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第18章 水木さんは地味に大幹部さん
第720話 住民の不満は利益の分配から生まれます
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「一応、状況は確認しただわさ。」
例の車型ゴーレム2種のプレゼンを鳥海相手に行った。もう試作版は登録したので、詳しい説明を行い、マルワール帝国で分布させるためだ。「ただ、それだと高度に限り道具が使える…とかいろんな可能性があるだわさ。色々ゴーレム制作実験を重ねてみたいだわさ。」
そう、ゴーレムの種類にはダンジョンでしか作れないワーカーゴーレムもある、そうなると今後を考えゴーレムの研究、付与の研究は必須だろう。
「というより、その誰でも補給できる魔石機構のほうが特記に値するだわさ。」
「付与魔法に結集魔力仕様とあるだろ、あれは魔法陣を設置してそれに触れた人間の魔力を付与に使えるんだが、これ小型化できれば”触ったら魔力が自動で入る道具”が完成するんだ。ついでにその魔法陣に付与の条件文の挿入も出来た。そこで、いろいろ文章を入れたのが
この”座席型充電魔石”だな。魔力が一定になるまでは吸収を断続的に、そして緊急用に、充電式魔石の容量が一定以下なら横の魔石から維持用に魔力が入れられる、」
「これでゴーレムが崩壊しないだわさ?」
「それも実はちょっと違う、充電式魔石を使って、且つ、魔石塗料に充電式魔石を入れた場合だけ、MPが0になると普通の物体と同じように反応がなくなるだけになる、そこにMPを補充すると再起動する、ただし、微弱にだがMP0状態を維持すると、回路の魔石が溶けていく。と言いたいのだが、この時だけはちょっと意外な事が起こる、」
「なんだわさ?」
「空気中の魔力だけで一か月から二か月だと思う、再起動する。但し、維持に必要な分だけだ。どうも空気中の魔素に集積魔法陣が反応しているらしい。」
「結構、危険だわさ。」
「なので、制御文はまだ推敲中だ。事故が起きない命令文の作成は手間がかかる、」
「後こっちは鉱脈の設置が終わり、調査団を向かわせただわさ。後貴族の中にダンジョン内部の町に領有権を認めさせろという意見が出てきただわさ。」
現在、未踏領域であるダンジョン町は扱いだけは”皇族直轄地”である、この直轄地は帝都(最近呼び方を変えた)周辺だけとなっている、又戦争での分配前の土地は全てこの直轄地となる。ここに代官の設置と法律の徹底や利害調整が終わった後に土地分配が行われる、が、今後この方式は使えなくなる公算が高い。戦争に出れる土地がない事。というのも隣国は魔王国であり、魔族などが跋扈する土地である、なお通商条約交渉中。これ以外に対外的な隣国は存在していない。友好先として王国があるが、それも沿岸沿いの”飛び石”である。当然侵略はできない。それは貴族も承知している。
実は立地的に北部の”門”は魔王国の領地であり、大森林北部と南部を分ける山脈の数少ない平地である。ここを通って教授はフォレスタ北部に向かった。但し平地もしばらくすると大森林特有の大木で占められる、ここをフェンリルの”大きさ”で強行突破したのが記憶に新しい。そうなると、もう侵略できる土地はない。ダンジョンの中以外に。但しダンジョン内部は内情を知っているものからすれば工事中の、物が一切配置されていない空白地である、取る意味がない。が下っ端からすれば森林広がる巨大な開拓地である、動植物が豊かとまで来てる、内部の木は勇者大陸中央山地の木々に変えてあるので、木の大きさは結構小さいのも分かっている。ただ勇者大陸リンシュメルト近郊やその他の木々は…ダンマスの加減で無理だった。ただ、特筆すべき木がなく、結構柔らかい木々が多いのが特徴だった。
「…寄こせと。」
「そうだわさ。直轄地は不健康、それにだわさ。動物が多い土地から肉を買っている貴族は多いだわさ。そうなると、広い土地に自分の土地があっていいだろうという言い方だわさ。但し、流石に何もしていない貴族に割譲するのは戦と違うと抑えているだわさ。ただ…。」
「不満は貯まる…か。不満解消のために狩りができる動物は放ってあるんだぞ、外にも。」
少し億日は例の”市の森”になっている環境を改め、動物が暮らせる環境を作るために草食動物をスポナー経由で話し、草もスポナーで生産させている、
動物の植生確認のためにいろんな動物を放してあるが、それは最低でも人家より一か月は奥にある土地にしてある、今は動物を住ませ、腐葉土を増やす方を優先したい。
「分かっているだわさ。でも産地はダンジョン内で、肉はダンジョンで採れるものという考え方を持っている人間が多いだわさ。」
「移住を考えなかったのか?」
「そこで、ダンジョンへの移住だわさ。少しそれ用の対策を考えて欲しいだわさ。但しあそこはあんたのダンジョンだわさ。どっちの考えでもアチシは受け入れるだわさ。」
ここで丸投げか…。厄介な。
「後、ダンマス組織間協議会の設置ができそうだわさ。ドルカスの件で、どうにか・・・できそうだわさ。」
ん、又何か仕掛けるのか?
