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第13章 新入社員と改革のススメ
第502話 魔法の強化は、常に強化に耐えれるかの方が課題だ。
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こちらも向こうと一緒で、取りあえず資金やDPを蓄えつつミヨちゃん偵察部隊を偵察隊として、ザガートン南部に派遣。情報だけ収集させることにした。ギルドとかち合う事が無いようにに警戒をしなくては…。
「でだ…残ったのがこの課題だ。」
そう、結構順送りにしているが、狩人の生存能力と、火力アップの件だ。こちらは、糸の技術をはやらせて、それで装備品を作ることにした。ただ材料は難航した。弓に使うには接着具合が足りず、守の素材の方は、制作に毛皮を消耗する。そうなると無駄が多い、一応言っておくと、モンスターは素材をダンジョンに吸収させると死体からの損傷割合に応じたDPを還元する。その為、血抜きの為に捨てられた血でさえ量に応じたDPになる。が、この死体、加工して価値をあげたら…当然その価値に比例したDPを得る。通称モンスター紐はダンジョンで作成すると。毛皮一枚で作成すると、大体…250DPの毛皮に対して、12500DPとなった。加工に手間がかかる上に上部債もないが、鑑定によると性格がモンスターに近くなるという効果があるそうだ。逆に怖いわ!そうなるとこれも狩人強化に使えない。その他の素材だと弓の減としては全く使えなかった。
「これは…どうしようもないじゃろ、こうなると、飲食とか、別アプローチをした方がいいのではないのかのぉ。」
「どういう事だ?」
まあ、ドランがこうして、暇つぶしに来ることも多いが、結構情報交換自体はしている、水木ともだ。そうでないとモンスターの生成のリストがおっかない事になるからだ。
「飲食とか、狩人自身を強化してはどうじゃ?」
「そう言うものか?」
「よく食事の改善はそのまま、発展を促すというからのぉ。」
「そこからいってみるか…。そっちのアプローチから…か…。」
「それかもっとファンタジーな解決法を探る事じゃな。」
「ん?」
「魔法があるのじゃろ?付与魔法のあるのじゃろ?道具の開発はどうじゃ?」
「確かに…でもな…。」
そう、付与魔法は中位魔法。中位職業でなくては覚えれない…人間にはとても貴重な技術である。
ただ、付与魔法は確かにいいアプローチになる、機能限定した道具の配布。魔法の規制が叫ばれる中、これなら突破できると思いたい。ただ付与魔法の効果について、地味に問題になる事が発覚した。強化割合に計算式が存在した。
強化ステータス割合=エンチャントされた物体との接触面積割合×付与した人物の付与レベル%
である。付与した布がある場合、その布と本人の接触割合に応じて増減する。が、これにもトラップがある。ステータスがアップすると、その分疲労しやすくなる。STRアップの布で発現した事だ。これが非常に…問題となった。筋力も上がるが、その分疲労しやすくなる。テストはジャンが行っている。…周りにテストしていい人間がもういないからである。そうしたところ、全身タイツ状のSTRアップ布は。大体5倍の力が出る凄い者だった。但し疲労は100倍。重い物を持って下ろせば即筋肉痛の激痛が来る。しかも体の呼吸に使う筋肉も疲労し、不随意筋も動く力が強化され…疲労に加担する。どうもこのSTRアップ…すべての筋力をアップさせる効果がある、非随意筋込みで。こうなるとこれ、強化しすぎると人間が死ぬ恐れが出てきた。例えば心臓は筋肉の塊だ。ここの筋力を増強させると、血流が速くなり、早く”酸素”を消費してしまう。また、不随意筋も静脈的に動いて栄養がまわされている。この不随意筋に筋力がアップされると、むろん酸素の消耗が速くなり…血中酸素が足りなくなり、死ぬ可能性がある。…なんか強化魔法が怖くなってきた。翌2倍10倍とか書かれるが、あれ起動したら、筋肉の”柔軟性”が耐えれなくなって筋肉が引きちぎれないだろうな?なので、この布は廃棄した。ついでに損傷すると効果が減るので。それも非常に問題になった。切られる、焼かれるで消耗すれば、急激に筋力が低下し…動けなる恐れが出てきた。改良しないとまずい。
「一応検証はしておったのじゃが、こういう恐怖があったのかのぉ…。」
「龍族は巨大だから、包むほどの素材が無いのが運がよかったのだろう。」
「検証はやはり色々せねばならんのじゃ。」
「でも、これだと付与魔法は危ない事になる。」
VIT,INT,MND、AGI…肉体的な物は全て筋力での消費を加速しうるし、頭脳的な物は精神的…即ち脳の能力や感覚を刺激するだろう。となると、強化分疲労する。となると、地味に使えない。単に人にかけるだけなら、一時的なので、そこまででもないが、付与魔法の多くは維持に”最大MP”を用いる。なので、戦闘が終われば解除しないと延々と回復しない。しかも術者と、対象が一定距離離れると自動で勝手に解除される。微妙なところで扱いにくい。その為、付与魔法案は立ち消えとなった。
