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第14章 下部組織は基本押し付け
第555話 仕事の合間合間に別案件が挟まるのは仕事的には普通。
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『数時間後にそっちに向かうです。例のあれ、受け取りに良くです。』
それはちょうど、正々堂々の訓練計画ができあがり、出かけようと、タミさんを呼び出す直前だった。
「…厄介な時に…。」
「どういう事じゃ?」
最近開発された”ぽたぽたエルフ醤油の片焼きせんべい”をかじりながら見送りに来た。
「あのエレノアだ。」
「あのか…。」
一応ドランも面識があるが、あれはまだ”逃避行前”だ。
「あの空中歩きの御仁か。」
そう、柳田がもろ手を挙げて解析不能とし、あの数百万ステータス…ではないなもっとあったはずのコクヨウを屠った謎の”不可視攻撃”と、空中浮遊の謎である。MPを使わない、エネルギーの動きも画像に無いという…移動方法と攻撃方法。初見殺しもいい所で…あれが城で普通に暮らしているというだけで、頭がおかしいという初代魔王である。
「行っていただろ?」
「確か、幻のファクターコイン別荘じゃの?」
「そうだ、一応作っておいた。しかも…神様打診で、制限がアップしている。」
「何じゃと?」
「フロア生成DPが100倍になり、大体一ルーム60万×(コイン数が最大ルーム数)になる。しかも空間中は魔石を”自動消費”状態になる。」
神様の言葉を借りるならデバッグ作業だそうで。補填は、格安で作った初代幻ルームをそのままにすることだそうだ。維持費は変更していった。
「どういう事じゃ?」
「マナバッテリーを設置すればその補充でごまかせるが、確か維持にフロア面積立法メートルと一緒のMPを消費する。その分を魔石が優先で、その次に”存在している生命体のMP”を回収する。この時MPが0ならHPも吸収する。施設の停止をすれば維持費は安くなるが、その変更にもDPが規定フロア性成分と一緒のDPが必要になる。ただし…。」
「なんとなくわかってきたのじゃ。加わっておるのじゃな。」
「そう、その幻のダンジョンマスターが持っている、ルームのデータ限定で、ルームの変更が可能となった。」
「凄いのぉ。」
「ついでに、維持費が表示されるようになっている。扱いやすい。ただその書き方によると、…内部でリアル建築をした方が維持費が低い。」
「へ?」
「そこで、数日掛けて、…建築していた。」
中で気を組み、白いあの大森林を分かつ山脈にある白い岩を砕いで塗料にした壁を作り、外壁を建築、リアルだと材料探すだけで辛い。ただこれにも欠点がある。この”リアル物体”が設置されたフロアはそれを地上から撤去するまで”ルーム変更不可能”にする効果が付く。その代わり維持費は建物に存在しないが劣化はする。それを使い、まずはこっちで建築して、それをダークボックスにしまって専用エリアに設置。自然も多めにして維持費をできるだけケチった。そこに魔道具も起動できる配線型家具を設置…そこにルーム変更兼補充口を設置。かなりいい仕上がりになった。とりあえず、ドランには、急いでコアルームに行ってもらい、こっちは会議室に行く。
「こちらです。」
モアレが言うには、玄関先にいたので、連れてきたという…エレノアが来ていた。
「今回はいくつか要件があるのです。」
厄介なことが無ければいいが。
それはちょうど、正々堂々の訓練計画ができあがり、出かけようと、タミさんを呼び出す直前だった。
「…厄介な時に…。」
「どういう事じゃ?」
最近開発された”ぽたぽたエルフ醤油の片焼きせんべい”をかじりながら見送りに来た。
「あのエレノアだ。」
「あのか…。」
一応ドランも面識があるが、あれはまだ”逃避行前”だ。
「あの空中歩きの御仁か。」
そう、柳田がもろ手を挙げて解析不能とし、あの数百万ステータス…ではないなもっとあったはずのコクヨウを屠った謎の”不可視攻撃”と、空中浮遊の謎である。MPを使わない、エネルギーの動きも画像に無いという…移動方法と攻撃方法。初見殺しもいい所で…あれが城で普通に暮らしているというだけで、頭がおかしいという初代魔王である。
「行っていただろ?」
「確か、幻のファクターコイン別荘じゃの?」
「そうだ、一応作っておいた。しかも…神様打診で、制限がアップしている。」
「何じゃと?」
「フロア生成DPが100倍になり、大体一ルーム60万×(コイン数が最大ルーム数)になる。しかも空間中は魔石を”自動消費”状態になる。」
神様の言葉を借りるならデバッグ作業だそうで。補填は、格安で作った初代幻ルームをそのままにすることだそうだ。維持費は変更していった。
「どういう事じゃ?」
「マナバッテリーを設置すればその補充でごまかせるが、確か維持にフロア面積立法メートルと一緒のMPを消費する。その分を魔石が優先で、その次に”存在している生命体のMP”を回収する。この時MPが0ならHPも吸収する。施設の停止をすれば維持費は安くなるが、その変更にもDPが規定フロア性成分と一緒のDPが必要になる。ただし…。」
「なんとなくわかってきたのじゃ。加わっておるのじゃな。」
「そう、その幻のダンジョンマスターが持っている、ルームのデータ限定で、ルームの変更が可能となった。」
「凄いのぉ。」
「ついでに、維持費が表示されるようになっている。扱いやすい。ただその書き方によると、…内部でリアル建築をした方が維持費が低い。」
「へ?」
「そこで、数日掛けて、…建築していた。」
中で気を組み、白いあの大森林を分かつ山脈にある白い岩を砕いで塗料にした壁を作り、外壁を建築、リアルだと材料探すだけで辛い。ただこれにも欠点がある。この”リアル物体”が設置されたフロアはそれを地上から撤去するまで”ルーム変更不可能”にする効果が付く。その代わり維持費は建物に存在しないが劣化はする。それを使い、まずはこっちで建築して、それをダークボックスにしまって専用エリアに設置。自然も多めにして維持費をできるだけケチった。そこに魔道具も起動できる配線型家具を設置…そこにルーム変更兼補充口を設置。かなりいい仕上がりになった。とりあえず、ドランには、急いでコアルームに行ってもらい、こっちは会議室に行く。
「こちらです。」
モアレが言うには、玄関先にいたので、連れてきたという…エレノアが来ていた。
「今回はいくつか要件があるのです。」
厄介なことが無ければいいが。
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