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第14章 下部組織は基本押し付け

第528話 国辱に耐える事は交渉人にとって恥

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 その後に帰ってきた教授の話だと、妨害さえしないなら、関わることを承認する。という事だった。但し、作戦の立案及び実行に関わらないことを明言させらえれた。
「…でだ?俺を呼んだ理由はこの程度か?」
「ジャンには後で、南に、 この件に際して、妨害しないために情報を送らせるだわさ。そしてあんたにはその48人の冒険者に対して、訓練用の防具が橋いはずだわさ。そこで革鎧を売り込むついでに、詳細なデータをもらってきて欲しいだわさ。」
「送り変える予定なんだろ?」
「…48人もいるなら、より取り見取りと思わないか…だわさ」
「分かった、寸法データから、何から何まで。」
「後、生クリームを解禁するだわさ。連中に甘味を送って取り入っておくだわさ。この件に大方露骨でも南は何もも言わないだわさ。」
 卵は、実は烏骨鶏がいるので、そこから、そしてゼラチンは階層のねばねばを固めた者、ミルクはブラブルカウのミルクの量産をタミさんが行っており、製造工程は奥原たち風切り亭で生産できる。但しこれは”ケーキハザード”の可能性がある。ン?ケーキハザードは俗にいう”甘味市場形成”の事らしい、鳥海が言っていた。これが販売されると、ほかのお菓子、おもちゃなど様々な物が売れなくなる。世界を変えうる一品として、ダンジョン内のダンマス及びダンジョンモンスター専用に認定された生産物だ。但しイチゴのショートケーキに必須な、スポンジケーキに
必要なベーキングパウダー”や”イチゴ”などの発見が無いため、まだ市場に出せる完成度ではない。しいて言うなら、生クリームサンドイッチや、生クリームコッペパンが限界だ。
「…あんた。」
「まだ許せないのか?」
「国辱にされて怒らない、そんな交渉人はいないだわさ。こういう時専用のロジックもあるだわさ。相手に微笑んで握手して、逃げれ無くしてから死ぬまでブチ殴る。そう言う方法だわさ。」
「…あんた。」
 そう言えば、鳥海の目はまだ、怒りに燃えていた。交渉の時は別だが。
「その為に、念の為に商売を開かせ、脅せるようにしておいただわさ。こっちと向こうをズブズブの依存関係にしてから。ゴリゴリ要求を吊り上げてボコるだわさ。」
「怒っているのは分かる。ただうまくいくか?相手はあの…旧魔王軍メンバー。軍力の差は覆せないぞ。」
 大方闘えば、こっちは大差で負ける大国だ。
「だからジャンが今回の最重要だわさ。その為に今回はメインに入れているだわさ。」
「魔王軍の弱点か?」
「そっちはいらないだわさ。大方相手は欠点含め何も伝える気はないだわさ。ならそんな硬い箇所を狙うくらいなら、もっと手前の拾えそうな情報から拾っておくのが、こういう時の情報だわさ。」
「そっちは任せていいか?」
「いいだわさ。やっておくだわさ。地味に目立たず、相手を泣くまでフルボッコにしてやるだわさ。」

 呆れつつも、ジャンも一緒に部屋に出る。
「ああなると、女はしっつこいな。」
「そうだな。怒らせる相手が悪かったと思うしかないな。」
 実際ドランが言うには、鳥海は基本調整役で”みんなニコニコ平和主義”みたいな人だったらしい。だから、女子会メンバーからすれば鳥海は人がいいだけの変人。なのだという。だが、そう言う変わったことが好きな人だから、付き合いをすることにしたのだという。ただ、こっちに来て思った鳥海の感想は”バリバリの好戦派で、バリバリのキャリアウーマン”である。駄目な相手には徹底的になじり…そして助言を与える。仕事ができるなら。褒めて伸ばす。相手の作戦をデータから紐解き、最善の一手をね仕込む。という相手だ。だからイメージと全然違うので、逆に驚いたという。まあ、分からないでもない。実際この広さの国土で、そのデータの全てを完了数名に教えながら教育し、ついでに寺子屋もランクアップさせ学校建設も計画中だという。主に計算と自衛力の為の軍隊。そして一般知識である。魔法は…実は先日やっと審議入りした。魔法に関しては教えるのに難しいことなどを挙げ、免許制を導入する予定だ。まあ、こっちの貴族派”領地、商店”の双方を経営しており、商人による合議制と、貴族による家族主義の二つを合体させた制度となっている。証言の部分で経営は市民に貴族をふれさせ、国民の現場を魅せる。そして、村は”地方との現状や商品を共有”させて、商品で、貴族同士の”派閥形成”を最小限度にする狙いがある。村に持って行く製品は食品や時には特産品”布や食品以外に使う物品用の物”という事になる、最近だと小麦の精錬工場を立ち上げ、一気に精製して小麦粉にして、手数料を稼ぐ村も現れてきた。そう言う土台を持つ太い商売も増えてきている。…こういう国内管理や千鳥万花の事務は全部鳥海が部隊を率いて取り仕切っている。現在は戦闘もないので。幹部や部下も戻し、こっちで、軍の訓練の傍ら、事務作業の手伝いだそうだ。
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