魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第20章 それは柴崎エナリシア

第872話 暇なときは積みゲーをやろう

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 そして普通の日々は結構普通に過ぎる、今はダンマスの多くはイベントに言ったらしくダンマスSNSは逆の意味で活況となっていた。いつもの管理人がいないのだ。但し、参加していないルーキーはほぼいない。なので、つぶやきを書き残しておくとか言う根性での書き込みがちらほらなんだ。只メールによると、どうも草原同盟らしき部隊が南を襲撃。逆転を狙ったらしいが敗北。大量に枠を買い込んでモンスターを送り込みまくったらしい。そして敗北。どうも向こうで死ぬとこっちに戻され、購入した設定は消滅するらしく、それも鳥海含め結構多めに買い込んだ人が多く、其れの売却を狙った発言が見受けられた。あほだろ、こいつら。ついでい襲撃の件は鳥海から連絡があった。ただ、南は”クリメア”とかいう自爆昨日…鳥海が言うには全自動ざまぁされ装置付き悪役令嬢という謎に致死率の高いキャラをやっていたらしい。どうも、目の前で結構爆発するらしく、死にそうな南を見て笑っていたという。
『すいません、リンシュメルト側で楽園の綾香さんが訪問してきたそうです。』
『内容は?』
『スーパー楽園に肉を下ろして欲しいとの事です、』
「ダンジョン内でやればいいのでは?」
「それがハムを中心にいくつか野菜も欲しいそうです。緊急で。」
「それだと…流して構わない。代金受け取りは一か月イベントが終わるまで決済できないかもしれんと、」
 ふむ、こういう雑事がこっちに来るのか…。結構面倒だな…とはいえ顧客とのつながりは欲しい。
「一応、六日後に合う話をしてくれ。その頃には向こうとの通路が開いているはずだ。」
『了解しました。』
さて…。

 一応鳥海との報告書の点検が終わると、私は、やることを探す、そう、今私はダンジョン領域である”大森林内部”の最初の洞窟周辺にいた。いやあね、ルーティ含む我が領域はダンジョン工法を用いた”ダンジョン”だ。その為にそこから出ないと、私は首を全員引き戻してしまう、なので、フェルミィも含めようがない時はこの山奥の元ダンジョンエリアにいる。そこで事務処理をしているわけだ。ただ、ここは人のもういない山奥だ、やることが本当にない。今回はフェルミィは隣で暇そうにしている。ついでにこれ、タイミングがずれても、全員活躍しない理由の多くがこれで、移動時間がからむのだ。なお私のダンジョンとサブダンジョン間は首の強制回収は起きない。そこは助かるが…。だからこそ査察を優先したんだ。そしてその資料含め今は、3人で資料を見て、使えそうなものをピックしていくが…。
「ダメだぁー。」
「そうだな。」
 今まで忙しいとかで整頓していない資料は膨大で、余りの多さに手を尽きる気は起きないのだ。…こういう気力がわかないのはつらいな。そうだな、今日はやめよう。
「うーん、今日は昼寝?」
「ですね。」
 久々に三つの首がそろって…そうだな…。
「溜まっている件がある。魂は最近そろえた話意を聞いた。4人目の首の導入の会議をしよう。」
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