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気まま雑学16 今年はうるう年、オリンピックイヤーです
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なーんて呑気に言ってる状況じゃなくなって来てる感じだけど、どうなんだろね?
現在は太陽歴で、4年に一遍うるう年に1日追加するだけですけど、太陰暦の昔はうるう月ってのが有りまして、3年に一遍ひと月入れ込まれてました。
それ以外にも、大の月、小の月ってのが有り、基本29日小の月と30日大の月の組み合わせだったんですね。
しかし、暦って軍事にも使うものなので、一般庶民には持つことは禁じられていたとかどっかで聞きました。ソース不明。勘違いかも?でも、詳細な日付とかの庶民向けカレンダーが、なんかないっぽいんですよね。ぜいたく品ってことで、流通を規制されたって事なのかな?
しかし、そうは言っても暦が無いと不便でして、江戸時代の人たちは月末が給料日だったので細かい日付はともかく、その月末の日は知りたい。つまり、大の月と小の月だけは知りたい。
そりゃ死活問題にもなりますしね。やっかいなことに、毎年大小の月の順番は変わるんですよね。
1月から小・大・大・小・大・小・大・小・大・小・小・大・小ってな感じに天体の満ち欠けによって変わる月。こんなの暦を渡されないとわかんない。
そんなわけで、給料を取りっぱぐれないように大小の月暦だけは盛んに売買されていたようです。
けど、カレンダーは禁止なんでしょ?どうやってお役人をごまかしたの?
それが、判じ絵暦って奴ですね。
たとえば、小は分かんなくても良いわけです。大だけ分かればあとは小ってわかるわけ。
大の月に絡めた絵だけ描きだした物を販売する。その絵を読み解くのもシャレを読み解くってので流行ったらしいです。
暦じゃないけど、判じ絵の一例。
あ、という顔の人が、サ、という音のおならをしている絵。
これは浅草です。あ、さ、おならで臭いからまとめると「あさくさ」で、浅草w
昔のギャグですね~w親父ギャグの原泉ですかな?シャレものっつうやつか。
絵ごよみはとりわけ美人画が流行ったらしい。
1年貼ってなきゃいけないなら、美人のポスターを張りたいよね、どうせなら。現代でも変わらぬその心w
最も有名かつ初期の絵ごよみ美人画なのが
鈴木春信の 夕立
なんじゃないかな~。
タイトル知らない人も見れば、少しくらい「あ、この絵か~っ」て思う人も多いんじゃないかな?
美人が干している着物の柄に紛れさせ、年号と大の月が二とか十とか紛れさせているんです。言われないと良くわかんないよねw
判じるのは絵以外にもあり、
春夏冬
二升五合
これ、どんな意味でしょう?
正解は「商いますます繁盛」です。
春夏冬で、秋が無い。→商い。
二升→一升マスが2回でマスマス
五合→一升マスの半分で半升(はんじょう)=繁盛
縁起物として、昔は2升5合の酒瓶ってのも有ったらしいです。日本酒の酒瓶ね。
今でも樽は有るかも。
こういう判じの伝統って大正くらいまでは結構有ったらしいっぽ。
第一次世界大戦で敵対してた国の大統領だかなんだかの写真を芸者が持って鼻をつまんでる写真ポスターが有るんだけど、それは判じでいうと、鼻つまみ者=嫌われ者、つまり、昔は日本では芸者ってアイドルっぽい芸能関係の人たちなので、そういう人たちもこいつ嫌ってますっていうプロパガンダポスターなの。
海外の反応で、そのポスターについて海外勢が語ってるのが、体臭が臭いから嫌いってプロパガンダだろってやり取りしてるけどさ、それも有るけど、もともとの日本語の意味が、嫌われ者って言葉を判じ写真にしてるだけなんだよね。
ダジャレ系って海外にも有るけど、その言語を理解してないとなかなか難しい所。
つか、現在鼻つまみ者で嫌われ者ってのが通じない感じになってるよね、日本語者の中でもさ。古い悪口なんだろうなあ。
うるうから結構離れちゃいましたねw
さて、4年に一遍のうるう年、しょっぱなから結構波乱も有りますが、これ以上騒動が起こらないで欲しいものですねえ。
引用****************
閏(うるう)
季節と暦のズレを補正するために日数や月数が平年より多いこと。太陽暦(新暦)では、基準となる地球の公転が365日5時間48分46秒であるため、4年ごとに2月を29日としている。この日を閏日、この年を閏年という。ちなみに、夏季オリンピックとアメリカ大統領選が行われるのは閏年。
引用****************
wiki*********************
太陰暦は、空の月の欠けているのが満ちそして再び欠けるまでを「一か月」とし、それを12回繰り返すことで12ヶ月すなわち「一年」としている。しかしこの月の満ち欠け(平均朔望月=約29.530 589日)による12ヶ月は約354.3671日であり、太陽暦の一年(約365.2422日)とくらべて約11日ほど短いので、この太陰暦をこのまま使い続けると暦と実際の季節が大幅にずれてしまう。このずれは11×3 = 33日つまり3年間で1か月分ほどになる。
そこで太陰太陽暦ではこの太陰暦の12ヶ月に、約3年に一度、1ヶ月を加え13ヶ月とし、季節とのずれをなるべく少なくする調整をする。この挿入された月を「閏月」という。閏月の挿入の仕方は、まず二十四節気の節気と中気を、立春は一月の節気、雨水は一月の中気とするなど、以下のように一年12ヶ月それぞれの月に割り当てる。
wiki*********************
現在は太陽歴で、4年に一遍うるう年に1日追加するだけですけど、太陰暦の昔はうるう月ってのが有りまして、3年に一遍ひと月入れ込まれてました。
それ以外にも、大の月、小の月ってのが有り、基本29日小の月と30日大の月の組み合わせだったんですね。
しかし、暦って軍事にも使うものなので、一般庶民には持つことは禁じられていたとかどっかで聞きました。ソース不明。勘違いかも?でも、詳細な日付とかの庶民向けカレンダーが、なんかないっぽいんですよね。ぜいたく品ってことで、流通を規制されたって事なのかな?
しかし、そうは言っても暦が無いと不便でして、江戸時代の人たちは月末が給料日だったので細かい日付はともかく、その月末の日は知りたい。つまり、大の月と小の月だけは知りたい。
そりゃ死活問題にもなりますしね。やっかいなことに、毎年大小の月の順番は変わるんですよね。
1月から小・大・大・小・大・小・大・小・大・小・小・大・小ってな感じに天体の満ち欠けによって変わる月。こんなの暦を渡されないとわかんない。
そんなわけで、給料を取りっぱぐれないように大小の月暦だけは盛んに売買されていたようです。
けど、カレンダーは禁止なんでしょ?どうやってお役人をごまかしたの?
それが、判じ絵暦って奴ですね。
たとえば、小は分かんなくても良いわけです。大だけ分かればあとは小ってわかるわけ。
大の月に絡めた絵だけ描きだした物を販売する。その絵を読み解くのもシャレを読み解くってので流行ったらしいです。
暦じゃないけど、判じ絵の一例。
あ、という顔の人が、サ、という音のおならをしている絵。
これは浅草です。あ、さ、おならで臭いからまとめると「あさくさ」で、浅草w
昔のギャグですね~w親父ギャグの原泉ですかな?シャレものっつうやつか。
絵ごよみはとりわけ美人画が流行ったらしい。
1年貼ってなきゃいけないなら、美人のポスターを張りたいよね、どうせなら。現代でも変わらぬその心w
最も有名かつ初期の絵ごよみ美人画なのが
鈴木春信の 夕立
なんじゃないかな~。
タイトル知らない人も見れば、少しくらい「あ、この絵か~っ」て思う人も多いんじゃないかな?
美人が干している着物の柄に紛れさせ、年号と大の月が二とか十とか紛れさせているんです。言われないと良くわかんないよねw
判じるのは絵以外にもあり、
春夏冬
二升五合
これ、どんな意味でしょう?
正解は「商いますます繁盛」です。
春夏冬で、秋が無い。→商い。
二升→一升マスが2回でマスマス
五合→一升マスの半分で半升(はんじょう)=繁盛
縁起物として、昔は2升5合の酒瓶ってのも有ったらしいです。日本酒の酒瓶ね。
今でも樽は有るかも。
こういう判じの伝統って大正くらいまでは結構有ったらしいっぽ。
第一次世界大戦で敵対してた国の大統領だかなんだかの写真を芸者が持って鼻をつまんでる写真ポスターが有るんだけど、それは判じでいうと、鼻つまみ者=嫌われ者、つまり、昔は日本では芸者ってアイドルっぽい芸能関係の人たちなので、そういう人たちもこいつ嫌ってますっていうプロパガンダポスターなの。
海外の反応で、そのポスターについて海外勢が語ってるのが、体臭が臭いから嫌いってプロパガンダだろってやり取りしてるけどさ、それも有るけど、もともとの日本語の意味が、嫌われ者って言葉を判じ写真にしてるだけなんだよね。
ダジャレ系って海外にも有るけど、その言語を理解してないとなかなか難しい所。
つか、現在鼻つまみ者で嫌われ者ってのが通じない感じになってるよね、日本語者の中でもさ。古い悪口なんだろうなあ。
うるうから結構離れちゃいましたねw
さて、4年に一遍のうるう年、しょっぱなから結構波乱も有りますが、これ以上騒動が起こらないで欲しいものですねえ。
引用****************
閏(うるう)
季節と暦のズレを補正するために日数や月数が平年より多いこと。太陽暦(新暦)では、基準となる地球の公転が365日5時間48分46秒であるため、4年ごとに2月を29日としている。この日を閏日、この年を閏年という。ちなみに、夏季オリンピックとアメリカ大統領選が行われるのは閏年。
引用****************
wiki*********************
太陰暦は、空の月の欠けているのが満ちそして再び欠けるまでを「一か月」とし、それを12回繰り返すことで12ヶ月すなわち「一年」としている。しかしこの月の満ち欠け(平均朔望月=約29.530 589日)による12ヶ月は約354.3671日であり、太陽暦の一年(約365.2422日)とくらべて約11日ほど短いので、この太陰暦をこのまま使い続けると暦と実際の季節が大幅にずれてしまう。このずれは11×3 = 33日つまり3年間で1か月分ほどになる。
そこで太陰太陽暦ではこの太陰暦の12ヶ月に、約3年に一度、1ヶ月を加え13ヶ月とし、季節とのずれをなるべく少なくする調整をする。この挿入された月を「閏月」という。閏月の挿入の仕方は、まず二十四節気の節気と中気を、立春は一月の節気、雨水は一月の中気とするなど、以下のように一年12ヶ月それぞれの月に割り当てる。
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