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第18章 水木さんは地味に大幹部さん
第706話 社員全体会議(3人)という悲劇
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「みんな…と言っても会議が寂しいだわさ。」
まあ、分かる、この田園地帯にいるのはドラン、鳥海、私た。俊三じいさんは中央山地与えられたDPや資料を使い更なるスライム実験に邁進していた。水木さんは当然亜人同盟でのスパイ活動だ。となると、余りは3人。寂しいものである、賑やか紙でもいてくれた奥原たちと四郎には本気で感謝している、
「報告としては、北部の3人の貴族をスパイしてきただわさ。まあ全部面倒じゃから潜入にしたがの」
「どうだわさ?」
「おり込むに値せぬバカばっかりじゃ、一人は猜疑心と極めて小物で、保守的、一人は、贅沢が好きで賄賂に感けて金で法を捻じ曲げている、なおかつレイプ魔。3人目は他力本願の臆病者で脅しにすぐ屈する。3人目のメトヴェール伯爵がどうも”スキュラと懇意”らしい塩の販売の実権を握っているのじゃ。」
「あのホワルカナン国は酷いありさまだわさ。国が大きすぎるというのも問題だわさ。となると…。」
「あれに普通の手、例えばどんな技術革新をしても貴族が足を引っ張るのは目に見えておるのじゃ。」
利権が絡むと言った瞬間に軍隊を派遣し奪い取るという事も考えられる、なので、ドランはこの対策を全く思いつかないので、丸投げすることにした。その様子が見て取れる、
「ここで問題なのは決して”殺害”をしてはいけないという事だわさ。」
「は?}
私にしても
「ここで恐ろしいのは情報伝達ロジックだわさ。まず考えられる敵の手は3貴族の誰か一人でも殺された。という場合だわさ。病死、暗殺はこの世界では単に後継者が生まれて何も変わらなかった。又は”後継者争い戦争”が生まれて単純に内乱が起きて、その補填に結局今までの腐敗政治をしなくてはならなくなる可能性が高いって事だわさ。いくら聖人君主が多頭が起きるだわさ。」
「…じゃあ、テロによる選挙は?」
「ここで問題になるのは結局それだけだと、市民に”よくなるビジョン”を与えられないだわさ。民衆の多くは生活の安定と”好転するビジョン”の二つがあって初めて、市民は希望を持って応援できるダワサ。その為には数十年に及ぶプロパガンダが欲しいだわさ。それか身銭をひたすら切りまくるかどっちかだわさ。だから…テロでそれをやれる公算は低いだわさ。やってもよっぽどロジックがあって聞あせゲル手段を前もって用意しないとだめだわさ。そして…。」
「調べてきたのじゃ、が、これも芳しくないのじゃ、あの侯爵の親族においても、今の政治に否定的な親族は見当たらなかったのじゃ、」
「憑依傀儡という手もあるんだわさ。だけど…パンダが絡む以上それは解かれうるか、やった場合殺されうるとみていいだわさ。そうなると、憑依政治もダメだわさ。」
「でもそんなことも考えていたのだな。」
「実際ドランがやられたのはそれに近いやつだわさ。もしも接触したらドランは憑依して乗っ取られ、ダンジョンは全て旧魔王軍に接収されていた公算が一番高いだわさ。」
…ドランが逃げてきたのはファインプレーだったのか。憑依された状態の場合、大方こっちに遊びに来られた時に…私たちが乗っ取られる危険もあったはずだ。
「怖いのじゃ。」
「だからこそ…連中を改心させると言いたいが、それも難しいだわさ。」
「腐っているからか?」
「それ以外に、腐敗が進行しすぎてもう侯爵の権威が形骸化している可能性が高いだわさ。それは例の”信任状”の効果がない事からもわかるだわさ。おおかた全員領地見回りをしていないだわさ。だから信任状を送った相手の事を確認していないだわさ。だから…末期通り越しているだわさ。」
「信任状に意味が似ないと商人に鼻で笑われていたな。」
頭痛い、ここまで貴族の責務を果たしていない盗賊とほぼ銅烈な貴族は初めて見た。
「でも越してはいけないんじゃろ。」
「こういう連中の手は”非業の死を相手がして、自分たちは悪くない、”と言い出す事だわさ。最悪その都市を武力で乗っ取り、略奪してその市民を”盗賊”扱いして南部への点数稼ぎに使う手も考えられるだわさ。結構歴史視ると横行した腐敗の手口だわさ。そうなると、改革するには市民の状況が悪すぎるだわさ。市民がせめて兵士相手に自衛できるほどでようやく、テロによる独立ができるだわさ。がここでも問題が、内部事情を知らず動くパンダだわさ。これをチャンスに”北伐”を賭ける可能性が高いだわさ、新しく伯爵ができて、その腐敗した下っ端は平伏して、そして元通りって奴だわさ。」
「ああ…。」
「それに、ドランに戦争を仕掛けることもパンダは考えていると思うだわさ。そうなると、当然これをチャンスに占領を仕掛け北部奪還を優先するだわさ。今はまだ。やっていないだわさ。連中の考えていることは分からないけど、殺せばパンダが大義名分を振りかざし襲ってくるだわさ。」
「そして傷つくのは市民。」
「だわさ。だから貴族を殺してはいけないだわさ。」
なんか腐った貴族を倒すというのは非常に…きついんだな。
まあ、分かる、この田園地帯にいるのはドラン、鳥海、私た。俊三じいさんは中央山地与えられたDPや資料を使い更なるスライム実験に邁進していた。水木さんは当然亜人同盟でのスパイ活動だ。となると、余りは3人。寂しいものである、賑やか紙でもいてくれた奥原たちと四郎には本気で感謝している、
「報告としては、北部の3人の貴族をスパイしてきただわさ。まあ全部面倒じゃから潜入にしたがの」
「どうだわさ?」
「おり込むに値せぬバカばっかりじゃ、一人は猜疑心と極めて小物で、保守的、一人は、贅沢が好きで賄賂に感けて金で法を捻じ曲げている、なおかつレイプ魔。3人目は他力本願の臆病者で脅しにすぐ屈する。3人目のメトヴェール伯爵がどうも”スキュラと懇意”らしい塩の販売の実権を握っているのじゃ。」
「あのホワルカナン国は酷いありさまだわさ。国が大きすぎるというのも問題だわさ。となると…。」
「あれに普通の手、例えばどんな技術革新をしても貴族が足を引っ張るのは目に見えておるのじゃ。」
利権が絡むと言った瞬間に軍隊を派遣し奪い取るという事も考えられる、なので、ドランはこの対策を全く思いつかないので、丸投げすることにした。その様子が見て取れる、
「ここで問題なのは決して”殺害”をしてはいけないという事だわさ。」
「は?}
私にしても
「ここで恐ろしいのは情報伝達ロジックだわさ。まず考えられる敵の手は3貴族の誰か一人でも殺された。という場合だわさ。病死、暗殺はこの世界では単に後継者が生まれて何も変わらなかった。又は”後継者争い戦争”が生まれて単純に内乱が起きて、その補填に結局今までの腐敗政治をしなくてはならなくなる可能性が高いって事だわさ。いくら聖人君主が多頭が起きるだわさ。」
「…じゃあ、テロによる選挙は?」
「ここで問題になるのは結局それだけだと、市民に”よくなるビジョン”を与えられないだわさ。民衆の多くは生活の安定と”好転するビジョン”の二つがあって初めて、市民は希望を持って応援できるダワサ。その為には数十年に及ぶプロパガンダが欲しいだわさ。それか身銭をひたすら切りまくるかどっちかだわさ。だから…テロでそれをやれる公算は低いだわさ。やってもよっぽどロジックがあって聞あせゲル手段を前もって用意しないとだめだわさ。そして…。」
「調べてきたのじゃ、が、これも芳しくないのじゃ、あの侯爵の親族においても、今の政治に否定的な親族は見当たらなかったのじゃ、」
「憑依傀儡という手もあるんだわさ。だけど…パンダが絡む以上それは解かれうるか、やった場合殺されうるとみていいだわさ。そうなると、憑依政治もダメだわさ。」
「でもそんなことも考えていたのだな。」
「実際ドランがやられたのはそれに近いやつだわさ。もしも接触したらドランは憑依して乗っ取られ、ダンジョンは全て旧魔王軍に接収されていた公算が一番高いだわさ。」
…ドランが逃げてきたのはファインプレーだったのか。憑依された状態の場合、大方こっちに遊びに来られた時に…私たちが乗っ取られる危険もあったはずだ。
「怖いのじゃ。」
「だからこそ…連中を改心させると言いたいが、それも難しいだわさ。」
「腐っているからか?」
「それ以外に、腐敗が進行しすぎてもう侯爵の権威が形骸化している可能性が高いだわさ。それは例の”信任状”の効果がない事からもわかるだわさ。おおかた全員領地見回りをしていないだわさ。だから信任状を送った相手の事を確認していないだわさ。だから…末期通り越しているだわさ。」
「信任状に意味が似ないと商人に鼻で笑われていたな。」
頭痛い、ここまで貴族の責務を果たしていない盗賊とほぼ銅烈な貴族は初めて見た。
「でも越してはいけないんじゃろ。」
「こういう連中の手は”非業の死を相手がして、自分たちは悪くない、”と言い出す事だわさ。最悪その都市を武力で乗っ取り、略奪してその市民を”盗賊”扱いして南部への点数稼ぎに使う手も考えられるだわさ。結構歴史視ると横行した腐敗の手口だわさ。そうなると、改革するには市民の状況が悪すぎるだわさ。市民がせめて兵士相手に自衛できるほどでようやく、テロによる独立ができるだわさ。がここでも問題が、内部事情を知らず動くパンダだわさ。これをチャンスに”北伐”を賭ける可能性が高いだわさ、新しく伯爵ができて、その腐敗した下っ端は平伏して、そして元通りって奴だわさ。」
「ああ…。」
「それに、ドランに戦争を仕掛けることもパンダは考えていると思うだわさ。そうなると、当然これをチャンスに占領を仕掛け北部奪還を優先するだわさ。今はまだ。やっていないだわさ。連中の考えていることは分からないけど、殺せばパンダが大義名分を振りかざし襲ってくるだわさ。」
「そして傷つくのは市民。」
「だわさ。だから貴族を殺してはいけないだわさ。」
なんか腐った貴族を倒すというのは非常に…きついんだな。
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