7 / 150
読書感想系2『まどのそとのそのまたむこう』から『父さんがかえる日まで』へ~絶版だった名作美麗絵本を新訳で
しおりを挟む
センダックの名作絵本が新訳になった!
先日図書館で見つけ、おお?こりゃ見なきゃ!と即借りた絵本があります。
『父さんがかえる日まで』
名作絵本を多く著作したモーリス・センダックの中でも彼が力を注ぎこんだ名作中の名作
「Outside Over There」の新訳です!
旧訳は
まどのそとの そのまたむこう
というタイトルでした。
日本では絶版本で、福音館書店から出ていました。中古でもプレミアついてます。今5,000円前後くらいかな。
センダックは本当に絵本の名手で、「かいじゅうたちのいるところ」とか様々な絵本を多く残してます。
タッチを絵本ごとにガラッと変えるのも彼の特徴でしょうかね。
今回紹介したのはかなりの書き込みだけど、スヌーピーみたいなカトゥーン調のさらっとした絵柄の絵本も多いです。本人はかなり偏屈な性格だったみたいですねえ。
この本の根底には、アメリカの初の大西洋単独無着陸飛行に成功した有名飛行士の子供がさらわれて殺された事件があるとか。
著者に事件の記憶が残ってて、それを根本において書いたらしいです。
センダックが4歳頃の事件だそうですが、かなりの衝撃でそれが年経てもずっと残ってたとのこと。
今回の新訳は、偕成社
アーサー・ビナード訳
訳者さんは、1967年アメリカのミシガン州に生まれ、ニューヨーク州のコルゲート大学で英米文学を学ぶ。卒業と同時に来日、日本語での詩作を始めたというお方。
以前の、脇 明子 訳は、ほぼ直訳で、あんまり意味が分からなくて、それはそれで不気味感も強調されてて好きだったんですけどね。
絵本の内容は……、
船乗りのお父さんが仕事に行った。
父親が帰ってくるまで、お母さんはぼうっと待ってる
夫婦には2人姉妹がいる。姉アイダは赤ん坊の妹の子守を頑張っているが、ちょっとした隙にゴブリンにさらわれた妹を助け出す、というもの。
絵がめっちゃ美麗です。色鉛筆と、たぶん水彩がすこし。やわらかでリアルで精緻でかつ、超緻密で計算された描き込み。すごい技巧です。
だけどね、はっきりいいますと、不気味なバランスと不安な色彩です。
最初の庭や建物、動物はいい。しかし、絵の人物がどうにも不気味の谷って感じ。
肝心の表紙。ヒロインが幼女なのにおばあちゃんにも見えるし、リアルに書き込んでるのに各部のバランスが微妙に崩れてて、それが不快感とか不愉快を感じさせる。
好きな人は刺さるけど、一般には、なんか不気味って思われるバランスに、作者さんあなたわざとしてんでしょ?って絵です。
特にバランスおかしいのは足ですね。体からしたら、異常にデカいバランスです。幼児に大人の足がついてる。
パッと見は絵が美麗で、なんか不気味だけど、そこが好きな絵本だったので、アメリカじゃあ絶版じゃないのでアマゾンでペーパーバッグ700円くらいの原文のを取り寄せて、図書館で借りた日本訳の絵本の訳文をポストイットではっ付けて子供に読み聞かせましたね。
直訳が意味が分からないと言ったのと同様、原文もかなりそっけなくて、文だけでは、何言いたいのかよく意味が解りません。
一番わかんないクライマックスがヒロインが妹救出に向かう際、窓から後ろ向きで出ていくと、体が空中を漂っちゃうところ。
原文:she climbed backwards out her window into outside over there
旧約ほぼ直訳
アイダ(彼女)は後ろ向きになって窓枠を越え、窓の外のそのまた向こうへ出て行った
原作のタイトルでもある、窓の外のそのまた向こうに出て行ったという文章がここで出てきます。
今回の新訳
アイダは窓から外へ出るとき、後ろ向きに出たのです。
ちゃんと前を向いていないと誰でも…… ふわふわの上の空をさまようことになってしまうのです。
かなり意味の通じる、絵の解釈意訳も交えた感じの訳になってましたね。
あと、さすが英語ネイティブの詩作者って感じで、詩的情緒もしっかりありましたね。
ちょっとこれ、原文と違いすぎない?意訳が多すぎるでないの?って今回の新訳。
訳者さんは、文学者で、詩作もしてらっしゃるので、絵本の絵の人物や原文をよく吟味し、最初はどの登場人物も誰にも目を合わせていないという所に注目したとのこと。
この話は、きちんと向き合わないと大変なことになるという寓意じゃないかと考えられたそうです。
そういわれると、確かに、妹を救出するまで、どの人物も犬ですら目線があってない。
妹を可愛がりお守りをし、危険な冒険に出て助け出そうとする姉ですら、妹と目線を合わせてないんですよ。
その考えのもとに、翻訳者は、絵の解釈を含めて訳されています。
妹を救ったアイダが帰ってくるときは、妹と目見つめあって帰ってきた、と文でつづられていますね。
最後の帰ってくる道、絵の姉妹目線大体合ってるしね、まあ、ちょっとずれがあるけど。
本当に目線があってるのは、ゴブリンから助け出した直後のシーンくらいな気がするけど。
センダックの意思表示なんでしょうかね。人が相互に理解しあい、目が合い、しっかり向き合うのはほんの一瞬であると。
絵本ってのは、絵も文章というか、絵も「物事を伝えるために伝わる絵を描く」ってのが大事なんですね。
絵で説明されてるから、文章をあまり説明臭く長くしないってのも重要だそうです。
子供って長いの飽きるしね~。
原文とはかなり違う、絵をも噛み砕いた新訳、ぜひお手に取っていただきたいものです。
私もクドクド文章が長い絵本は面倒だしあんま刺さらないタイプなんで、そういう考えで作られた絵本は大体好きですね。
誰もが知ってる大きな蕪の絵本。あの絵の作者さんは、そもそも彫刻家なんですが、力を入れて引っ張るおじいさんを表現するために、多くのスケッチを重ね数か月を要したなんて聞きますね。
力のある絵本ってのは、本気のプロの努力で作られてるんですね。
絵本の読み聞かせ講座を受講したことがありますが、絵本二十歳説ってのを教えていただきました。
毎年何千冊、何万冊と新刊が出る絵本。その競争の中で20年残ってる絵本は本物ですって。
ちょっとみて、この絵、受け付けない、この絵本、なにが良いの?って絵本も、子供に刺さる、大人にもなにか刺さるから残ってるんです。
そういう20年残っている本はどれも名作だから子供に読んであげてくださいということでした。大人が好む柔らかい綺麗な絵の本だけじゃなく、ちょっとこれ好みじゃない絵柄だなってのも含めてね。
理不尽系絵本で一番好きな作者さんは、長 新太さんですね
「ゴムあたまポンたろう」とか、頭がゴムであちこちにポンポン飛んでいくので楽しいです。この方、ショッキングピンクが好きなんですね。ちょいちょい使われる。表紙はショッキングピンクですw絵は一見、これ書きなぐりの落書きでしょって感じのタッチ。
次にスズキコージさん。「?あつさのせい?」ちょっとゴッホっぽいタッチ。
擬人化された動物な人々が暑さのせいで色々やらかすwゴッホっぽい荒いタッチなのにヤギがボディコンでボンキュッボンでセクシーなスタイルがお気に入りですwこんなエロい感じの登場人物出る絵本あんまりないw
あと、「やまのディスコ」流行に敏感な馬の女の子のミニスカの足がセクシーwバイクが出てくるけど、それがイカしてますw
どちらも癖の強い絵柄ですが、美麗な物も良いけど、結構癖が強い絵柄で刺さるような絵本ってのも子供は好きだし色々見せるのが大事だということなので、食わず嫌いせずに色々見てみるのが良いかと思います。
絵本つながりで、最近一番好きな漫画が「王様ランキング」
腕力が無くて非力、耳が聞こえないから声も出せない話せない、体の小さな王子様が、友人を作り、強くあろう、王様になろうと頑張るお話。
最初漫画の広告でてきたときは、ん~、コロコロ見たいな児童向けかなと思ってたんですが、なんのなんの大人も嵌る!って感じですね。
弱くても、馬鹿にされても、腐らず頑張るってのが、けなげで、もう、刺さる刺さる。
周りの脇キャラもみんないい味です。一見意地悪なヒスの継母が、実際には王子をすごく大事に思ってて、彼を助けるために糞まずい薬を悶え苦しみながらも飲んで、王子の怪我を必死で治すのが、もう、すごく感動するくらいよかった。
思わず購入したんですが、子供もこの作品大好きですね。
そもそもこの作者さんは絵本作家を目指してたそうで、簡素で素朴な絵柄ながら、すごく視覚的に具体的に行動を訴えかけ、絵が心情やリアルな動きを伝えてくる。
これは元絵本作家として鍛えられた素地があると思います。
子供が飽きないように、しっかりと単純にそぎ落としつつも伝えるべき情報はきっちり絵に盛り込む!
すっきりと短かくも、効果的なセリフ!
