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第19章 VS飛鳥
第817話 お忍びの偉い人は…変人が多い。
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「…なんか、ここは向野、南ブランスとは違う武骨さだわさ。」
工期が遅れ、一日目の休暇の火、早速鳥海がこっちに乗り込んで…。結局交渉の結果、向こうに船を寄せ、出港までに完成。そして今日一日はホテルで。その間にシルキー達には礼儀作法の話をする、というのも今回、まさか従業員までこっちとは思わず今はシルキーたち200名が巡回している、
「文句言いに来たのか?」
「違うだわさ。ただ…。」
「お初にお目にかかる、魔術師殿?」
鳥海さんの会話に入ってきた…なんというイケメン力たっぷりな、そしてイケボ。どう見ても主人公に見える…青年だな。
「私はレオン、そうだな、魔王国国王という名前の傭兵だ。」
「レオン、だめだぞ、そいつは狂犬だ。」
黒木。そして、数人の…黒木美玖らしき人物のドレス姿もあるが・・。
「すまない、ここは視察は構わないが、ここは武骨な建築現場だ。水まきはさせているが、埃が舞うのは我慢してくれ。」
工事現場に来て汚れないとかはない、というのも、ダンジョンの妙と言っていい内容なのだが。いくら町内の物を奪い汚物を消すダンジョンであっても実は浄化の魔法はフィールド型ダンジョンにおいて必須だ。というのも”ダンジョンオブジェの埃”に対してはダンジョンの浄化作用は機能しない、見られていると同じ扱いで例えばダンジョンにいる冒険者のポケットの中の土埃の砂は回収できない。服の繊維に挟まった砂もだ。
「ん?黒木?水を撒くのにどんな意味がある?」
「…清めるとか?」
「ダメだわさ、当然打ち水によるイオン効果だわさ。」
・・・。
「いや、単純に水で土埃が立つのを防ぐんだ。そことか、専用の凹凸がある石タイルで覆ってある、それを見ると分かる、埃があるだろ?それに水をかけて重くして空中に舞わないようにしているんだ。」
結構工事現場で監督が暇だと、そして、大抵一人は水まき要員を用意され、土ぼこりを防ぐ、そうすることで工事として周りに迷惑を掛けない知恵だ。
「分かったがすまないな、君は賢いな、学ばせてもらう。」
なんかすごいさわやか系で、むしろ不気味なな人だ。これが魔王国国王、レジスタンスのリーダーとなった男か。
「で、あれが…客船飛鳥…ですか…。大きい…ですね。」
見上げる先には豪華客船飛鳥の姿だ。
「あれを突貫て作っているんだ。本当は、これに様々なサービスが付いて…だ。ただ今回はそこはできない。」
私たちがいるのはフェルミィが工事現場。そして私がここ…バックヤードの妙に広いスキュラ用休憩室だ。そこに150名のシルキーとそれに憑依された魚人たちである。
魚人TIPS:亜人の一種で魚を基にえらが付いてる”5%未満”の配合率の海洋人間。基本的には水の抵抗に強い服を着ているが、水の中にいることを好み乾燥しやすい特性がある、なお、えら呼吸に近い”鱗呼吸”の為、皮膚を覆うスーツが苦手。
という事らしい、今回の件に合わせどうもパンダの持っていた”獣人”技術を買い取り、魚人を作ったらしい、ただ、100%割合の獣人なんてあったのか?でもそれが50人並んで、こっちで今、突貫でアテンダントに必要な知識を学ばせている、ついでにテーブルマナーとかもだ。但し、全員そう言うのには初心者であるので、迷惑を掛けない最低限度をすべて叩き込んでいる、というより、これも相良に頼まれた内容だ。この船、…地味に見た瞬間からリラシルト評議員で乗りたいと、そこで、定期運航することになった。この船を専用でもいいが、それ位なら虚栄心にあふれる人間も載せたほうがいい。という事らしい。まあ、来たお客全員度肝を抜かれたらしい。なんせザガートン王宮でも3階建てなのに、これは船底含めで、15階以上はありそうな。巨大建築を海に浮かべるのだ。なお、ぎりぎりスィートルームは間に合う…ただしオリジナル部分は今、協議しつつ建築中だ。内装だけだから何とかなるんだけどな。
「でも実際凄いよね、この船、国に…維持費どれくらいかかりそう?」
「まずこれは現行技術だとできません。そして、この技術は導入が難しいでしょう。技術もないのです。」
まあ、現実型ダンジョンマスターに興味を持って、制作条件を見たが…はっきり言って厳しすぎる上に意味不明項目が多すぎて、無理と判断した。
船幽霊=文明レベル7+50年以上放置された嵐で遭難した豪華帆船(条件複数)+リッチLV70+海難地域
という、謎の条件となった。まず70レベルは限界突破のみ、その上文明レベルが不明。そして船が開発されていないのに、50年経過した特殊条件たっぷりの船。そして、遭難された事そのものを要求するという意味不明・・・へたするとURより厳しい制作条件のモンスターだ。その為早速諦めた。売買は…大方貸し一つ程度では無理だろう。そうなると、開発は無理と断じていい材料となる。
「でも本当に…、黒木が怖がっていた理由が分かる、この規模の国か…僕たちはまだ早い…そうみていいね。」
「そうだな、レオン。これを見て欲しかった、私たちはまだ…始まったばかりだからな。」
普通にここの会話がレジスタンスのリーダーと、裏組織のトップでないなら、BL行きそうなさわやかなのだが…。どっちでもいいが、眼鏡クイクイしている黒木・・・地味に娘さんにキラキラした目で見つめられているぞ。
工期が遅れ、一日目の休暇の火、早速鳥海がこっちに乗り込んで…。結局交渉の結果、向こうに船を寄せ、出港までに完成。そして今日一日はホテルで。その間にシルキー達には礼儀作法の話をする、というのも今回、まさか従業員までこっちとは思わず今はシルキーたち200名が巡回している、
「文句言いに来たのか?」
「違うだわさ。ただ…。」
「お初にお目にかかる、魔術師殿?」
鳥海さんの会話に入ってきた…なんというイケメン力たっぷりな、そしてイケボ。どう見ても主人公に見える…青年だな。
「私はレオン、そうだな、魔王国国王という名前の傭兵だ。」
「レオン、だめだぞ、そいつは狂犬だ。」
黒木。そして、数人の…黒木美玖らしき人物のドレス姿もあるが・・。
「すまない、ここは視察は構わないが、ここは武骨な建築現場だ。水まきはさせているが、埃が舞うのは我慢してくれ。」
工事現場に来て汚れないとかはない、というのも、ダンジョンの妙と言っていい内容なのだが。いくら町内の物を奪い汚物を消すダンジョンであっても実は浄化の魔法はフィールド型ダンジョンにおいて必須だ。というのも”ダンジョンオブジェの埃”に対してはダンジョンの浄化作用は機能しない、見られていると同じ扱いで例えばダンジョンにいる冒険者のポケットの中の土埃の砂は回収できない。服の繊維に挟まった砂もだ。
「ん?黒木?水を撒くのにどんな意味がある?」
「…清めるとか?」
「ダメだわさ、当然打ち水によるイオン効果だわさ。」
・・・。
「いや、単純に水で土埃が立つのを防ぐんだ。そことか、専用の凹凸がある石タイルで覆ってある、それを見ると分かる、埃があるだろ?それに水をかけて重くして空中に舞わないようにしているんだ。」
結構工事現場で監督が暇だと、そして、大抵一人は水まき要員を用意され、土ぼこりを防ぐ、そうすることで工事として周りに迷惑を掛けない知恵だ。
「分かったがすまないな、君は賢いな、学ばせてもらう。」
なんかすごいさわやか系で、むしろ不気味なな人だ。これが魔王国国王、レジスタンスのリーダーとなった男か。
「で、あれが…客船飛鳥…ですか…。大きい…ですね。」
見上げる先には豪華客船飛鳥の姿だ。
「あれを突貫て作っているんだ。本当は、これに様々なサービスが付いて…だ。ただ今回はそこはできない。」
私たちがいるのはフェルミィが工事現場。そして私がここ…バックヤードの妙に広いスキュラ用休憩室だ。そこに150名のシルキーとそれに憑依された魚人たちである。
魚人TIPS:亜人の一種で魚を基にえらが付いてる”5%未満”の配合率の海洋人間。基本的には水の抵抗に強い服を着ているが、水の中にいることを好み乾燥しやすい特性がある、なお、えら呼吸に近い”鱗呼吸”の為、皮膚を覆うスーツが苦手。
という事らしい、今回の件に合わせどうもパンダの持っていた”獣人”技術を買い取り、魚人を作ったらしい、ただ、100%割合の獣人なんてあったのか?でもそれが50人並んで、こっちで今、突貫でアテンダントに必要な知識を学ばせている、ついでにテーブルマナーとかもだ。但し、全員そう言うのには初心者であるので、迷惑を掛けない最低限度をすべて叩き込んでいる、というより、これも相良に頼まれた内容だ。この船、…地味に見た瞬間からリラシルト評議員で乗りたいと、そこで、定期運航することになった。この船を専用でもいいが、それ位なら虚栄心にあふれる人間も載せたほうがいい。という事らしい。まあ、来たお客全員度肝を抜かれたらしい。なんせザガートン王宮でも3階建てなのに、これは船底含めで、15階以上はありそうな。巨大建築を海に浮かべるのだ。なお、ぎりぎりスィートルームは間に合う…ただしオリジナル部分は今、協議しつつ建築中だ。内装だけだから何とかなるんだけどな。
「でも実際凄いよね、この船、国に…維持費どれくらいかかりそう?」
「まずこれは現行技術だとできません。そして、この技術は導入が難しいでしょう。技術もないのです。」
まあ、現実型ダンジョンマスターに興味を持って、制作条件を見たが…はっきり言って厳しすぎる上に意味不明項目が多すぎて、無理と判断した。
船幽霊=文明レベル7+50年以上放置された嵐で遭難した豪華帆船(条件複数)+リッチLV70+海難地域
という、謎の条件となった。まず70レベルは限界突破のみ、その上文明レベルが不明。そして船が開発されていないのに、50年経過した特殊条件たっぷりの船。そして、遭難された事そのものを要求するという意味不明・・・へたするとURより厳しい制作条件のモンスターだ。その為早速諦めた。売買は…大方貸し一つ程度では無理だろう。そうなると、開発は無理と断じていい材料となる。
「でも本当に…、黒木が怖がっていた理由が分かる、この規模の国か…僕たちはまだ早い…そうみていいね。」
「そうだな、レオン。これを見て欲しかった、私たちはまだ…始まったばかりだからな。」
普通にここの会話がレジスタンスのリーダーと、裏組織のトップでないなら、BL行きそうなさわやかなのだが…。どっちでもいいが、眼鏡クイクイしている黒木・・・地味に娘さんにキラキラした目で見つめられているぞ。
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