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気まま雑学7 日本の動植物の危機! あなたの隣でバイオハザードな話
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気まま雑学6でも日本って山がちで河川も氾濫しやすく、広範囲の移動がしづらいってお話をチョロっとしましたがね、隣の小川であっても、遺伝子が遠くて別品種くらいの違いがある魚とか生き物結構いるんです。
特に顕著なのは、イモリだそうで、違う川のイモリと交雑するとF1雑種の子は子孫を残せないという事態になったりします。トラとライオンの子、ライガーは子孫を残せないし、ロバと馬の交雑、ラバは子孫を残せません。
一見同じイモリという種なのに、遺伝的には結構違うんですね。交雑F1で子孫を残せなくなっちゃう。日本の地形ってそれくらい断絶を起こす急峻な山河の隔たりがあるんですよ。
自分の地元には、鰍稼(かじかかせ)ぎって例えが有ります。それは川の魚、鰍(かじか)に由来する言葉です。鰍ってお腹に吸盤っぽい機能があるハゼの仲間で淡水の川にいます。ぴょっと泳いでは岩の下に隠れて引っ付いて、しばらく休んでから、またぴょっと泳ぐ。
つまり、ちょっとセカセカ働いたら、すぐ長い事休む怠け者の働き方が鰍稼ぎw
そういう言い回しが出来るくらい、結構川で取れたしメジャーな魚だったんですが、今鰍って知ってる人どんくらい居るのかな~?綺麗な川じゃないと生息出来ないみたいなんですよね。自分も魚釣りに行くことは少なくなったが、子供の頃は良く見たし網で取って焼いて食べたけど、近年とんと見ないし、釣りの目当ての魚としても聞かない。
頭がデカくてちょっとカサゴの雰囲気で可愛くないハゼの仲間の魚。だけどハゼ系なので淡白で癖がなく、出汁も出るし、とっても美味しい魚なんですよ。
その鰍が好きで、養魚放流を行ってる方に話を聞きましたが、1本の川であっても上流中流下流で体表の色とかヒレにちょっと違いが出るらしいです。
行動範囲が狭い魚なんですね。
なので、養魚には卵を川から取るそうですが、上流の魚、中流、下流とちゃんと別々にして孵化させて、別々に育て、別々に放流するんだとか。
魚に対する気遣いと愛情をヒシヒシと感じましたねえ。
これ、鰍だけの話じゃない、メダカやドジョウ、そのほか色々な動植物に当てはまる話なんですよ。
交雑は特に深刻、子孫が残せない危機もある。
ところが、近年、そういう気遣いの努力をしている方々のご苦労をあざ笑うような外来魚や外来生物、外来植物の無責任なバイオハザードがめったやたらに多いような気がします。いや、最悪のバブルの頃のハザードよりはかなりマシになってるっぽいですけどね。
バス釣りとかは良く聞くが、バス釣ったらリリースってか再放流しないでよ。
県によっては、条例でリリース禁止されてます。14県で禁止……、少ない!もっと禁止してくれ!禁止県では放流したの見っかったら罰金食らうときも。基本的に外来魚は釣ったら〆て食うのが正解でしょうね。バスは皮が臭いので、厚めに皮剥けば普通に食えますよ。
外来種で農作物に一番被害あるの、アライグマじゃねえのかな?ジャンボタニシも問題だし。
テレビの池の水全部抜くとかみてると、すごい怖くなる。外来種ばっかじゃんって。
外来植物は、一見綺麗だけど、すごい繁殖力高くておっかない、オオキンケイギクってのがあります。一見黄色いコスモス。ちょっと茶色のアクセントもあったり。
