868 / 1,309
第20章 それは柴崎エナリシア
第860話 交渉は常に生死を掛けて
しおりを挟む
一時間後、実務者協議でハーリスさんと教授がワンセットで来ていた。私達も書類を抱えてだ。
「まとまりましたか?」
「そっちは30兆どうするだわさ?」
「現金でもいいのですけど、条約などの権利関連でいかがです?」
ハーリスさんの意見もわかる、こう来たか。金で受け取る真似はしない。
「一つ聞きたいだわさ。相手のファクターの管理権限の委譲は?」
「…無理ですし、却下します、共有化もかなり不利な条件です。」
ん?その間に教授と、私達にも、コーヒーが置かれていく、
「権利として条約にはかなり時間がかかるだわさ。その価値の換金なんてそれこそ時間稼ぎではないだわさ?」
「クックック、確かにそうだな。」
「そこで、亜人同盟の初級モンスターとファクター利用権利でどうだわさ?その代わり、このスキュラ向けの債権をそっちに渡すだわさ。」
その時のハーリスの!いや、殺気‼殺気が凄いんだが!…鳥海さん。大丈夫か?
「それはできません。確かに大金ですが…。」
声は普通に落ち着いているんだ。だが、こっちも威圧で動けなくなるほどに…ハーリスさんの眼光が鋭い。
「待ってほしいな、ハーリス君。確かに債権をこっちが買い、その分こっちが払う事で、向こうは借金の債務から離れたいんだよな。」
「その為に…。」
「まだ交渉の初期段階だぞ、ハーリス君、それは…あの人の思うところかね?」
教授のたしなめで、ハーリスさんの殺気が収まっていく、交渉としてこの人も…結構辛いな。
「確かに、確かに。あの方の事を考えればそうですね。」
「だからこそ、君たちの債権をそうだね、これでどうだね?その分をそっちへの報酬に足すという事でいいね」
「…債権お買い上げの金額とかは精査するだわさ。」
でも怖いのが…ギルドの資金力よ、30兆とか現金で払おうとした…その金額よ、それだけでも全然違う資金力だ。はっきり言って怖い。そしてあの威圧に平然とした教授もだ。
「大体の所が決まったところで…これである程度、方針が決まってよかったよ、借金はしたくないね。」
本当に、債権を持つというのも今後避けたいと思ってしまうほど、これは怖いね。私には交渉が怖すぎる、
ギルド側は、まあ2割は減額されたが見事債権を受け取ってくれた。そしてその分63兆DPから減額され59兆Dp分のおねだり、なのだが、債券購入の際に”ダンジョンのリスト関連の要求の禁止”言われてしまった。ついでにスキュラカンパニーはこの30兆の借金を…”領域共同利用権”で減債。25兆分を帳消しにされ後6兆の内4兆は…ギルドへの出店地優先権で帳消しに、後の2兆は30年債権として無理のない範囲での返済となった。領域共同利用券は私はこの屈辱的な権利の取得は断固反対しただろう。スキュラの領域の全てに亜人同盟が”出入口の設置”及びダンジョンの設置ができる。というものだ。配置変更でモンスターを送り込むことも可能だ。但しダンジョン内は除く。怖いのがこのダンジョン関連の条約は”即時発効”なのだ。なおこの権利の返上は交渉の上という事になった。単純にギルドはスキュラの生死を握ったのだ。いつでもお前らのダンジョンにモンスターを送る権利って事だ。只例の条約があるので、…これなら従属契約でも結んだ方がまだましだろう。ただそれだけは何故かギルドが断っていた。分からん。で、問題はリスト関連以外だと何を要求したらいいのかわからんって事だ。領域にしても今の南の領域のレンタルで十分リンシュメルトにも…全大陸に手は伸ばせる、だから領域関連に魅力はないのだ。
「それに関してはあちしが粘り強く、妥協点を見つけるだわさ。」
確かに、そのままDPで貰う・・・。
「まとまりましたか?」
「そっちは30兆どうするだわさ?」
「現金でもいいのですけど、条約などの権利関連でいかがです?」
ハーリスさんの意見もわかる、こう来たか。金で受け取る真似はしない。
「一つ聞きたいだわさ。相手のファクターの管理権限の委譲は?」
「…無理ですし、却下します、共有化もかなり不利な条件です。」
ん?その間に教授と、私達にも、コーヒーが置かれていく、
「権利として条約にはかなり時間がかかるだわさ。その価値の換金なんてそれこそ時間稼ぎではないだわさ?」
「クックック、確かにそうだな。」
「そこで、亜人同盟の初級モンスターとファクター利用権利でどうだわさ?その代わり、このスキュラ向けの債権をそっちに渡すだわさ。」
