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第24章 ドラゴニックエスタ トライアル
第1191話 昔の塩は体を洗う潜在的扱いでもあった。
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少し事情を聞きたいと大下君の所にカード経由で連絡を取ったら、ある場所を紹介された。そこが詳しいそうだ。
「ここか…。」
それがこのソルディ商会である。大下君の話によると各派閥は各大臣を筆頭とした派閥で分かれており、その大臣ごとに離合集散がある。その中でもこの国は三つの派閥があり、王子達で派閥が出来ている。王妃派もある。で…それは貴族側に任せておけばいい。が、これが下に関わるのは認可関連だ。貴族の後ろ盾がないとその大臣からのいろんな認可…例えば運輸なら行商や、馬車の認定など。砂糖もあるし…開運も別の大臣がある。そして大下君の派閥はAの軍事関連の派閥だ。強そうに見えるのだがこの世界での軍閥は魔王軍や魔物の戦いでそこそこの発言権があるが、国はおおむね平和。なので、そこまで強い発言権を持たないという。そして大下君がいうにはまず狙ったのが、異世界チートのコショウ。マヨネーズ、塩を求めてこのソルティ商会に来たところエナリシア(秘書)と柴崎さん(会頭)がいた。ついでの商会長もいる。がそっちは別の人だったらしく顔に見覚えがない。相変わらず知人以外には普通の顔に見えるフィルターもあるらしい。が、そのエナリシアたちの話で分かったのがソルティ商会は海運大臣の派閥で釣りギルドの派閥なので、協力できないとの事だった。すると…商品が仕入れられず…倒産の可能性があるそうだ。
「…いらっしゃいませ。ご用件を。」
柴崎さんは丁寧に礼をする。
「こっちに来たのはあることで相談があってのこと。できれば…。」
「分かりました。こちらに。」
丁寧なまま柴崎さんたちはある…狭い部屋に通された。
「ここは私の自室です。ゲームの拠点なので…大丈夫だと思います。商会長もプレイヤーの疑惑があるので、ここにしました。無礼な真似を。」
柴崎さんが平謝りする。
「連絡が行っていればいいよ。それに今回はみんな派閥が分かれていたりしてるからね。」
「…それは設定の想定外でした。が、少し商売とかうまくいってるのですが…基本商品の開拓には貴族にお世辞を言わないといけないので…。」
「分かっている。そこじゃない。二つ聞きたいことがある。」
ここでは主従が反対になっているように見えるが…。
「ここで新しい商売をすることは可能か?」
「いいえ。商会ギルドが…別派閥なので…その大臣の認可嬢が必要なので。」
「やっぱり。」
この辺はゲームの貴族側のシステムにのっとって、街の施設を弄れるのは貴族だけだ。
「もう一つは…君たちは風呂に入ったか?」
「へ?」
柴崎さんが…地場楽自分の体を見た後に買いで見て…なんとなく理解したようだ。
「実はこの町に風呂が…泉の形でそのの露天で公園のど真ん中にしかない。服を着て浴びるにも…誰もいない上にあれではプレイヤー間で、冒険者が多くなった
時にきっと暴動が起こると判断している。魔法持ちが多ければ何とかなるが…街中では当然魔法は使えないからな。」
「…風呂?何?」
エナリシアは不思議そうにこっちを見る。そう言えばエナリシア自体は風呂が必要な生活はしたことなかった。ゴーレムの頃にはゴーレムを風呂に入れる概念はなかった。
「まあ、水浴びよ。」
「水浴び?」
「浴びた事無いの?」
「…分からない。」
それだけでも私の頭がくらっと来た。
「でもエナリシアはともかく…確かに問題です。でも…。」
「そう、泉が一個だけでは当然…私も入る気にならんかった。そこで、風呂屋を開けば儲かるのではと思ったが…その認可先が分からない。」
