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第24章 ドラゴニックエスタ トライアル

第1250話 宝石鉱脈という餌場です

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 次の日の日中には一気にピラミッドまで到着し…そのままエメラルドドラゴンを見ることになった。緑色という話だが…ルビーとかそれらも実は全部同じ鉱石で不純物の色がルビーとかを区分けするという。ただし、このエメラルドドラゴンは…魔石を結晶化して…圧縮して…ダンジョンから出てくる魔力をすべて…石に変えそれを食って生活しているという。どっちかというと餌場って感じだ。そう言えば聞いたことがあるな。ドラゴンは本来石や岩、宝石なども食う、かなりの雑食で元々怠惰であると。縄張り意識も…ドラゴンが寝て暮らせるだけのえさ場と言うと世界でも数が少なく…基本数百年生きるであろうドラゴンは幼い時でさえ…かなりの怠惰だ。その時に遺伝子学的には人間などや動物は生活習慣を学んで、それに肉体を最適化する風潮がある。これが…肉体に努力が引き継がれる…”血”だという。ただこれを公認すると、人間を淘汰する話になるので、現在の学説的には否定された雑学だが”子は親に似る”と考えるなら…それが数百年引き継ぐならありうると言っていた。それは…ドラゴンにも適応される…ともだ。怠惰を極め…石や岩を食って生活できるようになったのが、この宝石竜なら何とも言えない怠惰だと思う。その…岩場の隙間に隠れて今、全員で、そのドラゴンの固めた魔石をを岸壁からはがす作業をしている。
「これ大丈夫か?」
「まだこの辺ならその辺の影から影回廊で逃げれるから。」
 そう…。この魔石…ドラゴンが保存食様に固めた…高濃度魔石という奴で、洞窟全体が紫色という…不思議な空間だった。紫色に反射した光に浮かぶ。ドラゴンは寝ており、その向こうにはダンジョンらしき入り口がある。なおダンジョンに入ると…ニャオが置いた影回廊用の影が消えてしまうために…このまま帰ることになっている。なお高濃度魔石はダンジョン的にいうとかなりの大金で、1g1万DPである。これがかなり…美味しい為に…私も無言で彫っている。只まあ、倒せない事はないと思う、命がけの死闘になるが。
「でもさ…これを掘って既定の量だろ?」
「ですね。」
 いつもの半分ぐらいの音量でピッケルを振る。そしてニャオは警戒だ。と言っても実は周囲を影で覆いダークボックスを起動させての作業だ。これも初めて聞いたがダークボックスには、物質であれば何でも回収する機能がある。そしてそれは音を伝える衝撃を伝える物質であってもだ。それを利用する事によって、こうして音を軽減しての…作業が可能らしい。欠点も多くて、完全に遮断ができない事。もう一つは完全に覆うと空気の管理が面倒で、過去ってない点だ。そこ経由の音は聞こえるが…かなり神経を使うのは事実だ。元のクエストだとこれを100㎏欲しいらしい。いや無理だろ。
「ニャオは無言だ、話すな、危険性が上がる。」
 私は必要数だけを…魔石を取り寄せることを考えればこれを付与魔法や魔力変換で圧縮してしまえばマナバッテリーの材料になる。MPの代わりになるのだ。
 それに二人が頷き。お互い必要分だけ彫って、影の中に入れる。
「いい、行くよ。」
と言っても全員が音をたてないように移動するだけだ。ドラゴンと戦いたくなはい。そのまま、出口まで影を張ったまま洞窟を出ると…そのまま帰ることにした。いや、全員好戦的な人間がいなくてよかった。ドラゴンの強さは…ドランほどではないがかなり知っている。やり合わなくていいなら、やり合わない方がいいのだ。
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