これ本気で繁殖力やばい植物です。おととし、鳥の糞が元なのか家庭菜園に生えて、最初は知らなくて放置してたけど、実はやばいと知って、生えてるのみたら駆除ってしてたんですが、こぼれ種がほんっきでシツコイし、めちゃめちゃしぶとく長い時期芽が出てくんの。
いやー、怖かった。ちょっと目を離すとすぐ花咲くし。
セイタカアワダチソウもめっちゃやばいけどさ。あれ、実は薬効効果とか有るらしくアメリカでは人気らしいけど、蜜が苦くてエグイので養蜂家にはガチで嫌われてる。その花の時期、里で蜜取れないからね。
身近な草原や小川でガチの生物せめぎあいが行われています。ちょっと在来種を助ける気持ちで外来植物は見たらちょっと折り取る程度しても良いんじゃないでしょうかね。
セイタカアワダチソウはめちゃアクがついて、しばらく手がねとねとするけどね~。
あと、本気の病気がやばいのは、鳥インフルね。
鳥インフル問題になった年、白鳥への餌付けが禁止されました。それまで湖や大きな池とかでいっぱい餌付けされてたのにね。
その後、田んぼや畑に白鳥が飛来する様になりました。田んぼで稲の根っこやらタニシ、ドジョウを食ってんですよ。餌付けのクズ米とか無くなったから、田んぼに来る。でもね~、それすんごい人家に近いの。
私の今の表紙も、ご近所に来た白鳥ですけどね。もうすぐそこ2mくらいに近づいても逃げないのね。図太いからw
……それって、すんごく近くない?渡り鳥、逆に人の生活圏に近づいてんのね、インフル持ってたらすぐ移るじゃんwなんだか、今年は、インフルエンザの流行が結構激しかったですよ、地元。なんかちょっと関連疑うね。
だから安易な対策ってダメなんだよね~。水鳥への、湖での餌付け、復活許可欲しいと思うなあ。今の餌やり禁止って、実は自粛レベルらしいんですけどね。実は餌やらない方が人家に近づいてきて危険じゃね?って思ってるけどさ。どっかデータとって研究してるとことかないのかな?そこまで調べてないけどw
短絡的な考えは、色々まずい事態を引き起こすってことですなあ。
つか、国よ、もっと積極的に県に外来生物排除の指導入れてくれ。マジでバイオハザードひどいやん。なんとかしてや。
特に顕著なのは、イモリだそうで、違う川のイモリと交雑するとF1雑種の子は子孫を残せないという事態になったりします。トラとライオンの子、ライガーは子孫を残せないし、ロバと馬の交雑、ラバは子孫を残せません。
一見同じイモリという種なのに、遺伝的には結構違うんですね。交雑F1で子孫を残せなくなっちゃう。日本の地形ってそれくらい断絶を起こす急峻な山河の隔たりがあるんですよ。
自分の地元には、鰍稼(かじかかせ)ぎって例えが有ります。それは川の魚、鰍(かじか)に由来する言葉です。鰍ってお腹に吸盤っぽい機能があるハゼの仲間で淡水の川にいます。ぴょっと泳いでは岩の下に隠れて引っ付いて、しばらく休んでから、またぴょっと泳ぐ。
つまり、ちょっとセカセカ働いたら、すぐ長い事休む怠け者の働き方が鰍稼ぎw
そういう言い回しが出来るくらい、結構川で取れたしメジャーな魚だったんですが、今鰍って知ってる人どんくらい居るのかな~?綺麗な川じゃないと生息出来ないみたいなんですよね。自分も魚釣りに行くことは少なくなったが、子供の頃は良く見たし網で取って焼いて食べたけど、近年とんと見ないし、釣りの目当ての魚としても聞かない。
頭がデカくてちょっとカサゴの雰囲気で可愛くないハゼの仲間の魚。だけどハゼ系なので淡白で癖がなく、出汁も出るし、とっても美味しい魚なんですよ。
その鰍が好きで、養魚放流を行ってる方に話を聞きましたが、1本の川であっても上流中流下流で体表の色とかヒレにちょっと違いが出るらしいです。
行動範囲が狭い魚なんですね。
