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第24章 ドラゴニックエスタ トライアル

第1258話 まず出てくる菓子で会社の知能度を測る

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 何故か3人で、ゴーレムの研究をすることになるとは…
「それならこれを、儂の家に持って来てくれんかのぉお。そこに広げて、開発したい、広い土地があるからのぉ。」
「そうするか。確かに…ゴーレムか…面白そうだ。」
 そう言って、…。
「何をしておる。」
「ここではそこそこの値段で甘いものが買えるんだ。ただしポテチ騒動があったりと、菓子系は少ないんだ。そこで。持って行く食事を作っている。」
 甘いものは頭脳職にとっては必須アイテムだからな。こういう時に…。
「違うのじゃ。なんで作っておるのかという事じゃ。」「
「売ってないからだ。それにだ。糖分足りない時の考えとか、あまりいいものはない。…。」
「というか、わたしが気になったのはそこの骨だ。」
 教授が指差すのは私が研究用に取ってきた骨の数々を砕いて煮ている鍋の事だ。
「一応魔法でカマドを作って大火力にして作っている…。」
「いや、ドロップしか出ないはずのダンジョンでどうやって骨を手に入れたんだ?」
「これか?これはモンスターを狩る際に特殊な方法を使ったんだ。」
 これは私が前に森に出ていた時に、例の暴れ家畜…スタンプバードと戦っているときにモアレたちの戦法をまねして、ダークマターで相手の突撃を受け止めてダークマターで相手を絞め殺した…時にアイテム化しないのを発見した。これにより…スタンプバードの丸焼きが食えたわけだ。本来の豚肉、鶏肉は一部だけが解体済みで現れるが、丸焼きにはならん。なお、実際のスタンプバードの肉は…あまりうまくない。家畜化された豚肉や鶏肉は家畜業者から言わせれば運動は適度にさせるのみで、させ過ぎにはさせず、鍛えさせない。そして餌も”肉が柔らかくなる素材”を中心にして食わせた言うなら畜産の技術の結晶だ。それと野生を比べ若い肉以外の肉は、不味いし、そういう意味では当たりハズレが大きい。それはこのダンジョンのモンスターでも一緒だ。が、ドロップは品質一定の豚バラ肉と、鳥のもも肉しか落ちない。味は安定するがこれにしなかったのは…なんというか…肉は味わってほしいからだ。
「ふむ、そういう方法があるなら、研究の検証もある…が、甘い物か…。私の知り合いにそういうのが好きな奴がいる、場所さえ教えてくれたら、用意してそっちに行こう。」
「頼む、カラメルサラダを作ってそっちに向かう。」
「謎の料理じゃのぉ。」
「ああ、妻の…料理下手の妻のある意味思い出の料理だ。」
 料理が苦手な妻は、私が作業の際に糖分が欲しいという話をした直後に作ったのが煮詰めた砂糖でカラメルを作ってそれでコーティングした野菜だった。野菜も食べてもおいしいという優しさも感じたが、相性が良かったのはニンジンとジャガイモだけだった。そこで、グラッセ(フレンチでの名前)のレシピを基に私が作ったのだが…それに腹を立てた妻が強引にこれは『カラメルサラダだ。』と言い張って…それ以来グラッセはカラメルサラダと言うようになった。
「そんな珍妙な…。」
「私もそう思うが…甘みが無くてね。」
「思い出召喚で糖分作らなんだか?」
 ドランも気になったようだ、実際私達の思い出召喚リストにはありえないぐらい大量の甘味、お菓子、お土産のリストがあり、当然DPで買う事が出来る。
「…私は、そういう素朴な味の方が好きでね。だからこそ作るんだがね。」
「ふむ、そういう、食品系に投資はしてこなかったな。」
「食品の発展のほうが…私にとっては好ましいからな。」
「じゃあ、明日でいいかな?準備もあるだろうし…私も気になったことがある。調べてみよう。」
 教授はそのまま、階段から降り、壁をジャンプで越えて去っていった。
「でも食事か…母ちゃんみたいとか言われたことはないかの?」
「無い…というか建築現場は基本体力と肉体管理だ。そこにこだわりも多い。私の場合は残業も多かったからな。それを支える食事はポリシーさえある。」
「体力系との差じゃな。分かる気がする。」
 言っては悪いが、頭脳も、肉体も栄養が資本だ。それを忘れちゃあいけない。
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