853 / 1,319
第19章 VS飛鳥
第844話 プロレスはうまいと勝敗が分からない。
しおりを挟む
それから数戦が行われ、ザガートン近衛兵長はダンマス側が、誰も声を掛けないために7勝し、リンシュメルト騎士団副団長は4戦目にザガートン東の辺境公とバトルで、負けだ。そして、次はクラムブラットからミカなのだが、これにはダンマス側からまず3名名乗り出た。一人はパンダ同好会から工場主任が…聞いた話。スケルトンファクトリーの上位戦闘員であり、かなり強いらしいが、トリッキーな軌道に負けた。そしてヴァンドレイも挑んだが、これが逆に勝った。なんと…保護色付きの”ダークマター”で最初から影の状態でインして。相手をほんろう。そのまま勝ってしまった。スキルの大きさが垣間見えた瞬間でもあった。只悔しがるのだが。やはり武術の差も大きい。
そして次は…
「クカカカ、私の番だな。魔人連合が強い事を証明してみせる!」
いや、さっきの戦いで大金星だよ。クラムブラッドはゴブリン村のトップ層だ。それを奇襲とはいえ、上回るとか凄いな。ただそのためか、流石に第一銭に手を上げる者もいなかった。いや…。
「私がやってみていいかな?」
手を上げたのはなんと…モアレだった。
「女!手加減はせんぞ、クカカカカカカ!」
「してもらう必要はない。さて、一戦手合わせ願う。」
そして上がるのだが・・・ん?なんかエレノアさんの顔に焦りが見える、ヴァンドレイはいつもの通りだが…。
「これは!」
そう、実は、クール警備所でもあるモアレは、出るところが出ている…防具付けてないな、いや皮の水着はつけている。
「クカカカカ、手加減はしないだろうが!」
「私も腕試しだ。構わないが?」
ただモアレは外見だけで言うと、今まで出たタイプで言うと、スレンダー細マッチョ美女と言ったところだ、狩人をやる関係で肉体関連が強い、それが筋力として出てくる、その為基本が格闘だ。一応弓も使えるが、出会ったころから、パークボアぐらいなら突進を勢いを殺しつつ腕でつかんで止める腕だ。勢いを殺す事に関してはプロだ。また、足技も多い、
「さて、行くのです!レッツラゴー!」
ヴァンドレイが様子見で・・・ただ、モアレは自然体だ。
「…行くぞ!」
ヴァンドレイが殴りかかろうとするのを…あ!かわしたかと思ったらその腕を取り…一本背負い!
「まだ!」
ん!叩きつけられたかと思ったら影に吸い込まれた!が、まだ腕は掴まれている!そして、本来いたであろう場所に捕まれた腕だけ残して!影の矢を打ち込む!
それに吹き飛ばされ…手を放してしまった!
「クカカカ!やるな!」
「油断するからそうなる。油断しないで来い。」
「おおー!」
歓声が上がる、
「これぞ女騎士、クッコロ!」
「お父様、あの方はどこの所属で?」
「…見た事無い。」
「…すごいな、初めて見るタイプだ。」
そう言えば、モアレはダンジョンバトルでも出したことないな。…黙っていよう。
「これは本気でないと不味いか…。」
影から取り出したのは二本の手斧。ただ、本来はこれで近接をやるふりをした魔法や、斧を”投げる”トマホーク戦法らしい。ただ、ヴァンドレイが武器を出したことでざわつき始める、…あ…。
「クカカカ!行くぞ!」
「来い!」
…ん!?斧で振りかぶって…あ、ウィンドアローか!それで一気に吹き飛ばす、…さらに手をかざし魔法を連打する。どう見ても風の矢だ、ウィンドカッターに比べ威力はそうでもないが、地味にああやって連打されるときつい魔法の一角だ。
「ぐぐぐぐ!」
「ほらほら!」
さらに歓声が上がる。格闘のみならず魔法までとは思わないだろう。が、総足元だ、そこに…そこから闇の矢がまたもモアレに直撃する。そして、苦しそうに膝をつく、
「クカカカカ。どうだ!」
「ぐ…ここまでのようだな。ここで降参する。」
おおー!ただ、この様子にエレノアはなぜか戸惑っている。なんとなく予想がつく。大方傷も負っていないのだ。
「ヴァンドレイの勝ちなのです!」
そして、…苦しそうな顔をして引き下がっていった。
「彼女の仇をとる者はいるか!?」
会場は盛り上がり…こっそりミヨちゃんの所に行ってみるか。
そして次は…
「クカカカ、私の番だな。魔人連合が強い事を証明してみせる!」
いや、さっきの戦いで大金星だよ。クラムブラッドはゴブリン村のトップ層だ。それを奇襲とはいえ、上回るとか凄いな。ただそのためか、流石に第一銭に手を上げる者もいなかった。いや…。
「私がやってみていいかな?」
手を上げたのはなんと…モアレだった。
「女!手加減はせんぞ、クカカカカカカ!」
「してもらう必要はない。さて、一戦手合わせ願う。」
そして上がるのだが・・・ん?なんかエレノアさんの顔に焦りが見える、ヴァンドレイはいつもの通りだが…。
「これは!」
そう、実は、クール警備所でもあるモアレは、出るところが出ている…防具付けてないな、いや皮の水着はつけている。
「クカカカカ、手加減はしないだろうが!」
「私も腕試しだ。構わないが?」
ただモアレは外見だけで言うと、今まで出たタイプで言うと、スレンダー細マッチョ美女と言ったところだ、狩人をやる関係で肉体関連が強い、それが筋力として出てくる、その為基本が格闘だ。一応弓も使えるが、出会ったころから、パークボアぐらいなら突進を勢いを殺しつつ腕でつかんで止める腕だ。勢いを殺す事に関してはプロだ。また、足技も多い、
「さて、行くのです!レッツラゴー!」
ヴァンドレイが様子見で・・・ただ、モアレは自然体だ。
「…行くぞ!」
ヴァンドレイが殴りかかろうとするのを…あ!かわしたかと思ったらその腕を取り…一本背負い!
「まだ!」
ん!叩きつけられたかと思ったら影に吸い込まれた!が、まだ腕は掴まれている!そして、本来いたであろう場所に捕まれた腕だけ残して!影の矢を打ち込む!
それに吹き飛ばされ…手を放してしまった!
「クカカカ!やるな!」
「油断するからそうなる。油断しないで来い。」
「おおー!」
歓声が上がる、
「これぞ女騎士、クッコロ!」
「お父様、あの方はどこの所属で?」
「…見た事無い。」
「…すごいな、初めて見るタイプだ。」
そう言えば、モアレはダンジョンバトルでも出したことないな。…黙っていよう。
「これは本気でないと不味いか…。」
影から取り出したのは二本の手斧。ただ、本来はこれで近接をやるふりをした魔法や、斧を”投げる”トマホーク戦法らしい。ただ、ヴァンドレイが武器を出したことでざわつき始める、…あ…。
「クカカカ!行くぞ!」
「来い!」
…ん!?斧で振りかぶって…あ、ウィンドアローか!それで一気に吹き飛ばす、…さらに手をかざし魔法を連打する。どう見ても風の矢だ、ウィンドカッターに比べ威力はそうでもないが、地味にああやって連打されるときつい魔法の一角だ。
「ぐぐぐぐ!」
「ほらほら!」
さらに歓声が上がる。格闘のみならず魔法までとは思わないだろう。が、総足元だ、そこに…そこから闇の矢がまたもモアレに直撃する。そして、苦しそうに膝をつく、
「クカカカカ。どうだ!」
「ぐ…ここまでのようだな。ここで降参する。」
おおー!ただ、この様子にエレノアはなぜか戸惑っている。なんとなく予想がつく。大方傷も負っていないのだ。
「ヴァンドレイの勝ちなのです!」
そして、…苦しそうな顔をして引き下がっていった。
「彼女の仇をとる者はいるか!?」
会場は盛り上がり…こっそりミヨちゃんの所に行ってみるか。
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説

もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?


冷遇妻に家を売り払われていた男の裁判
七辻ゆゆ
ファンタジー
婚姻後すぐに妻を放置した男が二年ぶりに帰ると、家はなくなっていた。
「では開廷いたします」
家には10億の価値があったと主張し、妻に離縁と損害賠償を求める男。妻の口からは二年の事実が語られていく。

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。


私のお父様とパパ様
棗
ファンタジー
非常に過保護で愛情深い二人の父親から愛される娘メアリー。
婚約者の皇太子と毎月あるお茶会で顔を合わせるも、彼の隣には幼馴染の女性がいて。
大好きなお父様とパパ様がいれば、皇太子との婚約は白紙になっても何も問題はない。
※箱入り娘な主人公と娘溺愛過保護な父親コンビのとある日のお話。
追記(2021/10/7)
お茶会の後を追加します。
更に追記(2022/3/9)
連載として再開します。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる