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燃える恋、燃えない恋
しおりを挟む妻とケンカをした。
ケンカといっても私が一方的に怒っていただけだ。妻は何も喋らず、ただただ下を向いていた。
その日は一人ベッドで就寝した。
翌日、会社から帰ると妻は相変わらず下を向いている。私が声を掛けても無視だった。
もうこれ以上は限界だ。二人の関係はすでに破綻している。
私は仕舞っていた離婚届を妻に突き出す。これは二人で一緒に住む事になった初日に書いたものだ。まさかこの紙を出す時がくるとは……。
五年続いた二人の関係も今日が最後だ。
最後の夜くらいはと思い、私は妻を抱きしめたまま眠りについた。
翌日、目が覚めると私は電話をかけた。
「あのーすみません。マネキンって燃えるゴミですか? それとも燃えないゴミですか?」
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