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第24章 ドラゴニックエスタ トライアル

第1260話 普通に思いついたことは他社も試したことがあることが多い

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新年あけましておめでとうございます。今年も一年ご贔屓の程よろしくお願いいたします。
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それからいくつかゴーレムを作成しては分解し、お互いの知識をまとめていった。
「という事は価値がある物なら物体にでも付与は入れられる。」
「クックック、そして魔石にも付与が出来て、それにカバーを付けた魔道具があると…。そして、基礎能力は魔石の容量に比例すると…。」
「命令が無いと一般人以下の能力しか出ないんじゃがな、」
 三行でまとまる前パートである。無駄が多いな。いや違う。
「ふと思ったんだが、さっきの集合魔法陣の話が本当なら、他の魔道具も、例えば発音の魔石をゴーレムに付けることは可能か?」「
「魔法があればな、ただ一度製作しようとして、失敗してる。」
「何でだ?」
 ゴーレムがしゃべるというのはどうなんだろうと思っているだろうが…。
「まずゴーレムは言われないと発音の魔道具を発動できない。しかも結構ペースが遅い。そして、シャベルゴーレムを作る為のロジックは魔道具の必要距離の関係で…巨大化する。」
 魔道具同士…正確には付与に使われた魔石や道具自体が一定距離より近くなると双方機能しなくなる。この現象の意味は分かっていないが。こういうことが起こる。
「それだけだと…。」
「ゴーレムのコアの一から離さないといけないのと…何か一言だけ喋る以外は、喋る言葉一つにつき一つの発音の魔石が欲しい。そうなるといくつ欲しくなる?」
「ああ、そういう事か…。」
 そう、発音数は統一言語は英語に近い40の発音言語の組み合わせからなる、私達の持っている法則とは全然違う法則性の言語だ。その40を固めても発音が違うなどを含めてその数の発音の魔石が欲しい。そしてそれをゴーレムに接続し、その上で状況に合わせた文章を読み聞かせ、テストもしないといけない。その莫大な時間たるや…ひどいものだ。
「だから…もう少し簡単な電工パネルを自作したんだが…。それもゴーレム相手では失敗した。」
「それがエナリシアさんの持っていた板ですか?」
「そうだ、喋らなくても意思を伝えられる板だ。が、ゴーレムは自意識もほぼ無くて一定以上の段階数を踏む行為は出来なくてな。」
「クックック。面白い事をしているな。でも意思を伝えられる板か…。」
「という事は、この付与の筋力アップとか…魔力アップの魔石を作って、繋げてみるとギアみたいに、パワーが上がるとかないかのぉ?」
「…それは考えなかった。基礎的だが魔法陣がつなげられるなら。確かにありだ。」
「どうせ付与魔王のレベリングも絡む、みんなでやってみるかのぉ。」
「そうだな…魔石は狩って来るか?」
「クックック、私が行こう。スキルはもらえると嬉しい。私もやってみよう、こういう作り物は面白いな。後、距離は離した方がいい。」
 なんか、先が見えてきて嬉しいな。でも大量の…魔力は足りんな。
「隣に頼んでみるか?手伝いを。」
「クックック。それから行ってこよう。」
 ドランの家の向いはニャオの家だ。頼んでみる価値はある。
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