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第14章 下部組織は基本押し付け

第519話 緊急事態に意見を聞きに来る他社の会社員は昼飯で見る、

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「すまんな、私の方も情報が錯綜している、どうも、情報屋が亜人の監視下に入ったらしくてな。」
「お久しぶりでございます。」
 黒川が、その娘と一緒に来ると、会議室のへはに2対2のいつもの感じで、早退する。今回は黒川の相方は秘書ではなく、娘のようだ。
「…月光が死に…」
「分かっている、あいつはある意味まっすぐだった。そして、それで死んだ。じゃないか?」
「…我々は今、月下の庭園が軍隊を動かし、ついに亜人と…。」
「先ほど終わっただわさ。亜人の勝利…いや、亜人にかくまわれたナギサの一人勝ちだわさ。」
「な!」
「あの方が!」
 サンテが、昆布茶を素焼きの茶飲みを持って各人の前に置いていく。
「そうみたいだわさ。ナギサが生きていて、鑑定を見る感じ、月光のダンジョンをすべて引き継いだらしいだわさ。」
 流石に、黒川親子は固まっているようだ。
「一人勝ちとは、漁夫の利を?」
 よく一人勝ちという意味には、誰かが共倒れにな血、その脇をかっさらうイメージがあるが、
「いや、月下軍6万に対してナギサ一人で全部切り伏せた。その間・・・10分はかかっていない。」
 今度は顎が外れんばかりに、驚愕していた。私達も大方、そうだっただろう、
「そんな事が…。」
「だわさ。だから、今は早まるべきではないだわさ。」
「…ナギサさんは…確かに強かったですが…。」
「それが、どうも詳細は避けるが、タミさんと戦っていた時は手加減をしていたみたいだ。大方本気を出されれば死んでいたのは我々だ。」
「…そんな事が…。」
「相談に来るつもりだった。これからだ。大方、反亜人同盟が消滅するが…従うか?」
「力は見せつけられるだけ見せつけられただわさ。…今そっちのダンジョンの配下の平均ステータスはいくつだわさ?」
「…いいだろう、大体3700くらいだ。それでもかなりあげたほうだ。」
「なら、まだ戦う時ではないだわさ。アチシで20万。」
 その言葉に、黒川が、凍る。
「これで、相手の幹部一人屠るに足りるとは思えないだわさ。それくらい…相手の層は厚いだわさ。今のままだと瞬殺だわさ。」
 実際あの軍隊の主に強そうなやつを鑑定してもらったところ、2万から、7000ぐらいのステータスのオーガもいた。そうなると、相当鍛え込んだのだろう。
「そんなにか。」
「相手もそれ位だわさ。そうなると、案亜人同盟は、吹けば飛ぶ、相手に許されただけの存在になるだわさ。戦えば死ぬとだけ覚えておいて欲しいだわさ。」
「ぐ・・月光。」
「ついでに、うちらの情報だと、月光を屠ったのは、薔薇のヨシカゲで、ナギサはかたき討ちを成功させただわさ。その後を亜人に持っていかれたのはつらいだわさ。」
「勝てるわけがない…か。」
「今は国力を蓄え、DPを蓄え、せめて、連中を圧倒できる何かを手に入れるまでは待つべきだ。」
 飴と鞭で支配するつもりだろうが…今は…伏せるべきだ。
「頑張ってみる、が…。」
「分かっている、我々もばれない程度には支援しよう。向こうにばれれば殺される。向こうはダンマスを滅ぼすことに躊躇していないのだから。」
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