここに始まる。
――――――――――
●本作のメインテーマは、あくまで(途中まで)史実の地球を舞台とし、そこに船魄(せんぱく)という異物を投入したらどうなるのか、です。いわゆる艦船擬人化ものですが、特に軍艦や歴史の知識がなくとも楽しめるようにしてあります。もちろん知識があった方が楽しめることは違いないですが。
●なお軍人がたくさん出て来ますが、船魄同士の関係に踏み込むことはありません。つまり船魄達の人間関係としては百合しかありませんので、ご安心もしくはご承知おきを。かなりGLなので、もちろんがっつり性描写はないですが、苦手な方はダメかもしれません。
●全ての船魄に挿絵ありですが、AI加筆なので雰囲気程度にお楽しみください。
●少女たちの愛憎と謀略が絡まり合う、新感覚、リアル志向の艦船擬人化小説を是非お楽しみください。またお気に入りや感想などよろしくお願いします。
毎日一話投稿します。
学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった
白藍まこと
恋愛
主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。
クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。
明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。
しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。
そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。
三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。
※他サイトでも掲載中です。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
さくらと遥香
youmery
恋愛
国民的な人気を誇る女性アイドルグループの4期生として活動する、さくらと遥香(=かっきー)。
さくら視点で描かれる、かっきーとの百合恋愛ストーリーです。
◆あらすじ
さくらと遥香は、同じアイドルグループで活動する同期の2人。
さくらは"さくちゃん"、
遥香は名字にちなんで"かっきー"の愛称でメンバーやファンから愛されている。
同期の中で、加入当時から選抜メンバーに選ばれ続けているのはさくらと遥香だけ。
ときに"4期生のダブルエース"とも呼ばれる2人は、お互いに支え合いながら数々の試練を乗り越えてきた。
同期、仲間、戦友、コンビ。
2人の関係を表すにはどんな言葉がふさわしいか。それは2人にしか分からない。
そんな2人の関係に大きな変化が訪れたのは2022年2月、46時間の生配信番組の最中。
イラストを描くのが得意な遥香は、生配信中にメンバー全員の似顔絵を描き上げる企画に挑戦していた。
配信スタジオの一角を使って、休む間も惜しんで似顔絵を描き続ける遥香。
さくらは、眠そうな顔で頑張る遥香の姿を心配そうに見つめていた。
2日目の配信が終わった夜、さくらが遥香の様子を見に行くと誰もいないスタジオで2人きりに。
遥香の力になりたいさくらは、
「私に出来ることがあればなんでも言ってほしい」
と申し出る。
そこで、遥香から目をつむるように言われて待っていると、さくらは唇に柔らかい感触を感じて…
◆章構成と主な展開
・46時間TV編[完結]
(初キス、告白、両想い)
・付き合い始めた2人編[完結]
(交際スタート、グループ内での距離感の変化)
・かっきー1st写真集編[完結]
(少し大人なキス、肌と肌の触れ合い)
・お泊まり温泉旅行編[完結]
(お風呂、もう少し大人な関係へ)
・かっきー2回目のセンター編[完結]
(かっきーの誕生日お祝い)
・飛鳥さん卒コン編[完結]
(大好きな先輩に2人の関係を伝える)
・さくら1st写真集編[完結]
(お風呂で♡♡)
・Wセンター編[不定期更新中]
※女の子同士のキスやハグといった百合要素があります。抵抗のない方だけお楽しみください。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる