1,172 / 1,270
第24章 ドラゴニックエスタ トライアル
第1164話 お土産饅頭”おやき”概念
しおりを挟む
そして村に着くと…シナリオが始まり…どうもこの村の村おこしの為に…というかエルフの村と銘打たれたこの町…実は”エルフの森の前の村”らしく、依頼はエルフの痕跡をを探して来いって事らしい。そして、そこで村で一日夕足を取ってから移動する事になった。その間に私は村を散策し、まずは村で情報収集を試みる。
「エルフですか?見ないですね、北の森にいるとは聞いてますが…。」
「エルフ?おとぎ話だよ。腕が四本あって大男だとか。しかもイカとクリをバクバク食べるとか。」
「エルフは伝説ですね。エルフの顔が分かればエルフ饅頭作るんですが。」
…なんかこう具体的な話はない。が
「というか饅頭はあるのか?」
「これです。今日の夜食ですよ。」
差し出されたのは小麦粉の生地に覆われた”おやき”だ。にらとか野沢菜を入れた奴で、こっちでは適当な野草を煮込んで喰う物でこの辺ではベーシックな物だ。
「…これに何をしたらエルフ饅頭なんだ?」
「…。」
これ会話のパターン作らんかった奴だな。やめよう。でもおやき出してエルフ饅頭とか言い出すと、実際のエルフは結構肉食と聞いてるから怒り出すな。やめさせた方がいいのか?ただ事件は次の日に起きた。
「で、うん君、恐ろしいね。」
「俺もそう思った。」
どうも寝る前にスタータ巣を確認した所、ニャオはレベルが私達より高いらしくて、それが経験値倍化とかスキル移譲と成長ステータス倍化というスキルを貰った。スキルを手渡せるスキルとか、初めて聞いたぞ。これは人間の…勇者系スキルだが制限が無く、現地の人でも覚えられるチートスキルで先ずスキル移譲というのが相手にスキルを渡せるスキル。使えば渡した側のスキルは消滅する。が渡す際に分割のスキルで対象を増幅させれば…誰か一人からだけ返してもらえば、あとの人間は全員スキルを持ったままにできるという…スキル増殖術だ。経験値倍化は手に入る経験値の寮が上がり、レベルが上がると10レベルで一つ貰えるはずのSPがもっと低いレベルで貰えるようになる。これにより経験値は手に入りやすくなりレベルが上がればステータスの上昇がどんどん上がる。しかもこの二つのレベルアップトリガーは自身のレベルアップだ。はっきり言ってチートスキルだ。分割は流石にSPで手に入れてという話だが、確かにパーティ全員にスキルを分けておけばよい。そしてこのスキル分割の怖さはレベル10になると、MPで払えればスキルをコピーできる点だ。これでスキルをSPなしで量産できるらしい。恐ろしいな。
「でも私たちが敵に回る可能性も0ではないんだぞ?」
「だとしてもあげるよ。そこまでの事はしないさ。一か月いてわかった。ユリアも、イルパさんもそんな不義理する人じゃないよ。」
「…認めてもらってうれしいな。」
「…。ありがたく受け取ろう。君が敵でなくてよかったと思う」
実際発想もそうだが、妙に…洞察力の高さを感じる。
「ありがたくもらうが…渡せるスキルないぜ。」
「私もだな。」
「それは気にしてないよ。できることが分かれば満足だから。」
ふむ、検索も持っている気配もするから渡したいスキルないな。
「エルフですか?見ないですね、北の森にいるとは聞いてますが…。」
「エルフ?おとぎ話だよ。腕が四本あって大男だとか。しかもイカとクリをバクバク食べるとか。」
「エルフは伝説ですね。エルフの顔が分かればエルフ饅頭作るんですが。」
…なんかこう具体的な話はない。が
「というか饅頭はあるのか?」
「これです。今日の夜食ですよ。」
差し出されたのは小麦粉の生地に覆われた”おやき”だ。にらとか野沢菜を入れた奴で、こっちでは適当な野草を煮込んで喰う物でこの辺ではベーシックな物だ。
「…これに何をしたらエルフ饅頭なんだ?」
「…。」
