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第21章 薔薇と白い月(ダークファンタジー)
第930話 薔薇と白い月(2) 手抜きできるなら、するのがテクニック
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3Fは通帳”ゴブリン平原”である、ここに出てくる敵は周回しているゴブリンの群れだ。実力はデデッポ鳥や、パークボアほどではない。だが知能があり、集団戦と奇襲をかけてくるゴブリンは…逆に狩られている、リアルでは徹底的に嫌われているがここではゴブリンを倒すと、その装備に応じた”現金”になる。役職付きとなれば大体10倍。但し相手は奇襲をメインとし、しかも小さくて腕力で勝てる…までが人間の有利だ。ただ、その木臭さえ知能差で稚拙なので、遠目から見れば丸わかり。飛び道具の費用さえあれば、射撃で一掃が可能だ。ただし、ここが通称”冒険者の壁”と言われている、そう、ダンジョンに遠距離武器を持ち込む必要があるのだ。そうでないなら、防具を付けての無双以外では…逆に勝てないことが多い。
「どうするー?」
私たちが周りを見ると、休憩している冒険者を視界内だけでも3か所確認できた。ここは冒険者の中級の狩場である、が、こんなところで稼いでも儲けは知られている、。
「でもここは儂でものぉ…。」
オウルの苦笑いもわかる、道中話を聞いてみると、オウルとミヨちゃんは一週目でこの3Fに行く前に終わった。そして3Fは冒険者や学生にとって最初に来て最後迄いる場所だ。その位次の4F”狼平原”がきついのだ。ここの群れは多くて4体。なのだが狼平原は平均20体のウルフの群れだ。ついでにゲーム中では4体が表示限界の為に4体から延々と増援が湧き出す…第2のレベリングフロアである、ただし現実は20体の群れだ。これが攻略班の心を最大限折った。一人で4体以上相手にする。しかも報告だとこの群れが複数存在し、リンク(MMOモンスターにおける見方が襲われているとアクティブになるモンスターたちの総称)にリンクにリンクを重ね80体と戦闘したという話もある。ただ第一回では聖女たちはレーザーで一掃。瞬殺だったという。差がひどいな。その為聖女の後ろのついていった記者が10Fまでのフロアマップとモンスターの記入を仕上げたという。そうでないなら難所。それが4Fだ。
「下はねぇ…。」
ミヨちゃんでさえ苦笑いだ。当然だろう。だが私のマッチョな体があれば…。
「…行くぞ、ここには用がない5Fで羽毛とかを集めるんだ。」
「は、はい!」
ただ、私には一つ秘策があった。本当はここで稼ぎたいんだけど、人が多すぎて…稼ぎにならん。
4Fは、膝までの草が生えた草原だ。マッピング通りならここは3時間ほど歩くと会談まで到着する。但し徘徊する狼の群れに見つからないことが必要だ。私は懐からある液体を出すと、ミヨちゃんと、オウルに振りかける。私にもだ。
「何ですこれ?」
「何なのかのぉ。」
「魔物除けのポーションだ。ただ、好きじゃない。5Fでレベリング後にここと戦えるようになってそれからだ。」
この魔物除けのポーション、原作ではレシピは存在していなかった。が、商業ギルドの奥にはちゃんと錬金術のレシピがあった。ただそれが”狼の尿+ゴブリンの汚れた腰布”なんだ。ついでに原作レシピで”ゴブリンの汚れた腰布×10+石鹸=布×10”というレシピもある。とても汚いので、使いたくない。
「臭くないです?」
「どうもこのにおいが、狼の匂いに近いから…それで魔物除けらしい。さて行くぞ。」
地味にこの魔物除けのポーション、一本銀貨10枚なんだ。高い。そして、このフロアから、草、枝、そして木の実が高額取引される。この危険地帯だから当然だ。私は足元の草を刈り取ると、それをポシェットに入れる、そして、そのままマップを見つめ、歩き出す。
「お前たちは武器を構えて前進だ、気配は殺すように。」
「了解ですー。」
「アイアイサーじゃのぉ。」
「どうするー?」
私たちが周りを見ると、休憩している冒険者を視界内だけでも3か所確認できた。ここは冒険者の中級の狩場である、が、こんなところで稼いでも儲けは知られている、。
「でもここは儂でものぉ…。」
オウルの苦笑いもわかる、道中話を聞いてみると、オウルとミヨちゃんは一週目でこの3Fに行く前に終わった。そして3Fは冒険者や学生にとって最初に来て最後迄いる場所だ。その位次の4F”狼平原”がきついのだ。ここの群れは多くて4体。なのだが狼平原は平均20体のウルフの群れだ。ついでにゲーム中では4体が表示限界の為に4体から延々と増援が湧き出す…第2のレベリングフロアである、ただし現実は20体の群れだ。これが攻略班の心を最大限折った。一人で4体以上相手にする。しかも報告だとこの群れが複数存在し、リンク(MMOモンスターにおける見方が襲われているとアクティブになるモンスターたちの総称)にリンクにリンクを重ね80体と戦闘したという話もある。ただ第一回では聖女たちはレーザーで一掃。瞬殺だったという。差がひどいな。その為聖女の後ろのついていった記者が10Fまでのフロアマップとモンスターの記入を仕上げたという。そうでないなら難所。それが4Fだ。
「下はねぇ…。」
ミヨちゃんでさえ苦笑いだ。当然だろう。だが私のマッチョな体があれば…。
「…行くぞ、ここには用がない5Fで羽毛とかを集めるんだ。」
「は、はい!」
ただ、私には一つ秘策があった。本当はここで稼ぎたいんだけど、人が多すぎて…稼ぎにならん。
4Fは、膝までの草が生えた草原だ。マッピング通りならここは3時間ほど歩くと会談まで到着する。但し徘徊する狼の群れに見つからないことが必要だ。私は懐からある液体を出すと、ミヨちゃんと、オウルに振りかける。私にもだ。
「何ですこれ?」
「何なのかのぉ。」
「魔物除けのポーションだ。ただ、好きじゃない。5Fでレベリング後にここと戦えるようになってそれからだ。」
この魔物除けのポーション、原作ではレシピは存在していなかった。が、商業ギルドの奥にはちゃんと錬金術のレシピがあった。ただそれが”狼の尿+ゴブリンの汚れた腰布”なんだ。ついでに原作レシピで”ゴブリンの汚れた腰布×10+石鹸=布×10”というレシピもある。とても汚いので、使いたくない。
「臭くないです?」
「どうもこのにおいが、狼の匂いに近いから…それで魔物除けらしい。さて行くぞ。」
地味にこの魔物除けのポーション、一本銀貨10枚なんだ。高い。そして、このフロアから、草、枝、そして木の実が高額取引される。この危険地帯だから当然だ。私は足元の草を刈り取ると、それをポシェットに入れる、そして、そのままマップを見つめ、歩き出す。
「お前たちは武器を構えて前進だ、気配は殺すように。」
「了解ですー。」
「アイアイサーじゃのぉ。」
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