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第16章 途中退社は残された者がつらい

第643話 (閲覧注意)交渉ができる相手だけが世の中にいるだけではない

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 ここから3話分、センシティブな内容を含みます、かなり胸糞で吐き気を催す内容となります。もし嫌な場合はここから3話分は飛ばしてください。
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「久しいな、酒の入荷か?」
 もう一回愛に言った…むしろ殺すつもりで来てる、なのに彼らの顔は明るい、
「いや、城門の門番に手紙を見せたら、そのまま牢に入れられたよ。」
「は?」
「だから、あれに何を書いたか、聞きに来たんだ」
 普通にいえば、こいつもグルなのだろうが、そのことを確認したい。
「ああ、商会長だからな、俺は。それで、こいつが商売をしたい旨と、商店として例のジョーンの店を使いたいから、商売の役人のオルガル様に手紙を書いたんだ。良くしてやってくれって。でも…お前何した?」
 なんか牙が抜かれるな。まあ…。
「ならもう一回手紙を書いて欲しい、金は…。」
「いらねえよ、俺が一緒に行く、」
「ああ、すまない、」
「ただ、明日でいいな。」
「ああ、頼んだ。」
 今度こそ話が進むといいな。

 一泊泊まり、そのまま私たちは城門までやってくる。
「すいません。」
「ん?」
 城門が二人、
「私、城下で雑貨店を営みますオルヴァール商会のエド・オルヴァールですが、商業担当のオルガル様に相談したいことが・・。・」
「…オルガルなんて知らん、帰れ。」
「ちょっと待て、すまないなエド。こいつは城内に…。」
「知らん。帰れ。」
 どうも門番の一人がこっちを追い払ってくるが、もう一人は。
「お前、門番…俺、門番、誰も通さない。」
「いや、そうだが!」
「だから、誰も通さない。」
「こいつは御用商人だぞ、俺達の…。」
「関係ない、死にたくないなら、引け、さもなくば!」
 というと私は手で、江戸の前に手をやり、奴の持っていた槍を遮り、槍が手に刺さる、
「お前!ミゲル!」
 どうも殺気をぷんぷんと撒いてくる奴だな。
「お前!」
 いきなり、門番が走って逃げる、もう一人は、こっちに…。
「すまないな、あいつ…いつもはああじゃないんだが…。」
「分かった。早速、」
 その時大きな鐘の音が鳴る、しかも結構大きく鳴らされている、
「あいつ!」
 門番が走って奥に行く。そして、どうもあれは人を集める鐘、警報だろう。
「あんた、恨まれてるのか?」
「いや、何がなんやら…。全然。」
 そして、兵士たちが集まってくる。
「あいつ、ここを航行突破しようとした、しかも御用商人迄怪我させている、敵!敵!」
「ちょっと待て、ミゲル!どうした!」
 よくわからないが、私が敵のようだ。が
「よくわからんがどうした。」
「いきなり襲われた。怪我した。あいつ、王国の敵。」
 そう言うを私たちを指さす、
「エドがどうしたんだ?」
「エド、人質、隣の奴、敵。」
「ちょっと待ってくれ、こいつは商人で、俺が紹介しようと…。」
「騙されてる、エド、脅されてる、あいつ敵。」
「待てやミゲル!」
 兵士たちが混乱している、確かにそうだ。門番がいきなり御用商人を指さし、殺そうとして、しかもそれができないと、こっちを敵扱い。これがいきなり起きた。訳わからん。
「…すまないな、おい、ミゲルを拘束…。」
「お前ら、分かってない。あいつ敵。敵、殺す。」
 そう言うとミゲルとやらが、こっちに、早え!
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