ぷにぷにっき ～実際どうなの？それってさ～ 便利ツール・時事ネタ・読書感想・色々詰め合わせ雑記

気まま雑学１１ 2月11日は建国記念の日

祝日っすね～。なんか特別なイベントとかは無いけどね。
田舎だとまだ祝日に国旗を玄関に上げる家もありますが、特に建国記念の日には上げる家も有るのでは？
木の門が有る家とかだと門に国旗刺す用の金具が有ったりな。右翼じゃないよ。そういうもんだったしそれが普通だったの。

さて、この日は正確には日本が出来たって日ではないのは周知の通り。
そもそも日本がいつ出来たかってのはまだ議論があるところ。
日本国って感じで一国になったのは、明治以降なんでね。
江戸時代は、水戸の国（水戸藩）とか雲出の国（雲出藩）とか、国なのよ。小国。藩って呼び方、基本まったく一般じゃないよ。明治から一般化されてるから江戸時代に藩っていうのはごく一部の学者とかくらい。あくまで江戸時代には「藩」の語は儒学文献上の別称であって、公式の制度上は藩と称されたことは無い。

そんな小国群の寄せ集めが日本の正体だったんだけど、一応天皇が全国のトップって認識ではあった。

河原は基本危ないから、誰のものでもない場所で、そういう所に集まってるのが河原者＝乞食や旅芸人とか。そういう場所も含めて国内の元首が天皇でした。本っと権力はないけど、権威ではね、一応ね。

なので、古事記や日本書紀で初代天皇とされる神武天皇の即位日が、日本書紀に紀元前660年1月1日 (旧暦)とあり、その即位月日を明治に入り、グレゴリオ暦に換算した日付が２月１１日っす。

旧の正月に即位ってのが結構ね、重要な部分ですよ。
正月って日本ではかなり大事な日でしょ？年始めのお祝いで、神社にもこの日には大体お参りに行く。いけない人はせめて神棚とか拝んだり、それも出来ないと、初日の出くらい拝むじゃん。とにかく神様に色々お祈りする日だよね。

つまり天孫の子孫って主張する天皇家初代が即位した日で有るとするのに、すごい良い日で有ったであろうという事。
太陽神の子孫だしね、日付とか時を支配する意味も有ったんじゃなかろうか？
今だとなんか中途半端な日だな～ってなっちゃってるけどね。

欧米だと、クリスマスがメインで、1月1日って単なる年の初めの日で、普通の祝日って感じっぽい。
クリスマスって復活祭だから、冬の特に寒い時期に向かっての備えで、栄養付けるって意味も有るんじゃね？それで養分補って残りの寒い時期を乗り越える。イギリスの伝統的クリスマスケーキってさ、ドライフルーツとブランデーとか使ってどっしり重いパウンドケーキみたいな生地にマジパン（アーモンド粉を砂糖加えて練る）とアイシング（粉砂糖に卵白でクリーム状）でコーティングしてかなり日持ちするケーキなのよ。
伝統ケーキって、そんな重くて日持ちするのが多いよ、欧米。そんなの前々から準備して何日にも掛けて食べる。それ、もう、栄養食って言っていいよね。お菓子ってよりさ。だから冬の中日で栄養補給する日だから盛大。その後の1月1日って単なる節目。
大事な行事に合わせて宗教的重要人物の誕生日かぶせたわけだ。

対して、日本の旧正月だと、本当に初春なんだよな。寒さ緩み始める、春の初めの祝いと年の初めを祝う日。
そりゃ、冬を乗り切ったと言える日なんだから盛大に祝うわな。それにかこつけて天皇の始まりの即位日もかぶせたくなるわ。

実は戦後、ＧＨＱにこの日は中止されてたのね。祝うのも名称も取り上げ。
結構最近なんですね、復活したの。昭和41年（1966年）からなんだ。まあ、建国記念の日って言って祝いだしたのも明治からなわけですがｗ

古く長い日本の、歴史の新しい祝日、建国記念の日。
何か新しい事を始めるのに良い日かもしれませんね。

……ダーイエットは明日から～。永遠に～、明日から～……。
暖かくなったらなんとか頑張る。今は炬燵が放してくれないの～。