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美穂(結ママ)②
③
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次の日の朝シーツをつけていたら、万恵ちゃんパパが来た。おはよう、と元気に挨拶してくれる。昨日の礼を言う。
「万恵もすごい喜んでさぁ、ほんとにありがとう。また是非遊ぼうよ。日曜日でも水曜日でも」
「そうですね。予定見てラインしますね」
水曜日でもいいかな、という気分になっていた。万恵ちゃんパパと、色々話したい。
「昨日、うちの奴、なんかKYな話しなかった?」
「え?」
万恵ちゃんパパがふいに言った。ママのことだ。
「あいつさ、ちょっと浮世離れ系っていうか、同世代のパパママと会話したことほぼないからさぁ、なんかいきなり糖尿の話でもしてたら申し訳なかったなと思って……」
美穂は吹き出してしまった。まさしく糖尿の話をしたからだ。
市民講座の様子を教えてくれて、資料までくれた。そこから栄養や食育の話をして、結の偏食のことまで相談に乗ってくれたのだった。
「でもお母さんの姿勢は大事です。食べてくれないなら食べてくれるものだけでもって思って好物やお菓子ばかり与える方に行く人はけっこういるんですよ。でも、食べてくれないなら食べやすいように工夫するのがまずすべきことです。お母さんは頑張ってますよ! 小さい頃から色んな食材に挑戦した子はきっと食べるようになります」
一生懸命話してくれた。いい人だった。けれど友達という感じでは話せなかった。
そこへ沙織が来た。美穂はもうシーツをつけ終わったので、万恵ちゃんパパと沙織に挨拶をしてその場を離れた。すると後ろの方で「今日から行くね」と聞こえた。
スイミングのことかな。
なんだか物凄く親しげに話している。スイミングって、親とコーチがそんなに絡む場面あるんだろうか。万恵ちゃんパパが「待ってるね」と言った。万恵ちゃんパパは皆と仲がいいんだな。ひょっとしたら他のお母さんたちとも、交流があるのかもしれない。
水曜日に約束しようかな。美穂は昼休みにラインしてみようと心に決めた。
「万恵もすごい喜んでさぁ、ほんとにありがとう。また是非遊ぼうよ。日曜日でも水曜日でも」
「そうですね。予定見てラインしますね」
水曜日でもいいかな、という気分になっていた。万恵ちゃんパパと、色々話したい。
「昨日、うちの奴、なんかKYな話しなかった?」
「え?」
万恵ちゃんパパがふいに言った。ママのことだ。
「あいつさ、ちょっと浮世離れ系っていうか、同世代のパパママと会話したことほぼないからさぁ、なんかいきなり糖尿の話でもしてたら申し訳なかったなと思って……」
美穂は吹き出してしまった。まさしく糖尿の話をしたからだ。
市民講座の様子を教えてくれて、資料までくれた。そこから栄養や食育の話をして、結の偏食のことまで相談に乗ってくれたのだった。
「でもお母さんの姿勢は大事です。食べてくれないなら食べてくれるものだけでもって思って好物やお菓子ばかり与える方に行く人はけっこういるんですよ。でも、食べてくれないなら食べやすいように工夫するのがまずすべきことです。お母さんは頑張ってますよ! 小さい頃から色んな食材に挑戦した子はきっと食べるようになります」
一生懸命話してくれた。いい人だった。けれど友達という感じでは話せなかった。
そこへ沙織が来た。美穂はもうシーツをつけ終わったので、万恵ちゃんパパと沙織に挨拶をしてその場を離れた。すると後ろの方で「今日から行くね」と聞こえた。
スイミングのことかな。
なんだか物凄く親しげに話している。スイミングって、親とコーチがそんなに絡む場面あるんだろうか。万恵ちゃんパパが「待ってるね」と言った。万恵ちゃんパパは皆と仲がいいんだな。ひょっとしたら他のお母さんたちとも、交流があるのかもしれない。
水曜日に約束しようかな。美穂は昼休みにラインしてみようと心に決めた。
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