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第19章 VS飛鳥
第839話 練習場に鏡があるのがレッスンの定番
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軽く、暗い中でもスタッフに配膳させる練習を終えると、そのまま、ゆっくりと、目をつぶって待機することにした。フェルミィの方に意識を向けると、どうも、融和的な会談のようだ。
皇帝と、レオンと、王国の国王の間で、これは領土関連の話し合いか…。王国について、庇護先の決定をしている会議かこれ…。グランハイム王国は実は北が魔王国、南は海。そして東に”ペルトーシャ王国”という、王国を小さい平原と北部湿地帯を挟んで…中立。そして西側はカンバルーニャ地方という、少数部族がいる村があるだけの山脈帯となっている、ただ、この少数部族は魔王国と親密であり、小さいながらも王国は手が出せない。ただ、お互い…実は侵略して利益がないため、攻めてはいない。中央の王国は国土は狭いが平原ではあるのだが・・・北部の魔王国はそう言う意味ではもっと強力な食糧輸出国だ。ペルトーシャでさえ、時々輸入に頼るほどだ。前までは、魔王国と2分するような商業連合があり、その庇護下にいたのだが…近年力が弱くなり、商業連合の支配地域は都市一個となった。そこがつらい。飛び地となり、しかも大きいとはいえ面積では魔王国に劣るので、潜在的敵国が北側にいる扱いになっており、攻めれない。魔王国側からすれば、塩も絡むが、岩塩が豊富で攻める意義もない。なので、ペルトーシャは放置されている。少数民族側も…。山が険しく、攻めにくくほぼ荒れ地の山地なので、食指が動かず、無視、そして王国側は商業連合と三つ巴なので、うかつに動けないながらも放置・・・・そこからさらにマルワールが国交を結んだため、手が出なくなった。やめよう、この辺は鳥海に任せよう。
その間に私は…元の本体の方とチェンジする、このスイッチが地味にありがたい。そして戻ってくると、部屋を暗くして、スポットライト対策をしていたが。
「イーハ?どうだ?」
「…後で汗を拭くように、」
「どういう意味だ?」
「お姉ちゃん。汗が!」
モアレがあられもないというか、下手な
「ここにはあれがない、ちょっと作ってみるか…。」
土魔法で作った…鏡である、姿見である。そう言えばなかったな。
「そう言えば、これは練習所にあったか?」
「い、いえ!」
いつの間にか全員整列している、
「ダンスとか芸事の基本装備だ。」
姿見の鏡をと言っても裸の鏡であり、普通のと違って取っ手がない…いや魔法で作るのが面倒だった。それをその場に置く、
「これが君たちの姿だ。」
「え!」
鏡に興味津々で見つめ…そうだ。
「まず立ってみてくれ、それが、君たちの姿だ。」
そう言えば、そうだ。鏡がないんだ。全然忘れていた。ちょっと思って…やっぱりだめだ。ダークマターでは影であるためか、影で作った鏡には当然、反射光がない。姿は映らなかった。
「・・・ええ!」
そう、全員鏡デビューって事らしい。
「うーん、どうだろう、恥ずかしいというか…。」
「それはそうだろう。地味に恥ずかしいぞ。私も、」
「どういう意味―?」
みんなそれぞれ、自分と同じ行動をとる鏡に興味津々だ。
「そう言えばみんな聞いたことがあったか?これ。」
取り出したのは例の発声の魔道具で作った。『私のご主人様。』というファーストシングルというか、オルゴールの商品だ、実は、地味にミヨちゃん達はこれを手売りして、各村に配っていた。当然壊れやすい事は説明したうえで、結構格安でだ。セカンドシングルは、この壊れやすい欠点を治してからだ。只土魔法と、魔石やMPがあるとMPがかかるものの、土台は作ることができる、声は前の”通し訓練”の際に撮った。
「いえ。」
「そうだな…私は少し、先ほどから考えていた。アイドルがとか言っていたのに、私は君たちにアイドルっぽい事はさせてこなかった。すまない。」
私が頭を下げると、全員が、思いっきり首を振って、いやそんなに全力で降るべきではない。
「さて、明日の販売に合わせ…初めてのレコーディングを行う!」
「…え?何ですか?それ?」
皇帝と、レオンと、王国の国王の間で、これは領土関連の話し合いか…。王国について、庇護先の決定をしている会議かこれ…。グランハイム王国は実は北が魔王国、南は海。そして東に”ペルトーシャ王国”という、王国を小さい平原と北部湿地帯を挟んで…中立。そして西側はカンバルーニャ地方という、少数部族がいる村があるだけの山脈帯となっている、ただ、この少数部族は魔王国と親密であり、小さいながらも王国は手が出せない。ただ、お互い…実は侵略して利益がないため、攻めてはいない。中央の王国は国土は狭いが平原ではあるのだが・・・北部の魔王国はそう言う意味ではもっと強力な食糧輸出国だ。ペルトーシャでさえ、時々輸入に頼るほどだ。前までは、魔王国と2分するような商業連合があり、その庇護下にいたのだが…近年力が弱くなり、商業連合の支配地域は都市一個となった。そこがつらい。飛び地となり、しかも大きいとはいえ面積では魔王国に劣るので、潜在的敵国が北側にいる扱いになっており、攻めれない。魔王国側からすれば、塩も絡むが、岩塩が豊富で攻める意義もない。なので、ペルトーシャは放置されている。少数民族側も…。山が険しく、攻めにくくほぼ荒れ地の山地なので、食指が動かず、無視、そして王国側は商業連合と三つ巴なので、うかつに動けないながらも放置・・・・そこからさらにマルワールが国交を結んだため、手が出なくなった。やめよう、この辺は鳥海に任せよう。
その間に私は…元の本体の方とチェンジする、このスイッチが地味にありがたい。そして戻ってくると、部屋を暗くして、スポットライト対策をしていたが。
「イーハ?どうだ?」
「…後で汗を拭くように、」
「どういう意味だ?」
「お姉ちゃん。汗が!」
モアレがあられもないというか、下手な
「ここにはあれがない、ちょっと作ってみるか…。」
土魔法で作った…鏡である、姿見である。そう言えばなかったな。
「そう言えば、これは練習所にあったか?」
「い、いえ!」
いつの間にか全員整列している、
「ダンスとか芸事の基本装備だ。」
姿見の鏡をと言っても裸の鏡であり、普通のと違って取っ手がない…いや魔法で作るのが面倒だった。それをその場に置く、
「これが君たちの姿だ。」
「え!」
鏡に興味津々で見つめ…そうだ。
「まず立ってみてくれ、それが、君たちの姿だ。」
そう言えば、そうだ。鏡がないんだ。全然忘れていた。ちょっと思って…やっぱりだめだ。ダークマターでは影であるためか、影で作った鏡には当然、反射光がない。姿は映らなかった。
「・・・ええ!」
そう、全員鏡デビューって事らしい。
「うーん、どうだろう、恥ずかしいというか…。」
「それはそうだろう。地味に恥ずかしいぞ。私も、」
「どういう意味―?」
みんなそれぞれ、自分と同じ行動をとる鏡に興味津々だ。
「そう言えばみんな聞いたことがあったか?これ。」
取り出したのは例の発声の魔道具で作った。『私のご主人様。』というファーストシングルというか、オルゴールの商品だ、実は、地味にミヨちゃん達はこれを手売りして、各村に配っていた。当然壊れやすい事は説明したうえで、結構格安でだ。セカンドシングルは、この壊れやすい欠点を治してからだ。只土魔法と、魔石やMPがあるとMPがかかるものの、土台は作ることができる、声は前の”通し訓練”の際に撮った。
「いえ。」
「そうだな…私は少し、先ほどから考えていた。アイドルがとか言っていたのに、私は君たちにアイドルっぽい事はさせてこなかった。すまない。」
私が頭を下げると、全員が、思いっきり首を振って、いやそんなに全力で降るべきではない。
「さて、明日の販売に合わせ…初めてのレコーディングを行う!」
「…え?何ですか?それ?」
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