719 / 1,319
第18章 水木さんは地味に大幹部さん
第713話 馬車の重さは重量と動力の問題です。
しおりを挟む
夜まで例の内職を行い、帰って来るとドランとバルアリが待機している、
「…お前すげえんだな。本当に大丈夫だろうな。」
「ここからは計測を兼ねてゴーレム車で目的地まで行くぞ。」
「あ、ああ。」
俗にいう事後って奴だ、すげーってやって…で一通り驚かれて、ダイジェストが入るバターンだ。が、今回の私はそこに興味はない。
「でだ。車中において、例の食品とか草に関する報告をしてもらいたい。」
そう言いつつ、用意したのは、今後出す予定の新商品”乗合ゴーレム車”である。現在でもゴーレム車がシルキーたちが運用しているが、載せる台車は今でも”荷物用”だ。が貴族が乗る”人間用”も作成したが振動がむごい、制作したのが、椅子をそのまま…荷台に穴開けて固定しただけのものが多かった。これで故郷まで帰ろうとすると、貴族がいくら我儘でも腰痛や重度のエコノミー症候群を発症し、なぜか”貴族キラー”という名前になりつつあった。いや
私のせいじゃないぞこれ。当然そうなると、こちらにも依頼が来る。人間用のゴーレム車の開発だ。今後の”国家間街道計画”には当然欲しい。歩くだけではきつい上に乗り物に乗って疲労がない状態での往復はある意味夢でもあるからだ。それ位歩き…徒歩というのはきつい。
「わ、分かったけど、これは?」
「新商品のテストも兼ねているんだ、乗ってくれ。」
今までの二輪式大八車型のゴーレム車に比べ今回のゴーレム車は何と荷台しかない。
「何じゃこれは?」
「ああ、乗ってくれ、中は簡単な椅子と荷台もある。」
ついでにゴーレム車は勇者たちの手によって亜人同盟では緩衝材入り座席が設置されて人間用として大発展した。がこれは車輪が二つであり、ゴーレム車を再利用した形だ。コピーまではできたが、それを”発展”はしなかったらしい。
「どこにだよ、」
「そこの椅子だ。椅子の下が収納になっている、大体一一人分の荷物を入れるスペースになっている、」
「何でそんなものがよ?」
「…荷物を持っていられると、その荷物が振動で飛び散って迷惑になる、最悪客同士でトラブルになる、それにだ一人で乗って、抱えきれない荷物を一日持って座っている方が
拷問だろうが。」
「確かに…。」
「というより、この素材は何じゃ?そしてゴーレムはどこじゃ?」
そう、このゴーレム車は箱に4つの車輪で…
「この素材は確か…銅だな。胴を伸ばして作った”車型カッパーゴーレム”だな。まさかこの形に別区分ができるとは思わなくてね。」
車型カッパーゴーレムTIPS:銅製の人間が搭載可能な荷役専用ゴーレム群の総称。車輪を動かすために専用AIを搭載しより単純化させ。音声型起動モジュールを持つ”単純タイプ”となっている、欠点は音声登録による個人認証により”中古車販売”ができない事。
「そんなゴーレムがおるのか。」
「一応、この区割りが分かってから、ゴーレムの方を増やして登録中だ。」
但し車型以外の”動物再現ゴーレム”シリーズはそのモンスターと同じ重量のゴーレムが欲しい、しかも素材ごとに全部別種扱いという非常にコレクター泣かせの仕様となっている、この動物再現型…元の動物より大抵鈍重でしかもスキルが全部”ゴーレム用”であり、獣系スキルが搭載できない。その為、ダウングレードの意味合いが強い。但し、行動は真似るので、サファリパークを作るならって思ってしまった。
「で、こいつは今のところ、車型ゴーレムという名前だ。ちゃんと前に”進め”というと車輪ごと自動で回り、前に進む。指示はある程度効く。」
「ある程度?」
現在こいつは”高度ゴーレム”を用いての試験機だ。こいつには視界がある方思ったらないのだが。視界には”専用装備”が欲しいらしい。その為…普通のゴーレムに比べ、”自衛防御機能”がある以外は普通のゴーレム車との差が存在していない。
「あそこに行ってくれとか言う言葉には対応できん。行ってくれと言われたので、前に進むまではあるが、曲がれと言わないと曲がらないように設計してある、」
「…ゴーレムってすげえんだな。」
「でもこれで木を運ぶとかできないのじゃ?」
「さっきの木のほうが密度が高い。だから大方こいつに載せると、この車が重さで破壊されるぞ。」
「…お前すげえんだな。本当に大丈夫だろうな。」
「ここからは計測を兼ねてゴーレム車で目的地まで行くぞ。」
「あ、ああ。」
俗にいう事後って奴だ、すげーってやって…で一通り驚かれて、ダイジェストが入るバターンだ。が、今回の私はそこに興味はない。
