魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第19章 VS飛鳥

第801話 実は建材はスキルを使って調達しています。

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 緊急事態につき、フェルミィはこっちに残って、リゾートホテルに向かう、そして私体は船の中に乗り込む、当然タラップを使ってだが…実はこの船幽霊ダンジョンは表部分が肉体となっていて。ダンジョンは入り口から入った内部にある、ついでに…ダンジョンは船内であり、外部は普通に鮒幽霊の…ステータスを参照にする。が、ここで問題なのが出力だ。之の提供を渋ったギルドの理由を…なんとなく察した。そう鮒幽霊は幽霊船同様に”動力がない”政家訓は帆船なら風と舵だけでなんとか移動でき、そこに風魔法や水魔法で補佐を入れて移動できる、がこの豪華客船や、戦艦などのタイプとなると、動力はない。船幽霊の設定を逸脱するのだ。なので…動力がない。ついでにいつもはスキュラ部隊が海中からつかんで運航するらしいのだが…重さは外見通りなのではあるが、非常に鈍いんだそうだ。なので基本戦艦モードを作った段階で、移動に難があることが分かって封印していたそうだ。しかもこの戦艦モードは趣味だ。ただ、現実型のダンジョンであるという利点もある、このダンジョンはフロア拡張が船体の大きさとなり…巨体の回避性能のなさを、霊体でカバー。動く幽霊戦艦として機能するわけだ。という事はこいつに攻撃機能はないって事か、武器を魔道具とかで作って…後あれだ。これ武器も魔道具などで作らないと不味いし、巨体とか様々スキル
を投入しないと、ダンジョン外へ機にステータスがあるって事は外壁殴れば沈むぞこれ。…残念生き物ダンジョンだ。
「でもでけぇな…。」
 一応こっちの事情も分かってくれたので、今は私がミーアたちに木で道を浮くってもらい、そこから船の甲板の”プール”まで来ていた。一応外装はできているらしい。ここは流石に変身でどうにかなるらしい。但し水は魔法であり、ダンジョン内部の水タンクを作り、そこから流し込んでいる、
「今回はギルドからこれだけの材料の提供があった。」
 そして、今は水の代わりにプールにあるのは…ありえん。
「すげぇ。これどうしたんだよ。」
「これか、ギルドから提供された。工材だそうだが、これでいいのか?」
「あってる、」
 触ってみると、確かに…。あ・・・手袋、軍手をしないと・・・。持ってないから…ダークマターでいいか。
「そいつはよかった。今回の建築は部分単位で完成ししだいオブジェクト認定を行う。」
「そう言う事か理解した…楢崎海苔で…。」
「いや、問題が工期らしいんだ、向こうさんが言うには。。」
 どうも向こうの王族が休みを取れる日数が一日。しかも魔界一日チケットによるお出迎えだ。で、取れたのが、三日後だ。あと魔界時間60日以内で完成しないといけない。
「こっちの負担が大きくないか?」
「・・・ごめん。」
 ネルさんが謝るが…どうにもならん。
「クックック、そして、だからこそ魔界で建築なのだよ。」
 そう言う事か、建築の時間を稼ぐべく、こっちで一気に作るにしても…60日は短い。魔法でどこまでスピードを上げられるか…だな。
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