1,174 / 1,319
第24章 ドラゴニックエスタ トライアル
第1166話 ゴーレムに任せて寝転んでいても、戦闘は可能です。
しおりを挟む
それから全員で西のゴールディに向かう事になった。図らずも同じ名前の都市があるとはね。いや、そっちに合わせたというべきか。只移動はシャドウゴーレムで
走らせることになったが、意外と休憩が多かった。というのもシャドウゴーレムの欠点はMP維持費が非常に高い事だ。まずダークマターやダークボックスで最大
MPが削られ、その上にゴーレム回路に充電…なのか?魔力充填しないといけない。ついでにこのゴーレム回路はうちでの販売時だと2時間動かせばMPが枯渇する値となっている。そして数億するんだ。この回路。元々マナバッテリーを1点分個作るのでさえ1000万MP近い魔石が欲しい。その上2時間稼働で大体…
40点ほど欲しい。これだけで4億が材料費で欲しい。これに作成できる技術者であることが要求される。また魔石自体が現在作成法は魔物側以外判明していない。
そう、これダンジョンから手に入った魔石で細かく材料を作っていかないと手に入らないんだ。だから、…ザガートンで展開されているゴーレム車は勇者大陸で
大量に魔石を購入して作ったことになっている。なお、本当に在庫が余って困っていたギルドからも買っている。
「でも疲れるね。これ。」
「そう言う物だよ、ボーイ、」
「そうだな、俺達も魔法があればいいんだが魔法使いの役割だぜ。」
「改造できないかな?」
「あるにはある。が金持ちだな。金額がおかしくなる。」
「何それ?」
「単純にMPを供給する側と運転側と分ければいい。」
その話には全員が首を傾ける。
「意味が分からん。」
「二つゴーレム回路を持ち込んで満タン側を運転者が使う。運転している間にこっちで空になったゴーレム回路のMPを補充するって事だ。」
「補充方法とかあるのかよ。」
「魔力を込める魔法回路がある。それで自分以外からMPを貰うんだ。」
これは乗り合いゴーレム者にも搭載されたシステムだ。お客からMPを自然回復程度貰い、当然搭乗者からも貰う。そうする事で燃料を保持できるようにしている。なお…そっちに使う最大容量は半日は持つだけ貯められる。だからまあ、乗り合いゴーレム車の加算は難しい。但しその分利益もあるので、安くもできる。なにより
「確かにそれなら楽だね。」
「でもそんな人数MPを貯まるか?」
「小さい子でも20Mp程度はあるからな。」
「確かに合理的ですが、それだと交代要員を確保できませんよ。」
「それはある。ただしそれを回復させるのも…仕事じゃないか?」
「ミナ。確かにそっちの方が楽だね。ただ、回路って壊れない?」
「そこが問題でね、普通に使う集積回路で使う魔石だと振動で砕ける。壊さない被覆配線の開発が欲しい。」
「難しくなったな。」
「というか、そういうことできるの?」
魔石自体は非常にもろく、しかも人間が触っているとすぐに壊れる欠点がある。
「そこは開発中だな。ある程度壊れない物なら、何かに包んでしまえばいい。が被覆にはならないんだ。」
「詳しく。」
なぜかそこにミナさんが興味を持っていた。
「被覆は実は工業技術でね。」
「ん?何かで包むとは違うんだ。」
「あれは電気分解を使ったりしてコーティングする行為なんだ。だからまず固まりやすくて、固まって柔らかいゴムの木とかそう言う…液体が欲しいんだ。だが、それら含めこの世界の植物とかの研究もまだなら、さらにそう言う技術もない。サバイバルやっているときに工業品作れと言うのは機械作ってその先だから出来ないと分かり切ってる奴にできない技術を伝えるのは…無茶にもほどがあるよ。」
「確かにだ。」
「そうですね。」
「それにだ、この世界の植物とか、地球にはない植物が多すぎる。だから外見が似てても全部一から研究しないと…結果は得られないそうだ。」
最近軌道に乗り始めた俊三さんの研究は実際自分が知っているあらゆる科学試験を適当な植物全てにやることから始まっているらしい。DPもそのための研究施設
が優先されていて、更にスライム研究も並行している。只結果がいつできるかは不明な基礎研究らしくて。それを動植物にも広げてくれている。大体大都市並みの
敷地に巨大研究所を作り、セージオウルを使って研究結果をまとめる。これこそ研究のだいご味らしい。その中で面白い効果が出てこればそれを使ったものを作る。
だからまあ…実際俊三さんはほぼすべての分配DPを研究に注ぎ込んでいる。
「うはぁ。」
「じゃあ、似てる植物だからって…同じものとは限らないの?」
「と言える。実際麦でも撒いただけで芽が出る非常に楽だけどうまくない小麦というのもあった。」
「…それは、行けませんが、でも確かに生存ではほしいですね。」
「それは、いばらの道だな。やらなくちゃいけないが、いばらの道…か。」
「きついね、でもダンマスは無限の時間がある…とはいえ…辛いね。」
そう、無限の時間があっても…楽な事なんて少ないんだ。実際は。
走らせることになったが、意外と休憩が多かった。というのもシャドウゴーレムの欠点はMP維持費が非常に高い事だ。まずダークマターやダークボックスで最大
