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第16章 途中退社は残された者がつらい
第655話 暇があるなら、研究所に行こう
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ドランが旅立ち、水木は潜入中、俊三さんは中央山地で研究中だな。初期の感じに戻った我が家だが…。やることが多くて混乱してきたが、実は導入に迷ういろんな技術がある、陶器もそうだが、”レンガ”だ。これも焼き物系ではあるのだが、森が多くて”山が遠い”この辺だと、土に難がある、なので山を見学し中央山地が改めて領域内になったことで、俊三さんを交え、ちょっと色々技術交換をしておきたい。
「で、お前もか?」
「そうだわさ、いいチャンスだわさ。」
こっちの視察をタイミングと見て、鳥海が一緒に来た。
「ようこそ。」
「これだわさ。」
「これは?」
鳥海が取り出したのは3本の高そうな日本酒だった。
「ああ、歴代のうちの先生が、贈答用に使った、思い出召喚の日本酒だわさ。」
「ほう?」
「そう言うの…。」
「高すぎると、賄賂になるのと、不味いと嫌われるのと、後…先生の地元でないといけないので、選ぶに苦労した記憶があるだわさ。」
なんか、酒一本で大変そうだな、これ。で、3本と。苦労がにじみ出てるな。
「まあ、儂はここで只ぼーっとして負ったわけではないのじゃがの、これが特殊過ぎて、公開を悩んでおるが…。」
現在SNS記事は徐々に減ってきていた。主に組織にいるダンマスが多く、そうなると、当然相談もその組織にいるダンマスに聞けばいい、家訓マス組織ごとの諜報機関もある、そうなる炉生地は減っていった。全ダンマスが覚えていないと”致命的事故”が起こる可能性物は書いておくという空気になっていた。今回のインスタンス大量ダンジョンは…。これ、記憶宗田で”元々そうであった”となっている可能性があるので、公開には踏み切れない。
「研究って何をしているだわさ?」
「スライムじゃよ。スライムの可能性についてじゃ。」
スライムはモンスターにおいて最弱であり、すぐ死亡する為、戦闘には使えないという特徴がある、そして、そのスライムのダンジョンマスター。それがこの俊三さんだ。
「儂はモンスターという生き物がどうしてできたのか、その多くはどういう物か、実は理解できておらん。そこで、孫がゲームで出てきたスライム…位しか知らんかったから。そいつの研究をしておるのじゃが…。」
確かに、モンスターと言えばスライム。マスコットキャラになっている水色のあれであり、可愛い、
「ただ、研究した結果は無限の可能性があることが分かっての、その研究にここで育成を繰り返し、生態調査をしておったのじゃ、」
「ん?」
「弱い…ではないのだわさ?」
「こいつは最初は赤ちゃんみたいなものでかなり弱いんじゃからのぉ。間違いしておる、こいつは単にレベルを上げても進化はせんのじゃ、生育条件と餌。そして、経験によって違うのじゃ、儂の研究で分かっておるヤバい三つのスライムがおるのじゃ、今回は生態確認のために檻を用意してあるのじゃ、」
俊三さんについていき、見た先にいたのが3体のスライム…か不明だな。一人はどう見ても普通の人間に見える、
「スライムにはいくつかの特徴があっての、スライムは”食って”その存在を理解する習性があるのじゃ、そうして出来たのがこの…。」
フェイズシフターTIPS:人間を数百体食って”人間を理解した”流動体を持つ”不定形生命体”。人間並みの知性を持つが、外見だけで、中身は食う事しか興味がない、また人間の感情の理解には”食えない人間”がいないといけないので、成長には多大な困難が必要。
「これはリストにいないだわさ。」
確かに人間に化けれるスライムだと、夢が広がる、ただ、いろいろおかしい所があるな。
「スライムの欠点がこれじゃ、多くのモンスターが”登録不可能”なのじゃ、特にスライムから直接上がったモンスターの多くが、登録できん、又餌も勘違いすると、別種になる上に…ダンジョンで格納しての餌槍も出来んからのぉ、」
確かに、誰も気が付かないスライムの特徴だ。
「そして、もう一つが、理解しすぎると今度は”その種族”となってしまうから、それ単独の実も禁止なのじゃ。例えばウルフの餌だけを与えた場合はウルフになってしまい、スライム系のスキルと特徴、種族も失うのじゃ、」
「そんなものどうにもなるわけないだわさ!」
「だからこそ、興味深かったのじゃ、まあ、このフェイズシフターは”変形”持ちでの、現在は教育係の”シルキー”の憑依の変身との相互関係や教育による具合をテストしておるのじゃ。」
「ん?」
「変身と、変形…だわさ?」
「それは今度レポートに書いておくかのぉ。簡単にいうとの。スライム系は”変身”と”人化”持つことができん種族での。しゃべるには魔法か。人間の喉を模倣し変形させて喋るしかないのじゃ、」
これ、結構重要だぞ、変形には変形の未来がある、そして変形スライム…と言っておくわ無いと覚えないのか、こいつは、
「でも、それが…。」
「いや、スライムは食った対象の組み合わせ脊次第で無限の可能性があるからのぉ、例えば…。」
スティッキースライムTIPS:粘性の高い”接着剤”を大量に食い体液が接着剤となったスライム、動く際には体に付けた”無生物パーツ”を地面に設置させそれを引きずり移動するため、アニマルゴーレムと勘違いするものが多い、
確かに面白いな。
「という感じで、現在、食わせた物質などの調査などを行っておるのじゃ。」
「なかなか大変そうだわさ。」
「さて、二つ目の織に行くかの。」
「で、お前もか?」
「そうだわさ、いいチャンスだわさ。」
こっちの視察をタイミングと見て、鳥海が一緒に来た。
「ようこそ。」
「これだわさ。」
「これは?」
鳥海が取り出したのは3本の高そうな日本酒だった。
「ああ、歴代のうちの先生が、贈答用に使った、思い出召喚の日本酒だわさ。」
「ほう?」
「そう言うの…。」
「高すぎると、賄賂になるのと、不味いと嫌われるのと、後…先生の地元でないといけないので、選ぶに苦労した記憶があるだわさ。」
なんか、酒一本で大変そうだな、これ。で、3本と。苦労がにじみ出てるな。
「まあ、儂はここで只ぼーっとして負ったわけではないのじゃがの、これが特殊過ぎて、公開を悩んでおるが…。」
現在SNS記事は徐々に減ってきていた。主に組織にいるダンマスが多く、そうなると、当然相談もその組織にいるダンマスに聞けばいい、家訓マス組織ごとの諜報機関もある、そうなる炉生地は減っていった。全ダンマスが覚えていないと”致命的事故”が起こる可能性物は書いておくという空気になっていた。今回のインスタンス大量ダンジョンは…。これ、記憶宗田で”元々そうであった”となっている可能性があるので、公開には踏み切れない。
「研究って何をしているだわさ?」
「スライムじゃよ。スライムの可能性についてじゃ。」
スライムはモンスターにおいて最弱であり、すぐ死亡する為、戦闘には使えないという特徴がある、そして、そのスライムのダンジョンマスター。それがこの俊三さんだ。
「儂はモンスターという生き物がどうしてできたのか、その多くはどういう物か、実は理解できておらん。そこで、孫がゲームで出てきたスライム…位しか知らんかったから。そいつの研究をしておるのじゃが…。」
確かに、モンスターと言えばスライム。マスコットキャラになっている水色のあれであり、可愛い、
「ただ、研究した結果は無限の可能性があることが分かっての、その研究にここで育成を繰り返し、生態調査をしておったのじゃ、」
「ん?」
「弱い…ではないのだわさ?」
「こいつは最初は赤ちゃんみたいなものでかなり弱いんじゃからのぉ。間違いしておる、こいつは単にレベルを上げても進化はせんのじゃ、生育条件と餌。そして、経験によって違うのじゃ、儂の研究で分かっておるヤバい三つのスライムがおるのじゃ、今回は生態確認のために檻を用意してあるのじゃ、」
俊三さんについていき、見た先にいたのが3体のスライム…か不明だな。一人はどう見ても普通の人間に見える、
「スライムにはいくつかの特徴があっての、スライムは”食って”その存在を理解する習性があるのじゃ、そうして出来たのがこの…。」
フェイズシフターTIPS:人間を数百体食って”人間を理解した”流動体を持つ”不定形生命体”。人間並みの知性を持つが、外見だけで、中身は食う事しか興味がない、また人間の感情の理解には”食えない人間”がいないといけないので、成長には多大な困難が必要。
「これはリストにいないだわさ。」
確かに人間に化けれるスライムだと、夢が広がる、ただ、いろいろおかしい所があるな。
「スライムの欠点がこれじゃ、多くのモンスターが”登録不可能”なのじゃ、特にスライムから直接上がったモンスターの多くが、登録できん、又餌も勘違いすると、別種になる上に…ダンジョンで格納しての餌槍も出来んからのぉ、」
確かに、誰も気が付かないスライムの特徴だ。
「そして、もう一つが、理解しすぎると今度は”その種族”となってしまうから、それ単独の実も禁止なのじゃ。例えばウルフの餌だけを与えた場合はウルフになってしまい、スライム系のスキルと特徴、種族も失うのじゃ、」
「そんなものどうにもなるわけないだわさ!」
「だからこそ、興味深かったのじゃ、まあ、このフェイズシフターは”変形”持ちでの、現在は教育係の”シルキー”の憑依の変身との相互関係や教育による具合をテストしておるのじゃ。」
「ん?」
「変身と、変形…だわさ?」
「それは今度レポートに書いておくかのぉ。簡単にいうとの。スライム系は”変身”と”人化”持つことができん種族での。しゃべるには魔法か。人間の喉を模倣し変形させて喋るしかないのじゃ、」
これ、結構重要だぞ、変形には変形の未来がある、そして変形スライム…と言っておくわ無いと覚えないのか、こいつは、
「でも、それが…。」
「いや、スライムは食った対象の組み合わせ脊次第で無限の可能性があるからのぉ、例えば…。」
スティッキースライムTIPS:粘性の高い”接着剤”を大量に食い体液が接着剤となったスライム、動く際には体に付けた”無生物パーツ”を地面に設置させそれを引きずり移動するため、アニマルゴーレムと勘違いするものが多い、
確かに面白いな。
「という感じで、現在、食わせた物質などの調査などを行っておるのじゃ。」
「なかなか大変そうだわさ。」
「さて、二つ目の織に行くかの。」
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