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第24章 ドラゴニックエスタ トライアル
第1141話 どうして魔王を倒す必要があるのか?
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私が呆然と考えていると、集団の一部が、遠目に見える…こじんまりとした旧来の中世の西洋風のお城を見つけ、そこにまるで幽霊みたいに歩いていく。それはもう周りの人間が逃げ出すほどにだ。そして、それが城門に到達した時…当然兵士に呼び止められた。当たり前だがそんな街の人間の数十倍だと思われる人間が幅5mの門に殺到しようとしている。中に入れれば混乱必至。
「すまないが!応募者の者たちはそこに待ってほしい!」
城の方から大声が聞こえると、慌てて兵士は城門を閉めた。まあ、これが普通の反応だ。ただし、周囲は軽いパニックになるとともに城門通路では全員が足止めを食らった。だが、諦める全員ではない何せここでお金を貰わないと、生活の為の原資もないからだ。その間に検索を開始。検索は実は一回20MP消費するために…うわ、このステータスだと一回も打てない。ついでに消費は記録上で当然この半分も使えば片頭痛で歩くのさえおっくうになり、魔法の訓練を行わないとスキル以外は使えない。ただし、武器は最初から持たせてもらっているようだ。ただ怖いのはこの世界では武器の攻撃力はそのまま絶対的な火力になると思われる。近くのベンチに座り、周りを観察している。今回の募集は異世界人の他に異世界人の従者や一般人でシートを書いた者すべてが到達する。なので結構多い印象を受ける。
「すいませんが、王様が来ます、そしてこちらに…一列でお並びください。」
そう言うと全員が2列で並び始めた。でその間に…。
「魔王討伐に兵士が来て…すごいねぇ…。」
「おばあさん。」
そばにいたおばあさんに声をかける。
「何だい?」
「兵士はそんなに応募があるの?」
「魔王討伐となればかなり大きいけどねぜ・・。」
なんか、こっちの名前を聞いてこないこともあり、若干NPC感あるなこれ。今回確かめるのは会話して、どこまで通じるか。ゲームみたく定型文だけを言うわけではないようだ。
「魔王はそんなにひどいんですか?」
「はい、この町も魔王軍に王都が侵攻され幾度となく戦ってきからのぉ、」
「でも、魔王はどこにいるんです?」
「わしは見た事無いねぇ…。」
「でしょうね、だとしたらなんで、こんなに?」
「わしが聞いた感じ、魔物がおるんは魔王のせいらしいのじゃ。その源を叩かん限り魔物におびえる日々は変わらんと思うから…これはこれで素晴らしいのじゃ。」
なんか魔法っぽいのがいるから討伐してくれとか言う。そんな肝心ふわっとした討伐化、縛りは薄いが、目的も薄いな、これ。
「すまないが!応募者の者たちはそこに待ってほしい!」
城の方から大声が聞こえると、慌てて兵士は城門を閉めた。まあ、これが普通の反応だ。ただし、周囲は軽いパニックになるとともに城門通路では全員が足止めを食らった。だが、諦める全員ではない何せここでお金を貰わないと、生活の為の原資もないからだ。その間に検索を開始。検索は実は一回20MP消費するために…うわ、このステータスだと一回も打てない。ついでに消費は記録上で当然この半分も使えば片頭痛で歩くのさえおっくうになり、魔法の訓練を行わないとスキル以外は使えない。ただし、武器は最初から持たせてもらっているようだ。ただ怖いのはこの世界では武器の攻撃力はそのまま絶対的な火力になると思われる。近くのベンチに座り、周りを観察している。今回の募集は異世界人の他に異世界人の従者や一般人でシートを書いた者すべてが到達する。なので結構多い印象を受ける。
「すいませんが、王様が来ます、そしてこちらに…一列でお並びください。」
そう言うと全員が2列で並び始めた。でその間に…。
「魔王討伐に兵士が来て…すごいねぇ…。」
「おばあさん。」
そばにいたおばあさんに声をかける。
「何だい?」
「兵士はそんなに応募があるの?」
「魔王討伐となればかなり大きいけどねぜ・・。」
なんか、こっちの名前を聞いてこないこともあり、若干NPC感あるなこれ。今回確かめるのは会話して、どこまで通じるか。ゲームみたく定型文だけを言うわけではないようだ。
「魔王はそんなにひどいんですか?」
「はい、この町も魔王軍に王都が侵攻され幾度となく戦ってきからのぉ、」
「でも、魔王はどこにいるんです?」
「わしは見た事無いねぇ…。」
「でしょうね、だとしたらなんで、こんなに?」
「わしが聞いた感じ、魔物がおるんは魔王のせいらしいのじゃ。その源を叩かん限り魔物におびえる日々は変わらんと思うから…これはこれで素晴らしいのじゃ。」
なんか魔法っぽいのがいるから討伐してくれとか言う。そんな肝心ふわっとした討伐化、縛りは薄いが、目的も薄いな、これ。
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