戦闘なんかもしっかりと、体や手足に跳躍やけん制などの、キャラに応じた動きがある!すごい!格闘の躍動感ってかなり難しいですよ。
今後も楽しみな作品です。
先日図書館で見つけ、おお?こりゃ見なきゃ!と即借りた絵本があります。
『父さんがかえる日まで』
名作絵本を多く著作したモーリス・センダックの中でも彼が力を注ぎこんだ名作中の名作
「Outside Over There」の新訳です!
旧訳は
まどのそとの そのまたむこう
というタイトルでした。
日本では絶版本で、福音館書店から出ていました。中古でもプレミアついてます。今5,000円前後くらいかな。
センダックは本当に絵本の名手で、「かいじゅうたちのいるところ」とか様々な絵本を多く残してます。
タッチを絵本ごとにガラッと変えるのも彼の特徴でしょうかね。
今回紹介したのはかなりの書き込みだけど、スヌーピーみたいなカトゥーン調のさらっとした絵柄の絵本も多いです。本人はかなり偏屈な性格だったみたいですねえ。
この本の根底には、アメリカの初の大西洋単独無着陸飛行に成功した有名飛行士の子供がさらわれて殺された事件があるとか。
著者に事件の記憶が残ってて、それを根本において書いたらしいです。
センダックが4歳頃の事件だそうですが、かなりの衝撃でそれが年経てもずっと残ってたとのこと。
今回の新訳は、偕成社
アーサー・ビナード訳
訳者さんは、1967年アメリカのミシガン州に生まれ、ニューヨーク州のコルゲート大学で英米文学を学ぶ。卒業と同時に来日、日本語での詩作を始めたというお方。
以前の、脇 明子 訳は、ほぼ直訳で、あんまり意味が分からなくて、それはそれで不気味感も強調されてて好きだったんですけどね。
絵本の内容は……、
船乗りのお父さんが仕事に行った。
父親が帰ってくるまで、お母さんはぼうっと待ってる
夫婦には2人姉妹がいる。姉アイダは赤ん坊の妹の子守を頑張っているが、ちょっとした隙にゴブリンにさらわれた妹を助け出す、というもの。
絵がめっちゃ美麗です。色鉛筆と、たぶん水彩がすこし。やわらかでリアルで精緻でかつ、超緻密で計算された描き込み。すごい技巧です。
だけどね、はっきりいいますと、不気味なバランスと不安な色彩です。
最初の庭や建物、動物はいい。しかし、絵の人物がどうにも不気味の谷って感じ。
肝心の表紙。ヒロインが幼女なのにおばあちゃんにも見えるし、リアルに書き込んでるのに各部のバランスが微妙に崩れてて、それが不快感とか不愉快を感じさせる。
好きな人は刺さるけど、一般には、なんか不気味って思われるバランスに、作者さんあなたわざとしてんでしょ?って絵です。
特にバランスおかしいのは足ですね。体からしたら、異常にデカいバランスです。幼児に大人の足がついてる。
パッと見は絵が美麗で、なんか不気味だけど、そこが好きな絵本だったので、アメリカじゃあ絶版じゃないのでアマゾンでペーパーバッグ700円くらいの原文のを取り寄せて、図書館で借りた日本訳の絵本の訳文をポストイットではっ付けて子供に読み聞かせましたね。
直訳が意味が分からないと言ったのと同様、原文もかなりそっけなくて、文だけでは、何言いたいのかよく意味が解りません。
一番わかんないクライマックスがヒロインが妹救出に向かう際、窓から後ろ向きで出ていくと、体が空中を漂っちゃうところ。
原文:she climbed backwards out her window into outside over there
旧約ほぼ直訳
アイダ(彼女)は後ろ向きになって窓枠を越え、窓の外のそのまた向こうへ出て行った
原作のタイトルでもある、窓の外のそのまた向こうに出て行ったという文章がここで出てきます。
今回の新訳
アイダは窓から外へ出るとき、後ろ向きに出たのです。
ちゃんと前を向いていないと誰でも…… ふわふわの上の空をさまようことになってしまうのです。
かなり意味の通じる、絵の解釈意訳も交えた感じの訳になってましたね。
あと、さすが英語ネイティブの詩作者って感じで、詩的情緒もしっかりありましたね。
ちょっとこれ、原文と違いすぎない?意訳が多すぎるでないの?って今回の新訳。
訳者さんは、文学者で、詩作もしてらっしゃるので、絵本の絵の人物や原文をよく吟味し、最初はどの登場人物も誰にも目を合わせていないという所に注目したとのこと。
この話は、きちんと向き合わないと大変なことになるという寓意じゃないかと考えられたそうです。
そういわれると、確かに、妹を救出するまで、どの人物も犬ですら目線があってない。
妹を可愛がりお守りをし、危険な冒険に出て助け出そうとする姉ですら、妹と目線を合わせてないんですよ。
その考えのもとに、翻訳者は、絵の解釈を含めて訳されています。
妹を救ったアイダが帰ってくるときは、妹と目見つめあって帰ってきた、と文でつづられていますね。
最後の帰ってくる道、絵の姉妹目線大体合ってるしね、まあ、ちょっとずれがあるけど。
本当に目線があってるのは、ゴブリンから助け出した直後のシーンくらいな気がするけど。
センダックの意思表示なんでしょうかね。人が相互に理解しあい、目が合い、しっかり向き合うのはほんの一瞬であると。
絵本ってのは、絵も文章というか、絵も「物事を伝えるために伝わる絵を描く」ってのが大事なんですね。
絵で説明されてるから、文章をあまり説明臭く長くしないってのも重要だそうです。
子供って長いの飽きるしね~。
原文とはかなり違う、絵をも噛み砕いた新訳、ぜひお手に取っていただきたいものです。
私もクドクド文章が長い絵本は面倒だしあんま刺さらないタイプなんで、そういう考えで作られた絵本は大体好きですね。
誰もが知ってる大きな蕪の絵本。あの絵の作者さんは、そもそも彫刻家なんですが、力を入れて引っ張るおじいさんを表現するために、多くのスケッチを重ね数か月を要したなんて聞きますね。
力のある絵本ってのは、本気のプロの努力で作られてるんですね。
絵本の読み聞かせ講座を受講したことがありますが、絵本二十歳説ってのを教えていただきました。
毎年何千冊、何万冊と新刊が出る絵本。その競争の中で20年残ってる絵本は本物ですって。
ちょっとみて、この絵、受け付けない、この絵本、なにが良いの?って絵本も、子供に刺さる、大人にもなにか刺さるから残ってるんです。
そういう20年残っている本はどれも名作だから子供に読んであげてくださいということでした。大人が好む柔らかい綺麗な絵の本だけじゃなく、ちょっとこれ好みじゃない絵柄だなってのも含めてね。
理不尽系絵本で一番好きな作者さんは、長 新太さんですね
「ゴムあたまポンたろう」とか、頭がゴムであちこちにポンポン飛んでいくので楽しいです。この方、ショッキングピンクが好きなんですね。ちょいちょい使われる。表紙はショッキングピンクですw絵は一見、これ書きなぐりの落書きでしょって感じのタッチ。
次にスズキコージさん。「?あつさのせい?」ちょっとゴッホっぽいタッチ。
擬人化された動物な人々が暑さのせいで色々やらかすwゴッホっぽい荒いタッチなのにヤギがボディコンでボンキュッボンでセクシーなスタイルがお気に入りですwこんなエロい感じの登場人物出る絵本あんまりないw
あと、「やまのディスコ」流行に敏感な馬の女の子のミニスカの足がセクシーwバイクが出てくるけど、それがイカしてますw
どちらも癖の強い絵柄ですが、美麗な物も良いけど、結構癖が強い絵柄で刺さるような絵本ってのも子供は好きだし色々見せるのが大事だということなので、食わず嫌いせずに色々見てみるのが良いかと思います。
絵本つながりで、最近一番好きな漫画が「王様ランキング」
腕力が無くて非力、耳が聞こえないから声も出せない話せない、体の小さな王子様が、友人を作り、強くあろう、王様になろうと頑張るお話。
最初漫画の広告でてきたときは、ん~、コロコロ見たいな児童向けかなと思ってたんですが、なんのなんの大人も嵌る!って感じですね。
弱くても、馬鹿にされても、腐らず頑張るってのが、けなげで、もう、刺さる刺さる。
周りの脇キャラもみんないい味です。一見意地悪なヒスの継母が、実際には王子をすごく大事に思ってて、彼を助けるために糞まずい薬を悶え苦しみながらも飲んで、王子の怪我を必死で治すのが、もう、すごく感動するくらいよかった。
思わず購入したんですが、子供もこの作品大好きですね。
そもそもこの作者さんは絵本作家を目指してたそうで、簡素で素朴な絵柄ながら、すごく視覚的に具体的に行動を訴えかけ、絵が心情やリアルな動きを伝えてくる。
これは元絵本作家として鍛えられた素地があると思います。
子供が飽きないように、しっかりと単純にそぎ落としつつも伝えるべき情報はきっちり絵に盛り込む!
すっきりと短かくも、効果的なセリフ!
戦闘なんかもしっかりと、体や手足に跳躍やけん制などの、キャラに応じた動きがある!すごい!格闘の躍動感ってかなり難しいですよ。
今後も楽しみな作品です。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。




サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる