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第18章 水木さんは地味に大幹部さん
第697話 商店街でラーメン屋やってます。
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麻の相談をした後に愛しのアラン王子を置いて、ダンジョンの出入り口を調整して(一度ダンジョンをメインダンジョンと向こうのサブダンジョン)とつないでドワーフ商店街の職場に来ていた。勇者大量消失事件において一番被害を受けたのは私は”ケイブ”だと思っている。ドルカスは知っているようだが他の者は誰も言及していない。私たちは当然”知らない”側にいるはずなので、知らないふりをしている、これは”受け継いだ意志”有無らしいけどね
「いらっしゃ、あ、オーナー。」
私のダンジョン2号”ラーメン処、風切り亭”である。奥原たちの残した”風切り亭”とそのレシピは千鳥万花全員に渡し、活用は全員に任せることにしたらしい。それによるとかなり現代再現レシピは苦労したらしい、
「ミリンちゃん。どう?」
「最近やっぱり減ってますね。」
「やっぱりカー。ステーキとか、匂い系で攻めてみる?」
「そうなると、常連切っちゃうでしょ。それがね、チャーシューも。」
私の部下2号の”ミリンちゃん”は最近開発された”ラクシャーサ”のモンスターであり、ラクシャーサの多頭には”霊体、非霊体”の区別がない。なので、憑依可能な”リビングランジェリー”と”愛の天使”のふたつと合成後にここで、”分裂”を行い3人の店員兼”ゴーレムコアゴーレム”による憑依+装着による強化で、能力を高めつつ(偽装はレイス)サブダンジョンマスターを頼んで、ここドワーフ商店街の一角で”魔骨ラーメン”のラーメン屋を開いている、特に烏骨鶏とパークボアの骨を割って作った骨髄とエルフ醤油による農耕豚骨醤油ラーメンには非常に苦労が多かった。一番は小麦の質が悪くて、ツナギなしに麺にならなかった。奥原ちゃんは地味にそこに苦労していた、つなぎとして有名な梘水(かんすい)がなく、黄色くならない。そこで、ジャガイモ粉を混ぜてそれっぽく見せている、ついでのそのジャガイモさえ”森魔法”を使った品種改良で”黄色い色素と粘性”をひたすら濃くして作り上げたという。ジャガイモ麺(今でいう韓国料理の冷麺)を作ったそうだ。それに合わせて濃くした専用の裏ごし網を作り…実際試食迄終わっていて市場に出す寸前だったが、その苦労が逆に…。そのデータをラクシャーサのミリンちゃんに見せ、このドワーフ商店街の…片隅と言いたいが実はショップの数が合わせて6件しかなくなったので、必然的に中心地なってしまった。勇者たちが去るまではここは懐かしのラーメン求め、勇者たちが足しげく通う名店となった
が、勇者が”木衣”それにつられた常連もすべてラーメンの記憶がなくなり、寂しい限りだ。
「どうします。オーナー。」
ミリンちゃんには外面的にはこの店に雇われた”アルバイト”という事になっている、その為この言い方になっている、ただ気に入ったのか、普段からこの言い方になっちゃった。
「ここで稼ぐ必要はないからね。言われて店を置いてあるだけからね。」
ついでにミリンちゃんのダンジョンの一部は例の”50kmブリッジラン”となっており、そのフロアのレンタルを行っている、が、これが地味に”ケイブ”の人気を下げていることを知っているが、それを言う気にならない、そう、初心者ダンジョンの人数が減ったことにより”高難易度ダンジョン”にぶち当たる可能性が上がったのだ。しかも人数低下に伴い最下階を200から100に上げたのだ。ダンジョンのフロア数が物理的に足りないためだ。但し101からはすべてトップ3人のダンジョンとなっている、そうでない初心者の優しいダンジョンが5つ(初心者4人+長峰辺境公のダンジョン)である、そうでないハズレの得る物のない砂漠の町、雨の霧で先の見えない50kmをフルアーマーで走らされる橋の当たる可能性は相当高い。最初で当たればその週はもう冒険者はお休み決定である、そうなるとこのダンジョンの周りには閑古鳥が鳴く、そして何より初心者ダンマスがなくなったことにより、このドワーフ商店街に店をおくダンマスが…ほぼゼロになった。長峰辺境公はダンジョン領域の面積が足りず、サブますまでつかってようやく領土のモートリア領域を安定させているのでショップを置く余裕がなく、山岳同盟は2名になってしまい、鋼鉄生産は全てドルカスの部下が行う事になる、その為昔は出していた趣味の武器屋も無くなり、死ぬ気で納税分の鋼鉄の生産となった。ついでにイツキさんはこのダンジョンでギルドマスターをしているので、店を置くことはルール的にできない。ある意味ケイブは岐路に立たされていた。
「いらっしゃ、あ、オーナー。」
私のダンジョン2号”ラーメン処、風切り亭”である。奥原たちの残した”風切り亭”とそのレシピは千鳥万花全員に渡し、活用は全員に任せることにしたらしい。それによるとかなり現代再現レシピは苦労したらしい、
「ミリンちゃん。どう?」
「最近やっぱり減ってますね。」
「やっぱりカー。ステーキとか、匂い系で攻めてみる?」
「そうなると、常連切っちゃうでしょ。それがね、チャーシューも。」
私の部下2号の”ミリンちゃん”は最近開発された”ラクシャーサ”のモンスターであり、ラクシャーサの多頭には”霊体、非霊体”の区別がない。なので、憑依可能な”リビングランジェリー”と”愛の天使”のふたつと合成後にここで、”分裂”を行い3人の店員兼”ゴーレムコアゴーレム”による憑依+装着による強化で、能力を高めつつ(偽装はレイス)サブダンジョンマスターを頼んで、ここドワーフ商店街の一角で”魔骨ラーメン”のラーメン屋を開いている、特に烏骨鶏とパークボアの骨を割って作った骨髄とエルフ醤油による農耕豚骨醤油ラーメンには非常に苦労が多かった。一番は小麦の質が悪くて、ツナギなしに麺にならなかった。奥原ちゃんは地味にそこに苦労していた、つなぎとして有名な梘水(かんすい)がなく、黄色くならない。そこで、ジャガイモ粉を混ぜてそれっぽく見せている、ついでのそのジャガイモさえ”森魔法”を使った品種改良で”黄色い色素と粘性”をひたすら濃くして作り上げたという。ジャガイモ麺(今でいう韓国料理の冷麺)を作ったそうだ。それに合わせて濃くした専用の裏ごし網を作り…実際試食迄終わっていて市場に出す寸前だったが、その苦労が逆に…。そのデータをラクシャーサのミリンちゃんに見せ、このドワーフ商店街の…片隅と言いたいが実はショップの数が合わせて6件しかなくなったので、必然的に中心地なってしまった。勇者たちが去るまではここは懐かしのラーメン求め、勇者たちが足しげく通う名店となった
が、勇者が”木衣”それにつられた常連もすべてラーメンの記憶がなくなり、寂しい限りだ。
「どうします。オーナー。」
ミリンちゃんには外面的にはこの店に雇われた”アルバイト”という事になっている、その為この言い方になっている、ただ気に入ったのか、普段からこの言い方になっちゃった。
「ここで稼ぐ必要はないからね。言われて店を置いてあるだけからね。」
ついでにミリンちゃんのダンジョンの一部は例の”50kmブリッジラン”となっており、そのフロアのレンタルを行っている、が、これが地味に”ケイブ”の人気を下げていることを知っているが、それを言う気にならない、そう、初心者ダンジョンの人数が減ったことにより”高難易度ダンジョン”にぶち当たる可能性が上がったのだ。しかも人数低下に伴い最下階を200から100に上げたのだ。ダンジョンのフロア数が物理的に足りないためだ。但し101からはすべてトップ3人のダンジョンとなっている、そうでない初心者の優しいダンジョンが5つ(初心者4人+長峰辺境公のダンジョン)である、そうでないハズレの得る物のない砂漠の町、雨の霧で先の見えない50kmをフルアーマーで走らされる橋の当たる可能性は相当高い。最初で当たればその週はもう冒険者はお休み決定である、そうなるとこのダンジョンの周りには閑古鳥が鳴く、そして何より初心者ダンマスがなくなったことにより、このドワーフ商店街に店をおくダンマスが…ほぼゼロになった。長峰辺境公はダンジョン領域の面積が足りず、サブますまでつかってようやく領土のモートリア領域を安定させているのでショップを置く余裕がなく、山岳同盟は2名になってしまい、鋼鉄生産は全てドルカスの部下が行う事になる、その為昔は出していた趣味の武器屋も無くなり、死ぬ気で納税分の鋼鉄の生産となった。ついでにイツキさんはこのダンジョンでギルドマスターをしているので、店を置くことはルール的にできない。ある意味ケイブは岐路に立たされていた。
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