これ会話のパターン作らんかった奴だな。やめよう。でもおやき出してエルフ饅頭とか言い出すと、実際のエルフは結構肉食と聞いてるから怒り出すな。やめさせた方がいいのか?ただ事件は次の日に起きた。
「で、うん君、恐ろしいね。」
「俺もそう思った。」
どうも寝る前にスタータ巣を確認した所、ニャオはレベルが私達より高いらしくて、それが経験値倍化とかスキル移譲と成長ステータス倍化というスキルを貰った。スキルを手渡せるスキルとか、初めて聞いたぞ。これは人間の…勇者系スキルだが制限が無く、現地の人でも覚えられるチートスキルで先ずスキル移譲というのが相手にスキルを渡せるスキル。使えば渡した側のスキルは消滅する。が渡す際に分割のスキルで対象を増幅させれば…誰か一人からだけ返してもらえば、あとの人間は全員スキルを持ったままにできるという…スキル増殖術だ。経験値倍化は手に入る経験値の寮が上がり、レベルが上がると10レベルで一つ貰えるはずのSPがもっと低いレベルで貰えるようになる。これにより経験値は手に入りやすくなりレベルが上がればステータスの上昇がどんどん上がる。しかもこの二つのレベルアップトリガーは自身のレベルアップだ。はっきり言ってチートスキルだ。分割は流石にSPで手に入れてという話だが、確かにパーティ全員にスキルを分けておけばよい。そしてこのスキル分割の怖さはレベル10になると、MPで払えればスキルをコピーできる点だ。これでスキルをSPなしで量産できるらしい。恐ろしいな。
「でも私たちが敵に回る可能性も0ではないんだぞ?」
「だとしてもあげるよ。そこまでの事はしないさ。一か月いてわかった。ユリアも、イルパさんもそんな不義理する人じゃないよ。」
「…認めてもらってうれしいな。」
「…。ありがたく受け取ろう。君が敵でなくてよかったと思う」
実際発想もそうだが、妙に…洞察力の高さを感じる。
「ありがたくもらうが…渡せるスキルないぜ。」
「私もだな。」
「それは気にしてないよ。できることが分かれば満足だから。」
ふむ、検索も持っている気配もするから渡したいスキルないな。
0
お気に入りに追加
45
あなたにおすすめの小説
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
あなたがそう望んだから
まる
ファンタジー
「ちょっとアンタ!アンタよ!!アデライス・オールテア!」
思わず不快さに顔が歪みそうになり、慌てて扇で顔を隠す。
確か彼女は…最近編入してきたという男爵家の庶子の娘だったかしら。
喚き散らす娘が望んだのでその通りにしてあげましたわ。
○○○○○○○○○○
誤字脱字ご容赦下さい。もし電波な転生者に貴族の令嬢が絡まれたら。攻略対象と思われてる男性もガッチリ貴族思考だったらと考えて書いてみました。ゆっくりペースになりそうですがよろしければ是非。
閲覧、しおり、お気に入りの登録ありがとうございました(*´ω`*)
何となくねっとりじわじわな感じになっていたらいいのにと思ったのですがどうなんでしょうね?
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
かつて最弱だった魔獣4匹は、最強の頂きまで上り詰めたので同窓会をするようです。
カモミール
ファンタジー
「最強になったらまた会おう」
かつて親友だったスライム、蜘蛛、鳥、ドラゴン、
4匹は最弱ランクのモンスターは、
強さを求めて別々に旅に出る。
そして13年後、
最強になり、魔獣四王と恐れられるようになった彼女ら
は再び集う。
しかし、それは世界中の人々にとって脅威だった。
世間は4匹が好き勝手楽しむ度に
世界の危機と勘違いをしてしまうようで・・・?
*不定期更新です。
*スピンオフ(完結済み)
ヴァイロン家の少女が探す夢の続き~名家から追放された天才女騎士が最強の冒険者を目指すまでの物語~
掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる