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第17章 ドランの領地視察旅
第661話 どうもおかしい隣町なのじゃ
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話は、失踪して一か月の事、流石に物品をDP変換で買い取り、塩などを販売して村を潤していたエルミンだが、当然そればかりでは”商売”に出発しない。いつもはドランが往復していたが、来なくなってからは エルミンに背負子を背負わせ毛皮を運んで、売りに行かないといけない。村長は必要ないと分かっていても、村人に知らせれば不必要に恐れる可能性もある、そして何より村長も納税のために納税分のパックルポックの毛皮を持って一年に一回、近隣の領主に行く必要がある、そこで、エルミンを連れて街に向かったのだ、
「町は、税金が高くてのぉ。」
「そうなのじゃ?」
「入場に銀貨2枚。後街の中は物価が…パン一個銅貨10枚と高かったですー。」
ついでに勇者大陸やフォレスタ南部では銅貨2枚でパンが買えスープのおまけがつく、腹を満たすだけなら腹いっぱいの麦粥が銅貨一枚である。なお銅貨100枚で銀貨1枚だ。
「なんか、いろいろおかしいのぉ。」
実際ドランは暇を見ては最近発展したメルトヴァの食肉街(香草ストリート)や首都の飲食街巡りをしており、パン一個10銅貨がぼったくりであることは分かっている、
「戦乱の噂も聞かないのにまたパンの値段が上がりおった。」
どうも、度々その近隣の都市の税金は上がっている、いつも通りの”南部大森林からの防衛費”としてだ。
「ただ、街に活気はなかったでー。」
「うむ、流石に二人で言ってよかったが、もう一泊泊まれる雰囲気ではなくての、そくささと帰ったんじゃ、」
どうも聞いていると、この国が統一されて以来、北部、南部、西部、東部の4つで仲が悪いそうで、今まで聞いた情報と掛け合わせると、南部(地図的にはほぼ中央部)が王妃派、西部(森とも接している、王都西部地域)が王子派ここは王妃たちが大森林から来たという事で反発、人族主義だ。そして、東部の宰相派は特に海産物が多い上に、大森林とも接しているが、被害が少なく森が温和である、が偵察部隊の話によるとこの辺には”黒き獣”の派閥が多くそれが人間より他の部族との戦闘を重視していたため、ダンマスが多い森と隣接しているために比較的平和だったそうだ。その為、この辺は海産物と塩の塩田をを大陸中に蒔いている、その中で当然地域間の中が悪い、この村からすれば、国王崩御は北部にとって、”自分にノータッチで好き勝手させてくれるなら何でもいい”という派閥だ。北部は山と畑の穀倉地帯であり、実際、北部のの60%は豊かな自然のある森林があり、その合間の穀物はかなり大量にある…はずである、が、実際は値上がりしていた。その実情は…あまり庶民には知られていないが、この”大森林対策費”で十税が課されているためか、庶民では南部と北部は仲が悪いと…思われている、
「そこまで…。でもなんで、」
「あまりに高くて、昔…他の町を回ったんじゃ。村を食わしていくのも儂の仕事じゃ。」
確かにパン一個銅貨10枚なんて、他の町で原材料買うにしても、よっぽどでないといけない。
「ただ、他の村の税金は上がっておらん。で、分けてもらったんじゃよ、クズ野菜とかをのぉ、その時に…ほかの町の話を聞いたんじゃ、そしたらこっちの半額以下じゃ。」
という事は、都市内に重税をかけ、物々交換の”安い商品”には税金を足していないのだるうが…ついでに中世の税金の多くは”物品”であり、例えばこの村は”パックルポックの皮が100枚”である、パックルポックは胴が長いので、マントや衣類に最適の大きさをしている、ただし服にするには幅が足りない。がこの村はその狩りの為の開拓村だ。
「そういう事かの。それで…。」
「そうじゃ、儂らが生きていくのにこれほどの工期はない、あの村は森に囲まれておる、が、食べ物は安定して負っても育たん植物もある、穀物は薄い、」
なんとなく、ドランが店の話をしたら食いついたはずだ。塩でも何でも出してくれて、安く卸してくれて、余った皮を金に換えてくれる、これだけでも生活をどれだけうるおせる事か。しかも話を聞くと、その隣り町でさえ…さえ…
「第一、隣町まで…聞いたことがないのじゃ。」
「大体一週間で―。往復2週間で―。」
「また遠いのぉ、」
これはまず、北部を調査する必要がある。スタンピードで追い払ったとはいえ、その為に重税と言わないだけ…パンダが…徳永が悪性を引いているなら、亜人も…ただ、見た感じそうは見えなかった。まずは現場から、これは鳥海から教わった”領地の納め方”の第一歩だ。
「町は、税金が高くてのぉ。」
「そうなのじゃ?」
「入場に銀貨2枚。後街の中は物価が…パン一個銅貨10枚と高かったですー。」
ついでに勇者大陸やフォレスタ南部では銅貨2枚でパンが買えスープのおまけがつく、腹を満たすだけなら腹いっぱいの麦粥が銅貨一枚である。なお銅貨100枚で銀貨1枚だ。
「なんか、いろいろおかしいのぉ。」
実際ドランは暇を見ては最近発展したメルトヴァの食肉街(香草ストリート)や首都の飲食街巡りをしており、パン一個10銅貨がぼったくりであることは分かっている、
「戦乱の噂も聞かないのにまたパンの値段が上がりおった。」
どうも、度々その近隣の都市の税金は上がっている、いつも通りの”南部大森林からの防衛費”としてだ。
「ただ、街に活気はなかったでー。」
「うむ、流石に二人で言ってよかったが、もう一泊泊まれる雰囲気ではなくての、そくささと帰ったんじゃ、」
どうも聞いていると、この国が統一されて以来、北部、南部、西部、東部の4つで仲が悪いそうで、今まで聞いた情報と掛け合わせると、南部(地図的にはほぼ中央部)が王妃派、西部(森とも接している、王都西部地域)が王子派ここは王妃たちが大森林から来たという事で反発、人族主義だ。そして、東部の宰相派は特に海産物が多い上に、大森林とも接しているが、被害が少なく森が温和である、が偵察部隊の話によるとこの辺には”黒き獣”の派閥が多くそれが人間より他の部族との戦闘を重視していたため、ダンマスが多い森と隣接しているために比較的平和だったそうだ。その為、この辺は海産物と塩の塩田をを大陸中に蒔いている、その中で当然地域間の中が悪い、この村からすれば、国王崩御は北部にとって、”自分にノータッチで好き勝手させてくれるなら何でもいい”という派閥だ。北部は山と畑の穀倉地帯であり、実際、北部のの60%は豊かな自然のある森林があり、その合間の穀物はかなり大量にある…はずである、が、実際は値上がりしていた。その実情は…あまり庶民には知られていないが、この”大森林対策費”で十税が課されているためか、庶民では南部と北部は仲が悪いと…思われている、
「そこまで…。でもなんで、」
「あまりに高くて、昔…他の町を回ったんじゃ。村を食わしていくのも儂の仕事じゃ。」
確かにパン一個銅貨10枚なんて、他の町で原材料買うにしても、よっぽどでないといけない。
「ただ、他の村の税金は上がっておらん。で、分けてもらったんじゃよ、クズ野菜とかをのぉ、その時に…ほかの町の話を聞いたんじゃ、そしたらこっちの半額以下じゃ。」
という事は、都市内に重税をかけ、物々交換の”安い商品”には税金を足していないのだるうが…ついでに中世の税金の多くは”物品”であり、例えばこの村は”パックルポックの皮が100枚”である、パックルポックは胴が長いので、マントや衣類に最適の大きさをしている、ただし服にするには幅が足りない。がこの村はその狩りの為の開拓村だ。
「そういう事かの。それで…。」
「そうじゃ、儂らが生きていくのにこれほどの工期はない、あの村は森に囲まれておる、が、食べ物は安定して負っても育たん植物もある、穀物は薄い、」
なんとなく、ドランが店の話をしたら食いついたはずだ。塩でも何でも出してくれて、安く卸してくれて、余った皮を金に換えてくれる、これだけでも生活をどれだけうるおせる事か。しかも話を聞くと、その隣り町でさえ…さえ…
「第一、隣町まで…聞いたことがないのじゃ。」
「大体一週間で―。往復2週間で―。」
「また遠いのぉ、」
これはまず、北部を調査する必要がある。スタンピードで追い払ったとはいえ、その為に重税と言わないだけ…パンダが…徳永が悪性を引いているなら、亜人も…ただ、見た感じそうは見えなかった。まずは現場から、これは鳥海から教わった”領地の納め方”の第一歩だ。
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