例の車型ゴーレム2種のプレゼンを鳥海相手に行った。もう試作版は登録したので、詳しい説明を行い、マルワール帝国で分布させるためだ。「ただ、それだと高度に限り道具が使える…とかいろんな可能性があるだわさ。色々ゴーレム制作実験を重ねてみたいだわさ。」
そう、ゴーレムの種類にはダンジョンでしか作れないワーカーゴーレムもある、そうなると今後を考えゴーレムの研究、付与の研究は必須だろう。
「というより、その誰でも補給できる魔石機構のほうが特記に値するだわさ。」
「付与魔法に結集魔力仕様とあるだろ、あれは魔法陣を設置してそれに触れた人間の魔力を付与に使えるんだが、これ小型化できれば”触ったら魔力が自動で入る道具”が完成するんだ。ついでにその魔法陣に付与の条件文の挿入も出来た。そこで、いろいろ文章を入れたのが
この”座席型充電魔石”だな。魔力が一定になるまでは吸収を断続的に、そして緊急用に、充電式魔石の容量が一定以下なら横の魔石から維持用に魔力が入れられる、」
「これでゴーレムが崩壊しないだわさ?」
「それも実はちょっと違う、充電式魔石を使って、且つ、魔石塗料に充電式魔石を入れた場合だけ、MPが0になると普通の物体と同じように反応がなくなるだけになる、そこにMPを補充すると再起動する、ただし、微弱にだがMP0状態を維持すると、回路の魔石が溶けていく。と言いたいのだが、この時だけはちょっと意外な事が起こる、」
「なんだわさ?」
「空気中の魔力だけで一か月から二か月だと思う、再起動する。但し、維持に必要な分だけだ。どうも空気中の魔素に集積魔法陣が反応しているらしい。」
「結構、危険だわさ。」
「なので、制御文はまだ推敲中だ。事故が起きない命令文の作成は手間がかかる、」
「後こっちは鉱脈の設置が終わり、調査団を向かわせただわさ。後貴族の中にダンジョン内部の町に領有権を認めさせろという意見が出てきただわさ。」
現在、未踏領域であるダンジョン町は扱いだけは”皇族直轄地”である、この直轄地は帝都(最近呼び方を変えた)周辺だけとなっている、又戦争での分配前の土地は全てこの直轄地となる。ここに代官の設置と法律の徹底や利害調整が終わった後に土地分配が行われる、が、今後この方式は使えなくなる公算が高い。戦争に出れる土地がない事。というのも隣国は魔王国であり、魔族などが跋扈する土地である、なお通商条約交渉中。これ以外に対外的な隣国は存在していない。友好先として王国があるが、それも沿岸沿いの”飛び石”である。当然侵略はできない。それは貴族も承知している。
実は立地的に北部の”門”は魔王国の領地であり、大森林北部と南部を分ける山脈の数少ない平地である。ここを通って教授はフォレスタ北部に向かった。但し平地もしばらくすると大森林特有の大木で占められる、ここをフェンリルの”大きさ”で強行突破したのが記憶に新しい。そうなると、もう侵略できる土地はない。ダンジョンの中以外に。但しダンジョン内部は内情を知っているものからすれば工事中の、物が一切配置されていない空白地である、取る意味がない。が下っ端からすれば森林広がる巨大な開拓地である、動植物が豊かとまで来てる、内部の木は勇者大陸中央山地の木々に変えてあるので、木の大きさは結構小さいのも分かっている。ただ勇者大陸リンシュメルト近郊やその他の木々は…ダンマスの加減で無理だった。ただ、特筆すべき木がなく、結構柔らかい木々が多いのが特徴だった。
「…寄こせと。」
「そうだわさ。直轄地は不健康、それにだわさ。動物が多い土地から肉を買っている貴族は多いだわさ。そうなると、広い土地に自分の土地があっていいだろうという言い方だわさ。但し、流石に何もしていない貴族に割譲するのは戦と違うと抑えているだわさ。ただ…。」
「不満は貯まる…か。不満解消のために狩りができる動物は放ってあるんだぞ、外にも。」
少し億日は例の”市の森”になっている環境を改め、動物が暮らせる環境を作るために草食動物をスポナー経由で話し、草もスポナーで生産させている、
動物の植生確認のためにいろんな動物を放してあるが、それは最低でも人家より一か月は奥にある土地にしてある、今は動物を住ませ、腐葉土を増やす方を優先したい。
「分かっているだわさ。でも産地はダンジョン内で、肉はダンジョンで採れるものという考え方を持っている人間が多いだわさ。」
「移住を考えなかったのか?」
「そこで、ダンジョンへの移住だわさ。少しそれ用の対策を考えて欲しいだわさ。但しあそこはあんたのダンジョンだわさ。どっちの考えでもアチシは受け入れるだわさ。」
ここで丸投げか…。厄介な。
「後、ダンマス組織間協議会の設置ができそうだわさ。ドルカスの件で、どうにか・・・できそうだわさ。」
ん、又何か仕掛けるのか?
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