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第21章 薔薇と白い月(ダークファンタジー)

第918話 薔薇と白い月(2) 貴族は見栄で雁字搦め

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 指示が終わると早速、早速、私は…そうか、ここで貴族の見栄が発動するのか…錬金術師の権威たる私が、レシピを買いに行けば…言い訳を考え…これでいい。
「私は…。」
 ここで貴族であることが邪魔をする。さっきから行動が一々止まる。そう、供を連れない貴族は緊急事態下、足元を見られかねない。だからこそ供を連れないといけない。実は中世において貴族が豪勢に人を連れて練り歩く理由は警備だけではない。貴族だと人数から思わせないと、服装だけでは貴族と扱ってもらえないのだ。中世の貴族は、結構服装を下賜(部下に渡す、この時販売することもある)したドレスとかを使えば、貴族モドキとかに商店相手なら偽装できる。なので、豪華な身なりや馬車に乗ってこないと、貴族として取引してもらえない。ただしそこまでの衣装でこれば後で金を取りに来させる”ツケ”が効くのだ。が、部下は…。部屋に入り、水霊体の能力で体の一部を分割し、それっぽい格好の男性兵士を作成…これで工場イン問題解決したものだが、問題もある。この能力・・・ベースがこの素体の方のステータスで50程度しかない。そのうち10ずつを分割した。痛い。そしてこのスキルで出来ない事は、私にできない事は分裂体もできないという事だ。…おいおい、結構弱いぞ。そして私は当然”馬車が動かせない”ついでに馬車は一台だけ、家紋が付いたぼろの馬車がある。馬も一匹いるが、仕方ない…待つ。
「ホッホッホ。かってきましたぞ、ダンジョンが多く、銀貨位一枚でこれですぞ。」
 オウルが戻ってきて魔石を…受け取る、袋一杯、かなり重い。大体一キロか。
「結構多いか?いや、買い取り根の量さを彼らに依頼しよう。ぼられた可能性があるが、こいつのうち半分をミヨちゃんに渡せ。それで実験を続行せよと。」
「後はどうするのですかの。」
「後は…ゴーレムを作る。馬車に似せたな。」
私の今のステータスを書くとこうだ。

名前:イーハ・マリモッサー(井原忠弘)
(本体種族:ケルベロスLV10)
職業:錬金術師LV22(ダンジョンマスター:邸LV8 建築家LV42)
HP:42(21009)
MP:35(-)
STR:55(9242)
VIT:72(7284)
INT:98(27836)
MID:9(4733)
AGI:12(9876)
MAG::55
SP:27
DP:765億DP
身長:165cm(本体時257m)

本体スキル:壺錬金術LV7、教示LV2、礼儀作法LV3、薬草学LV3、生活魔法LV4(建築学LV10、土魔法LV10、統一言語LV6、幸運LV9、眷属召喚(霊系、獣系、スライム系)LV9、龍系)、火魔法LV10、水魔法LV9、風魔法LV9,光魔法LV9,闇魔法LV10、付与魔法LV10、生活魔法LV10、領域守護LV10)
身体特徴:慧眼LV1(双頭LV10、急成長LV8、獣魔法LV10、魔王LV1、慧眼LV9、夜目LV10、竜の成長LV9、マスコットLV1、分離LV10、再生LV10
虹色の光彩LV2流動水体LV7、変形LV7、共感性LV7)
所持金:約96億DP
称号:王国子爵、
(建築家、ダンジョンマスター、TRPGマスター経験者、シナリオテイラー、一級建築士、冷静沈着。異世界からの来訪者、寡黙、豪商、魔導士、特殊個体(オルトロス)大型、超大型、怪獣、大怪獣(成長2倍)、島喰らい、都市喰らい(LV上限+10)、化神)

壺錬金術LV7 (学術系)
錬金術師の大釜に関する知識。レシピ作成、大釜作成、チップ作成可能 必要DP(特殊)となっていた。
 
なおSPはテスト用にサンテから貰って来たものだ。これはやっぱり使えたので運がいいかもしれん。6レベルから急に大釜作成のスキルが入った。但しこれだけだと使い物にならず、付与魔法の”魔導回路作成”がワンセットで欲しい。これ単体だと罠スキルという恐ろしいものだ。
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