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第16章 途中退社は残された者がつらい

第642話 話が食い違う時はままあるが…これは…。

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 あ、誰かが近づいてくる。
「ん?」
「あの、お役人様?」
「そうだが…そうか、お前何をした?」
「えっと…。」
「そうだな、窃盗か?そのような上等な衣装だろう。だが、衣装を着て偉いなんて誰もが言いたいだろうが、まあ、ここに来るって事は警ら隊は報告すればいいのに。」
「え?」
 なんか話が通じてないぞ。
「牢屋に入れ。服を脱いでからな。」
 そう言うと、首根っこをつかまれ、無理矢理服を脱がされた。え?え?そして…。
「お前な、窃盗は死刑だからな。今度からは…気をつけろよ。」
 というと牢獄にぶち込まれた。え?

 なんとも言えない気分で夜までになった。いつの間にか、私はあれよあれよという間に牢獄に入れられた。なんで商売の許可を取ったら死刑になるんだ?とりあえず、死刑に来るならその時に訴えてみるか…。ただ、ここは石牢で、声が一切響かない。しかも空気用の窓もない、ドアも頑丈そうな木の扉だ。と思って…そのまま誰も来ないまま一週間たった、ついでに食事をくれることもない、誰も来ないまま一週間だ。普通の人間死ぬぞ。ただ前もって言っておく、一応いつでも出れるので、この状況を利用して、深夜には影を残していつでも戻れるようにしてというより、徒歩で戻ったよ。そう、ダンジョンに入ると影もリセットされる、なので一々歩いてこの牢屋に戻った。というよりおかしい事にこの牢屋の周辺には誰もいなかった。
 その間にこの地域にある正々堂々の4つのダンジョンこの町の夜逃げショップのダンジョンと国境トンネルのダンジョン。開拓民の近くの行商人トレーダーの店ダンジョン。そして、もう一つは見つけられなかった。その為、オウルに追加調査依頼となったが。部下たちの怒りは凄いものだった。が、それを抑えて3回目の脱走帰還の際にあえて…。場内を観察してみる、
 どうも、ここの衛兵たちは結構怠惰らしい、で、何事もないようにというより、むしろ時々罪人が来ては牢屋に適当に放り込む。そして彼らは酒盛りに行く。そして”罪人の事を忘れる”。上司が来ると、罪人なんていないという。という感じだった。という事はここの牢屋に誰も来ない、結構10人くらい…あ、まあ、出るか。もう一回相談してみるか…。あの雑貨店に。
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