「でだ。車中において、例の食品とか草に関する報告をしてもらいたい。」
そう言いつつ、用意したのは、今後出す予定の新商品”乗合ゴーレム車”である。現在でもゴーレム車がシルキーたちが運用しているが、載せる台車は今でも”荷物用”だ。が貴族が乗る”人間用”も作成したが振動がむごい、制作したのが、椅子をそのまま…荷台に穴開けて固定しただけのものが多かった。これで故郷まで帰ろうとすると、貴族がいくら我儘でも腰痛や重度のエコノミー症候群を発症し、なぜか”貴族キラー”という名前になりつつあった。いや
私のせいじゃないぞこれ。当然そうなると、こちらにも依頼が来る。人間用のゴーレム車の開発だ。今後の”国家間街道計画”には当然欲しい。歩くだけではきつい上に乗り物に乗って疲労がない状態での往復はある意味夢でもあるからだ。それ位歩き…徒歩というのはきつい。
「わ、分かったけど、これは?」
「新商品のテストも兼ねているんだ、乗ってくれ。」
今までの二輪式大八車型のゴーレム車に比べ今回のゴーレム車は何と荷台しかない。
「何じゃこれは?」
「ああ、乗ってくれ、中は簡単な椅子と荷台もある。」
ついでにゴーレム車は勇者たちの手によって亜人同盟では緩衝材入り座席が設置されて人間用として大発展した。がこれは車輪が二つであり、ゴーレム車を再利用した形だ。コピーまではできたが、それを”発展”はしなかったらしい。
「どこにだよ、」
「そこの椅子だ。椅子の下が収納になっている、大体一一人分の荷物を入れるスペースになっている、」
「何でそんなものがよ?」
「…荷物を持っていられると、その荷物が振動で飛び散って迷惑になる、最悪客同士でトラブルになる、それにだ一人で乗って、抱えきれない荷物を一日持って座っている方が
拷問だろうが。」
「確かに…。」
「というより、この素材は何じゃ?そしてゴーレムはどこじゃ?」
そう、このゴーレム車は箱に4つの車輪で…
「この素材は確か…銅だな。胴を伸ばして作った”車型カッパーゴーレム”だな。まさかこの形に別区分ができるとは思わなくてね。」
車型カッパーゴーレムTIPS:銅製の人間が搭載可能な荷役専用ゴーレム群の総称。車輪を動かすために専用AIを搭載しより単純化させ。音声型起動モジュールを持つ”単純タイプ”となっている、欠点は音声登録による個人認証により”中古車販売”ができない事。
「そんなゴーレムがおるのか。」
「一応、この区割りが分かってから、ゴーレムの方を増やして登録中だ。」
但し車型以外の”動物再現ゴーレム”シリーズはそのモンスターと同じ重量のゴーレムが欲しい、しかも素材ごとに全部別種扱いという非常にコレクター泣かせの仕様となっている、この動物再現型…元の動物より大抵鈍重でしかもスキルが全部”ゴーレム用”であり、獣系スキルが搭載できない。その為、ダウングレードの意味合いが強い。但し、行動は真似るので、サファリパークを作るならって思ってしまった。
「で、こいつは今のところ、車型ゴーレムという名前だ。ちゃんと前に”進め”というと車輪ごと自動で回り、前に進む。指示はある程度効く。」
「ある程度?」
現在こいつは”高度ゴーレム”を用いての試験機だ。こいつには視界がある方思ったらないのだが。視界には”専用装備”が欲しいらしい。その為…普通のゴーレムに比べ、”自衛防御機能”がある以外は普通のゴーレム車との差が存在していない。
「あそこに行ってくれとか言う言葉には対応できん。行ってくれと言われたので、前に進むまではあるが、曲がれと言わないと曲がらないように設計してある、」
「…ゴーレムってすげえんだな。」
「でもこれで木を運ぶとかできないのじゃ?」
「さっきの木のほうが密度が高い。だから大方こいつに載せると、この車が重さで破壊されるぞ。」
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説


もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?

初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。

【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。


主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる