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第23章 それでもやっぱり領地開発したい
第1123話 目に見えない才能は雇われてから開花する事が多い
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「とりあえずイラストは上げたし。」
私と雑談をしながらも顔や体がさらさら書かれていくのは怖いな。島原は話しながらもペンを動かす手が止まらなかった。
「漫画とか描いたことあるのか?」
「趣味でね。といっても知り合いの作家にアシスタントで手伝いしたことがある程度よ。」
「器用だな。それなら…建築で役に立つかもしれん。」
「は?」
「言っていなかったか?私の本業は建築家だ。家を建て建物を建てるのが好きだ。その中で装飾の図案となるとイラストレーターが欲しいんだ。」
「・・・それで?」
「むしろ、そうだな、勇者よりそれさえあれば貴重だ、スキルにはなっていないようだがな。わが社の幹部としてお願いしたい。パターンなどの資料は渡す。」
こういう芸術系の職人は建築において遊びを生んで…心を豊かにする建築に刃か買えない要素だ。やっとこういう人材が集まってきたかと思うと…ちょっと感動してきた。
「なんか妙な所が買われた。」
買った相手は呆れている顔だが。
「いや、それ位絵心が私も含めないんだ。ついでにその分給料は弾むし、君を幹部対応で迎えたい。デザイナーとして。」
「いや、あこがれては、いたけどさ。まさかこんなところで、」
「頼むな、それまではこの部屋を好きにしてもらって構わない。下にはシルキー、後キューピットもいる。」
「それはありがたく思ってる。私の色んな代わりになってもらってる。」
「こいついつもエロい事しか考えてないし。」
カノジョの方からキューピットが顔だけ出していた。
「そう言う物だ。頼む。護衛と後…。」
「分かってる。」
「で、店長か…でも店舗経営は下の二人でいいの?」
「むしろここは他の店よりは暇なんだ。雑貨店だけだからな。」
「何やってるの?」
「んー。一番忙しい店だと路線バス事業と、宿屋と雑貨屋とレストランを兼務してるな。」
「なんか広すぎない?」
「一応本部ではゴーレム車レンタルや建築家具販売…あと革防具などの販売がある。」
「でか!」
「手広いが全部建築のための布石にしかすぎん。」
「…そうですか…。」
まだ本業にダンジョンルーム販売とダンジョン建築があるからな。
「後、もう一つだけ君が欲しい理由が最近できた。」
「何?」
「それを…今から行く場所にある。」
私と雑談をしながらも顔や体がさらさら書かれていくのは怖いな。島原は話しながらもペンを動かす手が止まらなかった。
「漫画とか描いたことあるのか?」
「趣味でね。といっても知り合いの作家にアシスタントで手伝いしたことがある程度よ。」
「器用だな。それなら…建築で役に立つかもしれん。」
「は?」
「言っていなかったか?私の本業は建築家だ。家を建て建物を建てるのが好きだ。その中で装飾の図案となるとイラストレーターが欲しいんだ。」
「・・・それで?」
「むしろ、そうだな、勇者よりそれさえあれば貴重だ、スキルにはなっていないようだがな。わが社の幹部としてお願いしたい。パターンなどの資料は渡す。」
こういう芸術系の職人は建築において遊びを生んで…心を豊かにする建築に刃か買えない要素だ。やっとこういう人材が集まってきたかと思うと…ちょっと感動してきた。
「なんか妙な所が買われた。」
買った相手は呆れている顔だが。
「いや、それ位絵心が私も含めないんだ。ついでにその分給料は弾むし、君を幹部対応で迎えたい。デザイナーとして。」
「いや、あこがれては、いたけどさ。まさかこんなところで、」
「頼むな、それまではこの部屋を好きにしてもらって構わない。下にはシルキー、後キューピットもいる。」
「それはありがたく思ってる。私の色んな代わりになってもらってる。」
「こいついつもエロい事しか考えてないし。」
カノジョの方からキューピットが顔だけ出していた。
「そう言う物だ。頼む。護衛と後…。」
「分かってる。」
「で、店長か…でも店舗経営は下の二人でいいの?」
「むしろここは他の店よりは暇なんだ。雑貨店だけだからな。」
「何やってるの?」
「んー。一番忙しい店だと路線バス事業と、宿屋と雑貨屋とレストランを兼務してるな。」
「なんか広すぎない?」
「一応本部ではゴーレム車レンタルや建築家具販売…あと革防具などの販売がある。」
「でか!」
「手広いが全部建築のための布石にしかすぎん。」
「…そうですか…。」
まだ本業にダンジョンルーム販売とダンジョン建築があるからな。
「後、もう一つだけ君が欲しい理由が最近できた。」
「何?」
「それを…今から行く場所にある。」
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