なので、養魚には卵を川から取るそうですが、上流の魚、中流、下流とちゃんと別々にして孵化させて、別々に育て、別々に放流するんだとか。
魚に対する気遣いと愛情をヒシヒシと感じましたねえ。
これ、鰍だけの話じゃない、メダカやドジョウ、そのほか色々な動植物に当てはまる話なんですよ。
交雑は特に深刻、子孫が残せない危機もある。
ところが、近年、そういう気遣いの努力をしている方々のご苦労をあざ笑うような外来魚や外来生物、外来植物の無責任なバイオハザードがめったやたらに多いような気がします。いや、最悪のバブルの頃のハザードよりはかなりマシになってるっぽいですけどね。
バス釣りとかは良く聞くが、バス釣ったらリリースってか再放流しないでよ。
県によっては、条例でリリース禁止されてます。14県で禁止……、少ない!もっと禁止してくれ!禁止県では放流したの見っかったら罰金食らうときも。基本的に外来魚は釣ったら〆て食うのが正解でしょうね。バスは皮が臭いので、厚めに皮剥けば普通に食えますよ。
外来種で農作物に一番被害あるの、アライグマじゃねえのかな?ジャンボタニシも問題だし。
テレビの池の水全部抜くとかみてると、すごい怖くなる。外来種ばっかじゃんって。
外来植物は、一見綺麗だけど、すごい繁殖力高くておっかない、オオキンケイギクってのがあります。一見黄色いコスモス。ちょっと茶色のアクセントもあったり。
これ本気で繁殖力やばい植物です。おととし、鳥の糞が元なのか家庭菜園に生えて、最初は知らなくて放置してたけど、実はやばいと知って、生えてるのみたら駆除ってしてたんですが、こぼれ種がほんっきでシツコイし、めちゃめちゃしぶとく長い時期芽が出てくんの。
いやー、怖かった。ちょっと目を離すとすぐ花咲くし。
セイタカアワダチソウもめっちゃやばいけどさ。あれ、実は薬効効果とか有るらしくアメリカでは人気らしいけど、蜜が苦くてエグイので養蜂家にはガチで嫌われてる。その花の時期、里で蜜取れないからね。
身近な草原や小川でガチの生物せめぎあいが行われています。ちょっと在来種を助ける気持ちで外来植物は見たらちょっと折り取る程度しても良いんじゃないでしょうかね。
セイタカアワダチソウはめちゃアクがついて、しばらく手がねとねとするけどね~。
あと、本気の病気がやばいのは、鳥インフルね。
鳥インフル問題になった年、白鳥への餌付けが禁止されました。それまで湖や大きな池とかでいっぱい餌付けされてたのにね。
その後、田んぼや畑に白鳥が飛来する様になりました。田んぼで稲の根っこやらタニシ、ドジョウを食ってんですよ。餌付けのクズ米とか無くなったから、田んぼに来る。でもね~、それすんごい人家に近いの。
私の今の表紙も、ご近所に来た白鳥ですけどね。もうすぐそこ2mくらいに近づいても逃げないのね。図太いからw
……それって、すんごく近くない?渡り鳥、逆に人の生活圏に近づいてんのね、インフル持ってたらすぐ移るじゃんwなんだか、今年は、インフルエンザの流行が結構激しかったですよ、地元。なんかちょっと関連疑うね。
だから安易な対策ってダメなんだよね~。水鳥への、湖での餌付け、復活許可欲しいと思うなあ。今の餌やり禁止って、実は自粛レベルらしいんですけどね。実は餌やらない方が人家に近づいてきて危険じゃね?って思ってるけどさ。どっかデータとって研究してるとことかないのかな?そこまで調べてないけどw
短絡的な考えは、色々まずい事態を引き起こすってことですなあ。
つか、国よ、もっと積極的に県に外来生物排除の指導入れてくれ。マジでバイオハザードひどいやん。なんとかしてや。
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