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第12章 開発再び
第459話 コミカル要素は、地味に…エロスに近い要素を混ぜる。、
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パーティはそれなりに盛況して、そしてついに出番が来た。
「皆の者、辺境公であるモアレ卿が今日の日の為に練習した踊りとやらを披露したいと。」
まばらに出る拍手の中、全員の部隊の前には人だかりができ踊っていた。
「皆様、よくいらっしゃいました。私たちが海の向こうのかの国より教わった(ことにした)この儀式をご覧ください。」
そう言ってみんなで踊りだし、それに合わせて歌う。なんでこうなったのか?単純に歌と踊りはどうも一定レベルまでは練習で上がるのだが。そこからはこの聞かせた人数及びその相手の地位などの価値のほうが重要となるらしい。2から3になるのに欲しいからだ。まあスキルポイントとスキルオーブ意外に経験が無いといけない。がまあ…。
「私のご主人様―。」
と歌っている周囲の観客はかなり美声に酔いしれているようだ。かなりの手ごたえを感じるが、ただ、曲はは恥ずかしいな。
「ありがとうございましたー。続いては農村の哀愁を歌った”稲取音頭”です。お聞きください。」
地味にこの稲取音頭はテンポのいい打楽器のみの編成で作られた”農家の田植え歌”だ。北の地域はともかく我が。ルーティには田んぼとコメの伝播が行われ、田植え業が出来上がりつつあった。苗は一度ダンジョンモンスターで原種を確保後。交配種に入れ替えてスポナーで田植えをした。スポナーでと思うかもしれないが、植物は”生命”扱いなのでダンジョンで回収できない。またDP生産は種までが限界だ。そこでこっちの田んぼで品種改良を魔法で行い。種から育成した。それを通常の速度で育成してスポナーに登録した。魔法で成長させた物には非常に微妙な欠点があった。それが内部の細胞壁がズタズタになっていたって事だ。どうも急激な成長は細胞増殖だけが先行し、内部の細胞がズタズタでも実行され続ける。そうすると稲の重さの自重にさえ耐えれなくなることが、魔法を使ってみてわかった。実を取るならこれでいいが…。そんな事で出来た苗をルーティの稲農家に配って植えてもらった所出てきたのがこの歌だった。
”稲を刈るには腰落とせ。尻もちつーけば稲刺さる”。
と軽快な音楽で合掌しつつ苗を植え、こちらの注意を歌にしてくれた。これはモアレが音楽の練習をしている際に周囲の人も見て、それで共感して音楽を歌ったのだ。それを見たジャンが踊りを付けて踊ってみたのが、稲取音頭”だ。調子のいいテンポと分かりやすい歌詞、コミカルバンドヨロシク座ろうとして痛がるミヨちゃんの様子は全員の笑いを誘い、いい感じに練習した4曲が終わる、途中に軽快なトークと貴族あるあるも忘れない。こうしてみるとみんな育ったな。
「ありがとうございましたー。皆様、お帰りの際にはあちら出入口でこの”私のご主人様”の歌が詰まったイーハ商会最新道具”ボイスオルゴール”がございます、皇帝様より皆様に贈呈成されます。帰りに受け取ってお帰り下さい。」
…反応も上々らしい、これの反応をしばらく見ていいようなら、イーハ商会での販売につなげたい。まあボイスオルゴールは量産出来るにはできるが、高いんだよな。そうこういう間もなく終わった彼女たちは急いで出入り口に張り付き、今度はこのボイスオルゴールを全員にステージ衣装のまま手渡ししている。これで音楽が広まればアイドルとしての地位も高くなるだろう。
「これ、なかなかよね。」
「…初めて見た。」
「なのだ、これは思いつかなかったのだ。」
南さん他、ギルドや同盟のトップたちがそのオルゴールを受け取り感心している。
「あ、ありがとうね。」
「私たちのデビューシングル、”私のご主人様”よろしくお願いします。」
お辞儀しながら、でも貴族は基本全員当主本人が受け取りに行っている。それはそうだろう。配っている本人が”辺境公”であり、帝国の重鎮なのだ。まあどこのファンタジー見ても”辺境公が踊って歌って、CDを手渡しした”なんてものはないだろう。一応辺境公の地位にあるのだ、当然その相手の手渡しに配下を並ばせれば無礼に思われる可能性もあるが、まあ挨拶序の。二言三言に事情を聞く言葉が聞こえる。
「この音楽とやらを非常に私も気に入ってな。で消えれば領内に広めたいと思っている。その為に練習したんだ。私が基本前に立って見本を魅せねば誰も付いてこないだろうからな。」
「でも貴族自ら…。」
「や、貴族が先んじて見本を見せねば誰も付いてこないよ。だから…練習した、凄いした。」
とさっぱり目の意見を言う彼女に誰も意見を言いきれるまでもない。まあ、ここにいる貴族のほとんどが辺境公の御乱心事、このダンスレッスンの事は知っていたので、そこまでの混乱ははない。ただ欠点もある。この音楽プレイヤー。魔石を使っただけあって”脆い”のだ。念の為の衝撃対策と周囲に緩衝材を突っ込んだが、壊れない保証はない。単純機構にしたので良いんだろが…不安だ。とりあえず、亜人同盟側も受け取ってくれたようだからな。今は…これでいいのだろう。
「皆の者、辺境公であるモアレ卿が今日の日の為に練習した踊りとやらを披露したいと。」
まばらに出る拍手の中、全員の部隊の前には人だかりができ踊っていた。
「皆様、よくいらっしゃいました。私たちが海の向こうのかの国より教わった(ことにした)この儀式をご覧ください。」
そう言ってみんなで踊りだし、それに合わせて歌う。なんでこうなったのか?単純に歌と踊りはどうも一定レベルまでは練習で上がるのだが。そこからはこの聞かせた人数及びその相手の地位などの価値のほうが重要となるらしい。2から3になるのに欲しいからだ。まあスキルポイントとスキルオーブ意外に経験が無いといけない。がまあ…。
「私のご主人様―。」
と歌っている周囲の観客はかなり美声に酔いしれているようだ。かなりの手ごたえを感じるが、ただ、曲はは恥ずかしいな。
「ありがとうございましたー。続いては農村の哀愁を歌った”稲取音頭”です。お聞きください。」
地味にこの稲取音頭はテンポのいい打楽器のみの編成で作られた”農家の田植え歌”だ。北の地域はともかく我が。ルーティには田んぼとコメの伝播が行われ、田植え業が出来上がりつつあった。苗は一度ダンジョンモンスターで原種を確保後。交配種に入れ替えてスポナーで田植えをした。スポナーでと思うかもしれないが、植物は”生命”扱いなのでダンジョンで回収できない。またDP生産は種までが限界だ。そこでこっちの田んぼで品種改良を魔法で行い。種から育成した。それを通常の速度で育成してスポナーに登録した。魔法で成長させた物には非常に微妙な欠点があった。それが内部の細胞壁がズタズタになっていたって事だ。どうも急激な成長は細胞増殖だけが先行し、内部の細胞がズタズタでも実行され続ける。そうすると稲の重さの自重にさえ耐えれなくなることが、魔法を使ってみてわかった。実を取るならこれでいいが…。そんな事で出来た苗をルーティの稲農家に配って植えてもらった所出てきたのがこの歌だった。
”稲を刈るには腰落とせ。尻もちつーけば稲刺さる”。
と軽快な音楽で合掌しつつ苗を植え、こちらの注意を歌にしてくれた。これはモアレが音楽の練習をしている際に周囲の人も見て、それで共感して音楽を歌ったのだ。それを見たジャンが踊りを付けて踊ってみたのが、稲取音頭”だ。調子のいいテンポと分かりやすい歌詞、コミカルバンドヨロシク座ろうとして痛がるミヨちゃんの様子は全員の笑いを誘い、いい感じに練習した4曲が終わる、途中に軽快なトークと貴族あるあるも忘れない。こうしてみるとみんな育ったな。
「ありがとうございましたー。皆様、お帰りの際にはあちら出入口でこの”私のご主人様”の歌が詰まったイーハ商会最新道具”ボイスオルゴール”がございます、皇帝様より皆様に贈呈成されます。帰りに受け取ってお帰り下さい。」
…反応も上々らしい、これの反応をしばらく見ていいようなら、イーハ商会での販売につなげたい。まあボイスオルゴールは量産出来るにはできるが、高いんだよな。そうこういう間もなく終わった彼女たちは急いで出入り口に張り付き、今度はこのボイスオルゴールを全員にステージ衣装のまま手渡ししている。これで音楽が広まればアイドルとしての地位も高くなるだろう。
「これ、なかなかよね。」
「…初めて見た。」
「なのだ、これは思いつかなかったのだ。」
南さん他、ギルドや同盟のトップたちがそのオルゴールを受け取り感心している。
「あ、ありがとうね。」
「私たちのデビューシングル、”私のご主人様”よろしくお願いします。」
お辞儀しながら、でも貴族は基本全員当主本人が受け取りに行っている。それはそうだろう。配っている本人が”辺境公”であり、帝国の重鎮なのだ。まあどこのファンタジー見ても”辺境公が踊って歌って、CDを手渡しした”なんてものはないだろう。一応辺境公の地位にあるのだ、当然その相手の手渡しに配下を並ばせれば無礼に思われる可能性もあるが、まあ挨拶序の。二言三言に事情を聞く言葉が聞こえる。
「この音楽とやらを非常に私も気に入ってな。で消えれば領内に広めたいと思っている。その為に練習したんだ。私が基本前に立って見本を魅せねば誰も付いてこないだろうからな。」
「でも貴族自ら…。」
「や、貴族が先んじて見本を見せねば誰も付いてこないよ。だから…練習した、凄いした。」
とさっぱり目の意見を言う彼女に誰も意見を言いきれるまでもない。まあ、ここにいる貴族のほとんどが辺境公の御乱心事、このダンスレッスンの事は知っていたので、そこまでの混乱ははない。ただ欠点もある。この音楽プレイヤー。魔石を使っただけあって”脆い”のだ。念の為の衝撃対策と周囲に緩衝材を突っ込んだが、壊れない保証はない。単純機構にしたので良いんだろが…不安だ。とりあえず、亜人同盟側も受け取ってくれたようだからな。今は…これでいいのだろう。
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