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第24章 ドラゴニックエスタ トライアル

第1244話 語尾は選ばないと喋れなくなる。

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 一応一日で行ける範囲で…村を散策後、そのまま帰ることにした。調査は終わり。錬金壺はそのまま謎の自販機に化けたのだ。切ない。だが後悔はしていない。そして気が付くと昼になっていて…町に戻ってきていた。このファストトラベルシステムはいまだに慣れん。なお繁盛時である朝は到着時に回避されており、夕方の到着になる、この辺はゲームナイズドされていて、いつも決まった時間に帰れるし、このまま
「一緒に行くか?」
「あ、ああ。」
「神は…言っていませんが行きましょう。会いたいです。」
 パオメイさんとラクリッチェさんはそのまま報告についていくことになった。と言っても、歩きである。意外と遠いが、着いて、早速…再会を喜んでいた。
「久しぶりー。ナイスミドル―。」
「お久ナイスミドル―。」
「いや、それ語尾辛いでござるから。」
 大下君がツッコミになってしまう程度に皆が再会を喜んでいて、そのまま全員女子会に行ってしまった。一人だけ外見ナイスミドルだからハーレムとか、そっち方面に見えるのは私だけだろうか。
「…あっちはともかく、こっちは業務報告しておく。」
 村で起きたことを説明して…どんどん大下君の顔がしょげていくのが分かる。
「そうでござるかー。結構きついでござるか。レシピの方はこっちでは触れないでござる。だから…あの二人に頑張ってもらうように説得するでござる。」
「仲間のよしみとはいかないのか?」
 、こっちはこっちで若い燕を加工マダムの外見で。それは不倫に見えない事もないが…距離だけは必ず取ろう。
「パオメイ殿は最低でもそのよしみが効かないでござるよ。田中ちゃんもあってないでござるし。」
「あっちは師匠関連だろうよ。その師匠は船乗ってるがな。」
「舟でござるか。」
「あれはあれで奇想天外だな。まあこっちの固定シナリオのほうが好きと言えば好きだが。」
「没落が絡むのがきついでござる。とはいえ協力してくれれば何とかなるでござる。後は…。」
「死ななければよい。って事だ。」
 そう、死ねば金を払ってやり直しだが死ななきゃ経験値である。そういう意味では楽だが…2年と割り切る人生でないなら…辛いかもしれんな。
「後はどうする?錬金壺の方は?」
「あれは、村に置いておいて…依頼でレシピに懸賞金を掛けておけば勝手に広まると思うでござる。なので、メンバーにはカード開拓。そして…村に人を誘因する意味でも誘引しておくでござる。」
 それがいいな。
「分かった。私の方は元に戻る。あと聞いていいか?大下君の周囲でも…風呂の習慣はあるか?エナリシアが気にしていたようでな。」
「それは…無いでござるな。」
「やはり。」
「こっちのお風呂も。問題は湯量と…配管でござる。それが…どうにかできるシステムが無いとつらいでござる。一応祖型は作ってもらったものの。それだけだと軌道に至らないことが多いでござる。」
「魔力量の多い人間は番台に立てて…銭湯するしかないのか?」
「それがいいでござるが…。改良の方法が分からないでござるよ。」
「そこは…考えておく。」
 風呂はまだ遠く。まだ困難なようだ。
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