ついでに検証したところ、VITは長時間付与で吐き気を催し、INTは自動MP消費+頭痛、MNDは思考鈍化。、AGIはSTRと一緒の急激な疲労となった。立っているだけで疲労する。という意味らしい。ただ…2週間後に結果を聞くと何故か、太ももと腕が太くなり、飯がうまくなり、鑑定してみると、少しだけINT,MNDも恒常的アップが確認された。意味不明にもほどがある。
「でだ…残ったのがこの課題だ。」
そう、結構順送りにしているが、狩人の生存能力と、火力アップの件だ。こちらは、糸の技術をはやらせて、それで装備品を作ることにした。ただ材料は難航した。弓に使うには接着具合が足りず、守の素材の方は、制作に毛皮を消耗する。そうなると無駄が多い、一応言っておくと、モンスターは素材をダンジョンに吸収させると死体からの損傷割合に応じたDPを還元する。その為、血抜きの為に捨てられた血でさえ量に応じたDPになる。が、この死体、加工して価値をあげたら…当然その価値に比例したDPを得る。通称モンスター紐はダンジョンで作成すると。毛皮一枚で作成すると、大体…250DPの毛皮に対して、12500DPとなった。加工に手間がかかる上に上部債もないが、鑑定によると性格がモンスターに近くなるという効果があるそうだ。逆に怖いわ!そうなるとこれも狩人強化に使えない。その他の素材だと弓の減としては全く使えなかった。
「これは…どうしようもないじゃろ、こうなると、飲食とか、別アプローチをした方がいいのではないのかのぉ。」
「どういう事だ?」
まあ、ドランがこうして、暇つぶしに来ることも多いが、結構情報交換自体はしている、水木ともだ。そうでないとモンスターの生成のリストがおっかない事になるからだ。
「飲食とか、狩人自身を強化してはどうじゃ?」
「そう言うものか?」
「よく食事の改善はそのまま、発展を促すというからのぉ。」
「そこからいってみるか…。そっちのアプローチから…か…。」
「それかもっとファンタジーな解決法を探る事じゃな。」
「ん?」
「魔法があるのじゃろ?付与魔法のあるのじゃろ?道具の開発はどうじゃ?」
「確かに…でもな…。」
そう、付与魔法は中位魔法。中位職業でなくては覚えれない…人間にはとても貴重な技術である。
ただ、付与魔法は確かにいいアプローチになる、機能限定した道具の配布。魔法の規制が叫ばれる中、これなら突破できると思いたい。ただ付与魔法の効果について、地味に問題になる事が発覚した。強化割合に計算式が存在した。
強化ステータス割合=エンチャントされた物体との接触面積割合×付与した人物の付与レベル%
である。付与した布がある場合、その布と本人の接触割合に応じて増減する。が、これにもトラップがある。ステータスがアップすると、その分疲労しやすくなる。STRアップの布で発現した事だ。これが非常に…問題となった。筋力も上がるが、その分疲労しやすくなる。テストはジャンが行っている。…周りにテストしていい人間がもういないからである。そうしたところ、全身タイツ状のSTRアップ布は。大体5倍の力が出る凄い者だった。但し疲労は100倍。重い物を持って下ろせば即筋肉痛の激痛が来る。しかも体の呼吸に使う筋肉も疲労し、不随意筋も動く力が強化され…疲労に加担する。どうもこのSTRアップ…すべての筋力をアップさせる効果がある、非随意筋込みで。こうなるとこれ、強化しすぎると人間が死ぬ恐れが出てきた。例えば心臓は筋肉の塊だ。ここの筋力を増強させると、血流が速くなり、早く”酸素”を消費してしまう。また、不随意筋も静脈的に動いて栄養がまわされている。この不随意筋に筋力がアップされると、むろん酸素の消耗が速くなり…血中酸素が足りなくなり、死ぬ可能性がある。…なんか強化魔法が怖くなってきた。翌2倍10倍とか書かれるが、あれ起動したら、筋肉の”柔軟性”が耐えれなくなって筋肉が引きちぎれないだろうな?なので、この布は廃棄した。ついでに損傷すると効果が減るので。それも非常に問題になった。切られる、焼かれるで消耗すれば、急激に筋力が低下し…動けなる恐れが出てきた。改良しないとまずい。
「一応検証はしておったのじゃが、こういう恐怖があったのかのぉ…。」
「龍族は巨大だから、包むほどの素材が無いのが運がよかったのだろう。」
「検証はやはり色々せねばならんのじゃ。」
「でも、これだと付与魔法は危ない事になる。」
VIT,INT,MND、AGI…肉体的な物は全て筋力での消費を加速しうるし、頭脳的な物は精神的…即ち脳の能力や感覚を刺激するだろう。となると、強化分疲労する。となると、地味に使えない。単に人にかけるだけなら、一時的なので、そこまででもないが、付与魔法の多くは維持に”最大MP”を用いる。なので、戦闘が終われば解除しないと延々と回復しない。しかも術者と、対象が一定距離離れると自動で勝手に解除される。微妙なところで扱いにくい。その為、付与魔法案は立ち消えとなった。
ついでに検証したところ、VITは長時間付与で吐き気を催し、INTは自動MP消費+頭痛、MNDは思考鈍化。、AGIはSTRと一緒の急激な疲労となった。立っているだけで疲労する。という意味らしい。ただ…2週間後に結果を聞くと何故か、太ももと腕が太くなり、飯がうまくなり、鑑定してみると、少しだけINT,MNDも恒常的アップが確認された。意味不明にもほどがある。
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