MPが削られ、その上にゴーレム回路に充電…なのか?魔力充填しないといけない。ついでにこのゴーレム回路はうちでの販売時だと2時間動かせばMPが枯渇する値となっている。そして数億するんだ。この回路。元々マナバッテリーを1点分個作るのでさえ1000万MP近い魔石が欲しい。その上2時間稼働で大体…
40点ほど欲しい。これだけで4億が材料費で欲しい。これに作成できる技術者であることが要求される。また魔石自体が現在作成法は魔物側以外判明していない。
そう、これダンジョンから手に入った魔石で細かく材料を作っていかないと手に入らないんだ。だから、…ザガートンで展開されているゴーレム車は勇者大陸で
大量に魔石を購入して作ったことになっている。なお、本当に在庫が余って困っていたギルドからも買っている。
「でも疲れるね。これ。」
「そう言う物だよ、ボーイ、」
「そうだな、俺達も魔法があればいいんだが魔法使いの役割だぜ。」
「改造できないかな?」
「あるにはある。が金持ちだな。金額がおかしくなる。」
「何それ?」
「単純にMPを供給する側と運転側と分ければいい。」
その話には全員が首を傾ける。
「意味が分からん。」
「二つゴーレム回路を持ち込んで満タン側を運転者が使う。運転している間にこっちで空になったゴーレム回路のMPを補充するって事だ。」
「補充方法とかあるのかよ。」
「魔力を込める魔法回路がある。それで自分以外からMPを貰うんだ。」
これは乗り合いゴーレム者にも搭載されたシステムだ。お客からMPを自然回復程度貰い、当然搭乗者からも貰う。そうする事で燃料を保持できるようにしている。なお…そっちに使う最大容量は半日は持つだけ貯められる。だからまあ、乗り合いゴーレム車の加算は難しい。但しその分利益もあるので、安くもできる。なにより
「確かにそれなら楽だね。」
「でもそんな人数MPを貯まるか?」
「小さい子でも20Mp程度はあるからな。」
「確かに合理的ですが、それだと交代要員を確保できませんよ。」
「それはある。ただしそれを回復させるのも…仕事じゃないか?」
「ミナ。確かにそっちの方が楽だね。ただ、回路って壊れない?」
「そこが問題でね、普通に使う集積回路で使う魔石だと振動で砕ける。壊さない被覆配線の開発が欲しい。」
「難しくなったな。」
「というか、そういうことできるの?」
魔石自体は非常にもろく、しかも人間が触っているとすぐに壊れる欠点がある。
「そこは開発中だな。ある程度壊れない物なら、何かに包んでしまえばいい。が被覆にはならないんだ。」
「詳しく。」
なぜかそこにミナさんが興味を持っていた。
「被覆は実は工業技術でね。」
「ん?何かで包むとは違うんだ。」
「あれは電気分解を使ったりしてコーティングする行為なんだ。だからまず固まりやすくて、固まって柔らかいゴムの木とかそう言う…液体が欲しいんだ。だが、それら含めこの世界の植物とかの研究もまだなら、さらにそう言う技術もない。サバイバルやっているときに工業品作れと言うのは機械作ってその先だから出来ないと分かり切ってる奴にできない技術を伝えるのは…無茶にもほどがあるよ。」
「確かにだ。」
「そうですね。」
「それにだ、この世界の植物とか、地球にはない植物が多すぎる。だから外見が似てても全部一から研究しないと…結果は得られないそうだ。」
最近軌道に乗り始めた俊三さんの研究は実際自分が知っているあらゆる科学試験を適当な植物全てにやることから始まっているらしい。DPもそのための研究施設
が優先されていて、更にスライム研究も並行している。只結果がいつできるかは不明な基礎研究らしくて。それを動植物にも広げてくれている。大体大都市並みの
敷地に巨大研究所を作り、セージオウルを使って研究結果をまとめる。これこそ研究のだいご味らしい。その中で面白い効果が出てこればそれを使ったものを作る。
だからまあ…実際俊三さんはほぼすべての分配DPを研究に注ぎ込んでいる。
「うはぁ。」
「じゃあ、似てる植物だからって…同じものとは限らないの?」
「と言える。実際麦でも撒いただけで芽が出る非常に楽だけどうまくない小麦というのもあった。」
「…それは、行けませんが、でも確かに生存ではほしいですね。」
「それは、いばらの道だな。やらなくちゃいけないが、いばらの道…か。」
「きついね、でもダンマスは無限の時間がある…とはいえ…辛いね。」
そう、無限の時間があっても…楽な事なんて少ないんだ。実際は。
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説


もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?

初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。

【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。


主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる