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第22章 勇者大下の冒険
第1027話 エナリシアの旅 慣れぬプレゼン
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次の日の朝にひな形を提出。その地図に…
「あんたもしかして…。」
「我が主は、建築家の井原です。だからこその建築部隊もいるんです。」
建築用メジャーを持って帰ってきたマスター(外見ミラージェ)と部下の4名の建築部隊がメイド服を着て直立不動の体制を取っていた。
「じゃあ、これは…その井原が仕上げた?」
「はい、簡易に碁盤目状ですが、現在の家、建築を生かす形ですね、高い建物は”日照時間”による不満も健康被害も生まれますので、それが抑えられる程度の公園や道路などを配置しております。また今後のゴーレム車の導入も見越して、道路幅も調整してございます。」
そして見せた地図に…ナギサさんと王様の歓声が上がる。
「これは…さすがに…」
「開発は何も無い時がいちばん易しく、その時の計画性で、百年や千年の利便性が関わります。水もありますが…水だけでも優秀は山水等を使い、水だけでも市民を満たせば…」
「水・・・。どうしたらいい?」
「水もれっきとした資源であり、人々の生活の基盤でございます。この辺は井戸が多いと聞いております。が、水も汚いと…。」
「そうだな、確かに。」
少年王が頷く。
「それに…冒険者に迎合しすぎると、元の住民が不満を持ちます。そこでダンジョン式上下水道計画を立案いたします。」
そして、簡単に説明する。ダンジョンから水を流して下流で自分に還元させると、理論上使用された分以外はダンジョン内で水流は還流する。そして使われた分はその分を維持費として…住民に無料で提供する。その分…その家を領域化してDPで賄う。そしてトイレも…家内部で作り…水を張って消臭し…流して人目が付かない所でダンジョンに吸収させる。・・・それ以外はダンジョン的吸収をしない事で…ダンジョン活動をごまかす…という物だ。
「それは凄いな…水が飲み放題はかなり…」
「また還流させればマイナスイオンに包まれた…平和な水の都市というのも出来ます。費用は…飲まれない限り無料ですからね。当然最初の水を出すところは欲しいですが…。」
「確かに、ダンジョンの儲けをこう使えばさらに…快適さでDPアップ・・・。」
「うまい水を飲んで…食べ物、飲み物が豊かになれば、定住率が上がります。その人口は他の国家とかに良い牽制になるでしょう。」
「水・・・か。確かに基礎だ。が費用はどうする?」
「それが、…ギルドに規定はありますか?」
「それが…ないんだ。どっちかというと作ってもらった物の値段じゃなくて、日当制なんだ。」
「だとすれば…今回は私達の家の分の土地の権利をいただければ…後は普通の金カード雇用の値段でよろしいと思います。」
既定がない時にその事実を押せば…お互い喧嘩になる。それにこれでダンジョンが潤うなら…こっちに対して無理難題を言ってこないだろう。貸しという考え方だ。
「じゃあ、これで頼む、後は…この通りに。ダンジョン周りに商店街。そして、その奥通りに住宅街で、できれば百戸頼む。」
「…いいでしょうか?」
メルさんも見ると頷いた。
「私も、ここでいいから店が開けるならそれでいいよ。リラシルト産の食品置かせてもらうわ。ただ、小麦はもう少しかかるからね。」
その地図を一か所指差す。
「分かった。それで行こう。お願する。」
そして少年王が大きく頭を下げ、話は終了した。
「あんたもしかして…。」
「我が主は、建築家の井原です。だからこその建築部隊もいるんです。」
建築用メジャーを持って帰ってきたマスター(外見ミラージェ)と部下の4名の建築部隊がメイド服を着て直立不動の体制を取っていた。
「じゃあ、これは…その井原が仕上げた?」
「はい、簡易に碁盤目状ですが、現在の家、建築を生かす形ですね、高い建物は”日照時間”による不満も健康被害も生まれますので、それが抑えられる程度の公園や道路などを配置しております。また今後のゴーレム車の導入も見越して、道路幅も調整してございます。」
そして見せた地図に…ナギサさんと王様の歓声が上がる。
「これは…さすがに…」
「開発は何も無い時がいちばん易しく、その時の計画性で、百年や千年の利便性が関わります。水もありますが…水だけでも優秀は山水等を使い、水だけでも市民を満たせば…」
「水・・・。どうしたらいい?」
「水もれっきとした資源であり、人々の生活の基盤でございます。この辺は井戸が多いと聞いております。が、水も汚いと…。」
「そうだな、確かに。」
少年王が頷く。
「それに…冒険者に迎合しすぎると、元の住民が不満を持ちます。そこでダンジョン式上下水道計画を立案いたします。」
そして、簡単に説明する。ダンジョンから水を流して下流で自分に還元させると、理論上使用された分以外はダンジョン内で水流は還流する。そして使われた分はその分を維持費として…住民に無料で提供する。その分…その家を領域化してDPで賄う。そしてトイレも…家内部で作り…水を張って消臭し…流して人目が付かない所でダンジョンに吸収させる。・・・それ以外はダンジョン的吸収をしない事で…ダンジョン活動をごまかす…という物だ。
「それは凄いな…水が飲み放題はかなり…」
「また還流させればマイナスイオンに包まれた…平和な水の都市というのも出来ます。費用は…飲まれない限り無料ですからね。当然最初の水を出すところは欲しいですが…。」
「確かに、ダンジョンの儲けをこう使えばさらに…快適さでDPアップ・・・。」
「うまい水を飲んで…食べ物、飲み物が豊かになれば、定住率が上がります。その人口は他の国家とかに良い牽制になるでしょう。」
「水・・・か。確かに基礎だ。が費用はどうする?」
「それが、…ギルドに規定はありますか?」
「それが…ないんだ。どっちかというと作ってもらった物の値段じゃなくて、日当制なんだ。」
「だとすれば…今回は私達の家の分の土地の権利をいただければ…後は普通の金カード雇用の値段でよろしいと思います。」
既定がない時にその事実を押せば…お互い喧嘩になる。それにこれでダンジョンが潤うなら…こっちに対して無理難題を言ってこないだろう。貸しという考え方だ。
「じゃあ、これで頼む、後は…この通りに。ダンジョン周りに商店街。そして、その奥通りに住宅街で、できれば百戸頼む。」
「…いいでしょうか?」
メルさんも見ると頷いた。
「私も、ここでいいから店が開けるならそれでいいよ。リラシルト産の食品置かせてもらうわ。ただ、小麦はもう少しかかるからね。」
その地図を一か所指差す。
「分かった。それで行こう。お願する。」
そして少年王が大きく頭を下げ、話は終了した。
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