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第21章 薔薇と白い月(ダークファンタジー)
第975話 薔薇と白い月(2) ゲーム仕様だと半年必要な事も3分で。
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「…ん?なんか変。」
「だよね。」
「クックック、気が付いていなかったのかね。無いのだよ、何のレシピも、パンを作るレシピも私は攻略情報を覚えてはいるが、存在していないはずのものだ。あればゲームデータになっているはずだ。という事はこれは…レシピを作ったという事だ。」
教授がにやけてこっちを見ている。
「ゲームかどうか知らんが…レシピはこの”魔紙”があれば書いて登録できる、ダンジョン製だから貴重だという設定だがな。これだけは錬金でレシピが無かった。」
取り出したのはゲームで使うレシピの本”日曜DIY”である、工具やろうそくなど日用雑貨(換金アイテム)を作るための本だ。
「というか登録ってもしかして…。」
「そうだ、これを丸ごと錬金鍋に突っ込むんだ。そうすると、本が消えてレシピが登録できる。只製作可能になるだけで、本の内容は別でメモしないとだめだからな。そこが欠点なんだ。」
「…便利?」
「ムムム、難しいな、レシピの丸暗記が必要なのか?」
「というか、これだと学校いらないんじゃ?」
流石に3人も思い至ったんだろう、錬金って実は、学校が要る内容の授業内容じゃないんだ。
「前のレシピだろ、薬草の純度を上げる処理を覚える必要があって、その程度には授業が必要なんだが、それでも…薬草の葉を洗って、で、丁寧にすりつぶして分量守って水と薬草入れれば完成だ。ついでに前もってビンも入れると、そのビンに詰めてくれる。これで半年の授業が終わりだ。」
「「「「早!」」」」
「後は、分量を守るとかなんだが…今はそれを破砕する処理用の破砕すりこ木も錬金窯に登録したからいらないんだ。」
「…え?」
「器具も全部釜に投入すればそれだけで、登録完了だ。自動で全部やってくれるという機能が錬金窯に全部備わってる、専用の工房があればいいが、たんにポーション作るだけならこれに薬草と水さえ入れておけば全部自動で作成するぞ。ビンも材料あれば全部作るぞ。だから…授業いらん。」
「あっさりしすぎじゃない?」
「ゲーム上そうだったとしか言いようがない。ただ、改良はできると判断している。が…文明が足りんな。そこまでは。」
「…じゃあ、ここにレシピ書けば、足せるの?」
本を指さしている、確かにそれでもいいが。
「…これを使ってくれ。後錬金窯自体が貴重品で数が少ないんだ。そこだけは注意してくれ。」
影から…魔紙を三つほど取り出して。渡す。
「秘湯の紙にレシピは一つ。そいつもダンジョンの発掘品だから。注意してくれ。それが後期の内容になるかな。それで自分独自のレシピが登録できれば、材料を入れただけで完成する。って事だ。」
3人は感心してその紙を見つめる。
「工程はどこまでかね?」
「私が知る限りは買って…ドランには登録したが、あれは神様謹製だ。細かいレシピの具合は知らん。第一あんなに小さくなる方法は…私には浮かばんかった。」
そう、あのポシェット。地味に高性能すぎていろいろ困るんだ。
「だよね。」
「クックック、気が付いていなかったのかね。無いのだよ、何のレシピも、パンを作るレシピも私は攻略情報を覚えてはいるが、存在していないはずのものだ。あればゲームデータになっているはずだ。という事はこれは…レシピを作ったという事だ。」
教授がにやけてこっちを見ている。
「ゲームかどうか知らんが…レシピはこの”魔紙”があれば書いて登録できる、ダンジョン製だから貴重だという設定だがな。これだけは錬金でレシピが無かった。」
取り出したのはゲームで使うレシピの本”日曜DIY”である、工具やろうそくなど日用雑貨(換金アイテム)を作るための本だ。
「というか登録ってもしかして…。」
「そうだ、これを丸ごと錬金鍋に突っ込むんだ。そうすると、本が消えてレシピが登録できる。只製作可能になるだけで、本の内容は別でメモしないとだめだからな。そこが欠点なんだ。」
「…便利?」
「ムムム、難しいな、レシピの丸暗記が必要なのか?」
「というか、これだと学校いらないんじゃ?」
流石に3人も思い至ったんだろう、錬金って実は、学校が要る内容の授業内容じゃないんだ。
「前のレシピだろ、薬草の純度を上げる処理を覚える必要があって、その程度には授業が必要なんだが、それでも…薬草の葉を洗って、で、丁寧にすりつぶして分量守って水と薬草入れれば完成だ。ついでに前もってビンも入れると、そのビンに詰めてくれる。これで半年の授業が終わりだ。」
「「「「早!」」」」
「後は、分量を守るとかなんだが…今はそれを破砕する処理用の破砕すりこ木も錬金窯に登録したからいらないんだ。」
「…え?」
「器具も全部釜に投入すればそれだけで、登録完了だ。自動で全部やってくれるという機能が錬金窯に全部備わってる、専用の工房があればいいが、たんにポーション作るだけならこれに薬草と水さえ入れておけば全部自動で作成するぞ。ビンも材料あれば全部作るぞ。だから…授業いらん。」
「あっさりしすぎじゃない?」
「ゲーム上そうだったとしか言いようがない。ただ、改良はできると判断している。が…文明が足りんな。そこまでは。」
「…じゃあ、ここにレシピ書けば、足せるの?」
本を指さしている、確かにそれでもいいが。
「…これを使ってくれ。後錬金窯自体が貴重品で数が少ないんだ。そこだけは注意してくれ。」
影から…魔紙を三つほど取り出して。渡す。
「秘湯の紙にレシピは一つ。そいつもダンジョンの発掘品だから。注意してくれ。それが後期の内容になるかな。それで自分独自のレシピが登録できれば、材料を入れただけで完成する。って事だ。」
3人は感心してその紙を見つめる。
「工程はどこまでかね?」
「私が知る限りは買って…ドランには登録したが、あれは神様謹製だ。細かいレシピの具合は知らん。第一あんなに小さくなる方法は…私には浮かばんかった。」
そう、あのポシェット。地味に高性能すぎていろいろ困るんだ。
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