「いえ、それが…調べてきます。エナリシア、頼みました。」
柴崎さんは部屋を駆け足で走って出て行った。
「…何の問題?」
「そうだな…。プレイヤーの多くは異世界人だ。そいつらには風呂という…熱い水に入る習慣がある。そうすると寒い日でも体が温まるが…これが非常に高い。」
「入る必要ある?」
「凄く気持ちいいぞ。ただし、色々条件があってな。」
なんか向こうで凄い機材の音がする。そしてこっちにドスどすと歩く音が聞こえる。
「…すいません。簡易的に調べて来ましたが…風呂なる物はなく風呂屋もありません。」
「ゲーム中で温泉等の箇所はめったに出なかったからな。しかも施設がある系列は他のゲームだ。」
「となると…私達は2年間風呂なしの生活をしないといけないのですか!?」
「…柴崎…顔怖い。」
確かの女性にとって身だしなみは必須だ。
「…問題だな…となると、どうすればいいのかって事だ。」
「秘策があれば、温泉の為なら私何でもやります。風呂なしは許せません。」
「まずこの地域の貴族を含む全貴族、商店系のプレイヤーたちに声を掛けて、この件を動議してくれ。できれば…横の協議会が作れればいい。」
「分かりました、マスター。一名に賭けてもやらせてもらいます。」
「手柄を譲ってもいい。その代わり風呂屋を…とりあえず家に風呂のシステムは作ってみるが、水道関連の許認可が欲しい。」
「それは確か…開発大臣系ですね。でも、派閥間とか言っているうちはだめでしょうね。開発大臣の管轄ですが…燃料もかかります。」
「後…聞きたいのは貴族たちは…そう言う意味で連合するのにどのくらいかかるのか?」
「…分かりません。謀略ですからね。ただ下級貴族多くて、結構kのソルティ商会には来るので連絡は取れそうです。」
「そうだな…風呂に必要な物を作っておく。…私も数日後にはこの町を離れるから…簡単に物を作って渡しておく。まあ、現地の知恵だ。」
「お願いします。」
…こういう時にフェルミィの知恵が役に立つ。とはいえ、地味だがな。
「ここか…。」
それがこのソルディ商会である。大下君の話によると各派閥は各大臣を筆頭とした派閥で分かれており、その大臣ごとに離合集散がある。その中でもこの国は三つの派閥があり、王子達で派閥が出来ている。王妃派もある。で…それは貴族側に任せておけばいい。が、これが下に関わるのは認可関連だ。貴族の後ろ盾がないとその大臣からのいろんな認可…例えば運輸なら行商や、馬車の認定など。砂糖もあるし…開運も別の大臣がある。そして大下君の派閥はAの軍事関連の派閥だ。強そうに見えるのだがこの世界での軍閥は魔王軍や魔物の戦いでそこそこの発言権があるが、国はおおむね平和。なので、そこまで強い発言権を持たないという。そして大下君がいうにはまず狙ったのが、異世界チートのコショウ。マヨネーズ、塩を求めてこのソルティ商会に来たところエナリシア(秘書)と柴崎さん(会頭)がいた。ついでの商会長もいる。がそっちは別の人だったらしく顔に見覚えがない。相変わらず知人以外には普通の顔に見えるフィルターもあるらしい。が、そのエナリシアたちの話で分かったのがソルティ商会は海運大臣の派閥で釣りギルドの派閥なので、協力できないとの事だった。すると…商品が仕入れられず…倒産の可能性があるそうだ。
「…いらっしゃいませ。ご用件を。」
柴崎さんは丁寧に礼をする。
「こっちに来たのはあることで相談があってのこと。できれば…。」
「分かりました。こちらに。」
丁寧なまま柴崎さんたちはある…狭い部屋に通された。
「ここは私の自室です。ゲームの拠点なので…大丈夫だと思います。商会長もプレイヤーの疑惑があるので、ここにしました。無礼な真似を。」
柴崎さんが平謝りする。
