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第18章 水木さんは地味に大幹部さん
第700話 裏メニューは基本常連さん専用の採算取れないメニューです
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祝700話です。向こうの本編も1000話超えているので、事実上1700話かな…。ここまでこれたことをご愛顧いただいた皆様に感謝します、
=====================================
「おかえり。」
「ただいまー。お客さんくるかな?」
「今日は無理だと思いますね。診療所とか、酒場に人気ありますからね、みんな地上の方に。」
ここ。ラーメン処風切り亭はダンジョン地下一階のドルカスのダンジョンを私たちが間借りして、私たちのダンジョンにしているエリアだ。向こうと契約で用地を借りている状態だ。当然ここで得られるDPの一部は即座にドルカスの収益になる。なので、さっき買ってきた”おたから”はここではダンジョンに格納しない。
「だよねー、じゃあ…。」
「よう。」
「あ、ドルカスさん。お久しぶりです。」
「よう、お嬢ちゃん、すまないが、枝豆とビールお願いできるか、後、」
「お願い。」
「あいよー。」
ミリンちゃんが、奥に向かう。ついでに枝豆とビールは”裏メニュー”であり。思い出召喚だ。ただ、日本の味を求めてここで頼む場合もある。
「濃い目にします?」
前に合ったダンジョンのリストの中(廃品)の中にドイツ語のビールが混ざっていて。これも販売しているが、苦くて、濃いんだ。私にとってきつい。
「あー。いつもの頼むわ。」
昔はこの味を求めた勇者たちが、ガンガン頼んでもらえたが、今では昼食のラーメンぐらいしか頼まない。上の酒場は冒険者風のバルスタイルの飲み放題食べ放題の定額制だ。それに勇者の縁故の冒険者も昔は来ていたが、それも”記憶が消えて”消滅した。その為ここで晩酌をする人はもうドルカスさん位しかいない。それに…。
「じゃあ、餃子もお願いね。」
「あいよー。」
「いいのか?」
「お客さんいませんからね。」
彼の部下のドワーフもいるが、この店のビールが高い為上の酒場で騒ぐ方が好きだ。なおダンジョンモンスターとドワーフは上の酒場で”従業員割”が機能する。なので、みんな上で飲む、高くて昼食のイメージがあるドワーフ商店街では夜に通る人もいない。
「まあな、」
「一応ここの餃子はちょっとあれですけどね。」
これも奥原さんのレシピで作られた現地風のもので、匂い消しの香草(適当)とミンチ肉、小麦を練った餃子の皮を寝かして作ったのだが…臭みを消すことは難しいので、”死んだ直後にダンジョンに格納させて、臭みが出る前に血抜きして、クリーンをかけた”という強引な方法で臭みを抜いたお肉を使ったパークボアのお肉の餃子だ。但し、玉ねぎやネギが入らないので、パンチがなく、シュウマイみたいではあるが、今度は脂肪が足りなくてラードも混ぜたという、微妙な一品である、旨いにはうまいのだが、コレジャナイ餃子である、
「言うなよ、餃子の旨さが理解できないっていうのがかわいそうだぜ、あいつら。」
ドワーフだからと言って酒好きじゃないのだが。日ごろ筋肉が強く労働の多い彼らは濃い味付けの物やアルコール度数の高い酒でないと”味を感じない”。塩も濃い目がいい。そうなるとこっちの味の薄い日本食は昼の濃いめとんこつラーメンは食べるがそれ以外では寄り付くことはない。
「ダンマスがそれだと困りません?」
「今はあいつらに迷惑かけているんだ。これ位はな。」
ドルカスが、駆け付け一杯の生ビールをグイっとあおる。私は無理なので、
「1.5lコーラ一本ね。」
「はーい。」
これも思い出召喚だ。
「後これです、サービスですよ。」
ミリンちゃんが出したのは…あ、これか。
「これは?」
出されたのは白い箱に入った、中華風焼きそばだった。後チキンもか。これは思い出召喚には召喚だが、これは思い出深い。ケイブで発掘された商品の多く品のダンジョンマスターが買ったものをオークションとか、定額で買う、当然オークションとなると。勝った後に”金が足りない”となる場合がある、たまたまスキュラカンパニーの”リチャード”から買ったのはそう言うわけだ、本人曰く”コピー可能にした箱中華で、適当な物”を売りに来た。一個2億DPだが三つほど買った。但し、一個2億なんて払えないので、ひとつ2千万DPで買った。
「アメリカ中華の…。」
「適当な炒め物と、後、チャーハンね。」
「だってさ。」
「すまねえな。高い物。」
「常連さんですからね。」
箱からあけた物を木の皿に盛り、置いていく。
「どうしたんです、」
「なんか、こう疲れちまったんだよ。」
=====================================
「おかえり。」
「ただいまー。お客さんくるかな?」
「今日は無理だと思いますね。診療所とか、酒場に人気ありますからね、みんな地上の方に。」
ここ。ラーメン処風切り亭はダンジョン地下一階のドルカスのダンジョンを私たちが間借りして、私たちのダンジョンにしているエリアだ。向こうと契約で用地を借りている状態だ。当然ここで得られるDPの一部は即座にドルカスの収益になる。なので、さっき買ってきた”おたから”はここではダンジョンに格納しない。
「だよねー、じゃあ…。」
「よう。」
「あ、ドルカスさん。お久しぶりです。」
「よう、お嬢ちゃん、すまないが、枝豆とビールお願いできるか、後、」
「お願い。」
「あいよー。」
ミリンちゃんが、奥に向かう。ついでに枝豆とビールは”裏メニュー”であり。思い出召喚だ。ただ、日本の味を求めてここで頼む場合もある。
「濃い目にします?」
前に合ったダンジョンのリストの中(廃品)の中にドイツ語のビールが混ざっていて。これも販売しているが、苦くて、濃いんだ。私にとってきつい。
「あー。いつもの頼むわ。」
昔はこの味を求めた勇者たちが、ガンガン頼んでもらえたが、今では昼食のラーメンぐらいしか頼まない。上の酒場は冒険者風のバルスタイルの飲み放題食べ放題の定額制だ。それに勇者の縁故の冒険者も昔は来ていたが、それも”記憶が消えて”消滅した。その為ここで晩酌をする人はもうドルカスさん位しかいない。それに…。
「じゃあ、餃子もお願いね。」
「あいよー。」
「いいのか?」
「お客さんいませんからね。」
彼の部下のドワーフもいるが、この店のビールが高い為上の酒場で騒ぐ方が好きだ。なおダンジョンモンスターとドワーフは上の酒場で”従業員割”が機能する。なので、みんな上で飲む、高くて昼食のイメージがあるドワーフ商店街では夜に通る人もいない。
「まあな、」
「一応ここの餃子はちょっとあれですけどね。」
これも奥原さんのレシピで作られた現地風のもので、匂い消しの香草(適当)とミンチ肉、小麦を練った餃子の皮を寝かして作ったのだが…臭みを消すことは難しいので、”死んだ直後にダンジョンに格納させて、臭みが出る前に血抜きして、クリーンをかけた”という強引な方法で臭みを抜いたお肉を使ったパークボアのお肉の餃子だ。但し、玉ねぎやネギが入らないので、パンチがなく、シュウマイみたいではあるが、今度は脂肪が足りなくてラードも混ぜたという、微妙な一品である、旨いにはうまいのだが、コレジャナイ餃子である、
「言うなよ、餃子の旨さが理解できないっていうのがかわいそうだぜ、あいつら。」
ドワーフだからと言って酒好きじゃないのだが。日ごろ筋肉が強く労働の多い彼らは濃い味付けの物やアルコール度数の高い酒でないと”味を感じない”。塩も濃い目がいい。そうなるとこっちの味の薄い日本食は昼の濃いめとんこつラーメンは食べるがそれ以外では寄り付くことはない。
「ダンマスがそれだと困りません?」
「今はあいつらに迷惑かけているんだ。これ位はな。」
ドルカスが、駆け付け一杯の生ビールをグイっとあおる。私は無理なので、
「1.5lコーラ一本ね。」
「はーい。」
これも思い出召喚だ。
「後これです、サービスですよ。」
ミリンちゃんが出したのは…あ、これか。
「これは?」
出されたのは白い箱に入った、中華風焼きそばだった。後チキンもか。これは思い出召喚には召喚だが、これは思い出深い。ケイブで発掘された商品の多く品のダンジョンマスターが買ったものをオークションとか、定額で買う、当然オークションとなると。勝った後に”金が足りない”となる場合がある、たまたまスキュラカンパニーの”リチャード”から買ったのはそう言うわけだ、本人曰く”コピー可能にした箱中華で、適当な物”を売りに来た。一個2億DPだが三つほど買った。但し、一個2億なんて払えないので、ひとつ2千万DPで買った。
「アメリカ中華の…。」
「適当な炒め物と、後、チャーハンね。」
「だってさ。」
「すまねえな。高い物。」
「常連さんですからね。」
箱からあけた物を木の皿に盛り、置いていく。
「どうしたんです、」
「なんか、こう疲れちまったんだよ。」
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