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第14章 下部組織は基本押し付け

第559話 意外とプレゼンでの検証で他の性質が明らかになる時がある、

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「…お前…。」
「だから、投資が無駄にならないためにも勇者が欲しいだわs。千鳥万花専用の勇者だわさ。それにはあんたたちの力が欲しいだわさ。」
「…ただで手を貸すと思うのか?」
 それでも情に流されないだけ、黒川は粘ったと思う。それだけ鳥海にある意味信用度が無いのだ。
「いくつか報酬があるだわさ。」
 置いたのは…小さい方のデッサン人形ゴーレムコア。ついでに髭みたいな配線も付いている。
「これは?」
「手で魔力を込めると、誰でもゴーレムが作成できる”ゴーレムコア”だわさ。それをいくつか出すだわさ。」
 考えたな。
「コピーは不可か?」
「それ一個60億DPだわさ。」
 全員の体がこわばる、
「ファクターコインやらなんやらうちの予算をぶち込みまくった逸品だわさ。そいつをDPで生産して渡すだわさ。どうせDP高すぎて払えないだわさ?」
 実際は3億DPが実費だが、これ地味にファクターと一個も掠らなかった。なので実費そのままなのだ。
「これを?か?」
「今回はそこまでガチで、音無ちゃんを取られた恨みを晴らしたいだわさ。」
 これはうまい手だな、うちらだとそれこそ土木用にしか使えないが連中ならバトルで使える。
「…本物か試させれ貰う。」
 黒川が念じると、ゴーレムコアが輝き…。…試し…。
「あ…。」
 黒川の上半身が裸になり…手の上には手乗りびんちょうみたいな大きさのゴーレムがそこにあった。
「・・・あ…本物の…だが鳥野郎、どういう事だ?」
「いや…これ…。」
 流石に鳥海も計算外だが。私にもだ、確か…。
「そのゴーレムコアは周りにある物質を取り込んでゴーレム化する。」
「で?」
「ダークマターにも反応したとか?」
 というより、地味に鍛えているな、体が…落ち着いているのが黒川が凄いが後ろの女性陣の顔と、鳥海の顔がやたら…恥ずかしそうだ。
「だろうな…。が、これは想定外だな…。」
「使えるな、ダークマターゴーレム…。」
 鑑定をこっそりしてみると、これシャドウゴーレムになってる。これは…新機軸かもしれん

ハイシャドウゴーレムTIPS:自分の影を素体に生成した高度ゴーレム。影に実体はないが物には触れられるが影の持ち主が死ぬとこのゴーレムは行動不可になる。一時的な姿なので、影は柔らかく脆いが壊れない特性がある。また触感は本人設定どおり。又は触れられても触れられた以外は触れた者は感じない。
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