「連絡が行っていればいいよ。それに今回はみんな派閥が分かれていたりしてるからね。」
「…それは設定の想定外でした。が、少し商売とかうまくいってるのですが…基本商品の開拓には貴族にお世辞を言わないといけないので…。」
「分かっている。そこじゃない。二つ聞きたいことがある。」
ここでは主従が反対になっているように見えるが…。
「ここで新しい商売をすることは可能か?」
「いいえ。商会ギルドが…別派閥なので…その大臣の認可嬢が必要なので。」
「やっぱり。」
この辺はゲームの貴族側のシステムにのっとって、街の施設を弄れるのは貴族だけだ。
「もう一つは…君たちは風呂に入ったか?」
「へ?」
柴崎さんが…地場楽自分の体を見た後に買いで見て…なんとなく理解したようだ。
「実はこの町に風呂が…泉の形でそのの露天で公園のど真ん中にしかない。服を着て浴びるにも…誰もいない上にあれではプレイヤー間で、冒険者が多くなった
時にきっと暴動が起こると判断している。魔法持ちが多ければ何とかなるが…街中では当然魔法は使えないからな。」
「…風呂?何?」
エナリシアは不思議そうにこっちを見る。そう言えばエナリシア自体は風呂が必要な生活はしたことなかった。ゴーレムの頃にはゴーレムを風呂に入れる概念はなかった。
「まあ、水浴びよ。」
「水浴び?」
「浴びた事無いの?」
「…分からない。」
それだけでも私の頭がくらっと来た。
「でもエナリシアはともかく…確かに問題です。でも…。」
「そう、泉が一個だけでは当然…私も入る気にならんかった。そこで、風呂屋を開けば儲かるのではと思ったが…その認可先が分からない。」
「いえ、それが…調べてきます。エナリシア、頼みました。」
柴崎さんは部屋を駆け足で走って出て行った。
「…何の問題?」
「そうだな…。プレイヤーの多くは異世界人だ。そいつらには風呂という…熱い水に入る習慣がある。そうすると寒い日でも体が温まるが…これが非常に高い。」
「入る必要ある?」
「凄く気持ちいいぞ。ただし、色々条件があってな。」
なんか向こうで凄い機材の音がする。そしてこっちにドスどすと歩く音が聞こえる。
「…すいません。簡易的に調べて来ましたが…風呂なる物はなく風呂屋もありません。」
「ゲーム中で温泉等の箇所はめったに出なかったからな。しかも施設がある系列は他のゲームだ。」
「となると…私達は2年間風呂なしの生活をしないといけないのですか!?」
「…柴崎…顔怖い。」
確かの女性にとって身だしなみは必須だ。
「…問題だな…となると、どうすればいいのかって事だ。」
「秘策があれば、温泉の為なら私何でもやります。風呂なしは許せません。」
「まずこの地域の貴族を含む全貴族、商店系のプレイヤーたちに声を掛けて、この件を動議してくれ。できれば…横の協議会が作れればいい。」
「分かりました、マスター。一名に賭けてもやらせてもらいます。」
「手柄を譲ってもいい。その代わり風呂屋を…とりあえず家に風呂のシステムは作ってみるが、水道関連の許認可が欲しい。」
「それは確か…開発大臣系ですね。でも、派閥間とか言っているうちはだめでしょうね。開発大臣の管轄ですが…燃料もかかります。」
「後…聞きたいのは貴族たちは…そう言う意味で連合するのにどのくらいかかるのか?」
「…分かりません。謀略ですからね。ただ下級貴族多くて、結構kのソルティ商会には来るので連絡は取れそうです。」
「そうだな…風呂に必要な物を作っておく。…私も数日後にはこの町を離れるから…簡単に物を作って渡しておく。まあ、現地の知恵だ。」
「お願いします。」
…こういう時にフェルミィの知恵が役に立つ。とはいえ、地味だがな。
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