その時のハーリスの!いや、殺気‼殺気が凄いんだが!…鳥海さん。大丈夫か?
「それはできません。確かに大金ですが…。」
声は普通に落ち着いているんだ。だが、こっちも威圧で動けなくなるほどに…ハーリスさんの眼光が鋭い。
「待ってほしいな、ハーリス君。確かに債権をこっちが買い、その分こっちが払う事で、向こうは借金の債務から離れたいんだよな。」
「その為に…。」
「まだ交渉の初期段階だぞ、ハーリス君、それは…あの人の思うところかね?」
教授のたしなめで、ハーリスさんの殺気が収まっていく、交渉としてこの人も…結構辛いな。
「確かに、確かに。あの方の事を考えればそうですね。」
「だからこそ、君たちの債権をそうだね、これでどうだね?その分をそっちへの報酬に足すという事でいいね」
「…債権お買い上げの金額とかは精査するだわさ。」
でも怖いのが…ギルドの資金力よ、30兆とか現金で払おうとした…その金額よ、それだけでも全然違う資金力だ。はっきり言って怖い。そしてあの威圧に平然とした教授もだ。
「大体の所が決まったところで…これである程度、方針が決まってよかったよ、借金はしたくないね。」
本当に、債権を持つというのも今後避けたいと思ってしまうほど、これは怖いね。私には交渉が怖すぎる、
ギルド側は、まあ2割は減額されたが見事債権を受け取ってくれた。そしてその分63兆DPから減額され59兆Dp分のおねだり、なのだが、債券購入の際に”ダンジョンのリスト関連の要求の禁止”言われてしまった。ついでにスキュラカンパニーはこの30兆の借金を…”領域共同利用権”で減債。25兆分を帳消しにされ後6兆の内4兆は…ギルドへの出店地優先権で帳消しに、後の2兆は30年債権として無理のない範囲での返済となった。領域共同利用券は私はこの屈辱的な権利の取得は断固反対しただろう。スキュラの領域の全てに亜人同盟が”出入口の設置”及びダンジョンの設置ができる。というものだ。配置変更でモンスターを送り込むことも可能だ。但しダンジョン内は除く。怖いのがこのダンジョン関連の条約は”即時発効”なのだ。なおこの権利の返上は交渉の上という事になった。単純にギルドはスキュラの生死を握ったのだ。いつでもお前らのダンジョンにモンスターを送る権利って事だ。只例の条約があるので、…これなら従属契約でも結んだ方がまだましだろう。ただそれだけは何故かギルドが断っていた。分からん。で、問題はリスト関連以外だと何を要求したらいいのかわからんって事だ。領域にしても今の南の領域のレンタルで十分リンシュメルトにも…全大陸に手は伸ばせる、だから領域関連に魅力はないのだ。
「それに関してはあちしが粘り強く、妥協点を見つけるだわさ。」
確かに、そのままDPで貰う・・・。
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。


婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。

冷遇妻に家を売り払われていた男の裁判
七辻ゆゆ
ファンタジー
婚姻後すぐに妻を放置した男が二年ぶりに帰ると、家はなくなっていた。
「では開廷いたします」
家には10億の価値があったと主張し、妻に離縁と損害賠償を求める男。妻の口からは二年の事実が語られていく。

『王家の面汚し』と呼ばれ帝国へ売られた王女ですが、普通に歓迎されました……
Ryo-k
ファンタジー
王宮で開かれた側妃主催のパーティーで婚約破棄を告げられたのは、アシュリー・クローネ第一王女。
優秀と言われているラビニア・クローネ第二王女と常に比較され続け、彼女は貴族たちからは『王家の面汚し』と呼ばれ疎まれていた。
そんな彼女は、帝国との交易の条件として、帝国に送られることになる。
しかしこの時は誰も予想していなかった。
この出来事が、王国の滅亡へのカウントダウンの始まりであることを……
アシュリーが帝国で、秘められていた才能を開花するのを……
※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています。

ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。

「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる