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第11章 出向社員的ダンジョンマスター

第408話 相手が有名人なら、歓迎すかもしれませんが、隠せるものは隠します。

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「最悪だな…。」
「ちょっとあれはねー。」
「予想外です。」」
 どうもよっぽどシゲルに嫌われたらしく、鉄鉱石の買い付けはできず、製品の買い付けもアウト。ダンジョンは視察に行ったものの、監視に特別にハイエルフが付き、いい気分はしなかった。一応ダンジョンの具合は確認したが、モンスターの強さについては丁寧にダンジョンモンスターをこの時だけ引き揚げさせる…徹底的な嫌われっぷりだ。今までの連中と違い警戒されているようだ。
「どうする?」
 一応終わった後に宿泊する店舗には来ているが、今も監視部隊が張っているのだろう。
「思いっきり詰まった。」
 死霊と一緒の部分しか見えないなら。何も進展はない、鉄鉱石もダンジョン産出だと登録できないので、意味がない。これはこっちが完全品の作成が可能になった時検証したもので完全人現物の差は”原材料が魔素かそれ以外化”の差である。魔素の場合、他のダンジョンからは魔素に見えてしまい取り込むことができない。コピー踏破見よう見まねで出来ると言いたいが、それには原材料あ、原材料を魔素から生成するだけのDPが欲しい。なので無意味だ。そしてこの魔素生産のもう一つの欠点は”魔素妨害”や魔素遮断効果、魔法の矢の”魔素をぶつける”系に非常に弱くなる。普通の鋼鉄なら、魔法の矢は子供が売ったぐらいの威力の場合、弾き返せる。が、ダンジョン産の鋼鉄の場合は折れる。魔素同士だと室量子化お互い計算しないためらしい。また、いくつかの付与の場合ダンジョン産の素材だと付与が成立しなかったり、成分加工が手作業では不可能になる。などの非常に難しい問題が出てくる。だから、この土地のアイテムにダンマス的には基本意味はない事になる。ついでに…。土生成や圧縮、純化がある場合実は鋼鉄を探さなくても純鉄などは手動で作成可能なので、焦る必要なない。10g生成に10万Dpとかいう非常識なDPが必要になるだけだ。が、これはミヨちゃんや私、ダミさんがコツコツ政策を続ければ10tには
なるという意味だった。
「鉄か…。」
 がこれをしなかったのは…取れる鉄鉱石の純度のデータが足りなかったからだ。日本の99.999%純鉄や、銅などのほぼオーパーツの金属は出す気になれないし、最悪工具を溶かして固めれば純鉄の鉱脈ができるだろう。が、これらを出した場合、他のダンマスから恨まれないか?またこれらの加工技術がない場合、これらはあまりに綺麗で、宝飾品扱いされないか?様々な疑問が生まれる。最悪”技術罰則”がこっちに来る可能性がある。なので、様子を見て出すことにした。が、最悪な事に、鉱山が好きなドワーフとお漏れた彼らさえ…銅や石灰石、硫黄の鉱脈発見には至っていない。仕方ないので、貝殻を買い集めて、石灰石の鉱脈作るか?子、この石灰石をわざわざ亜人同盟のど真ん中に立てる必要を感じない。
「でもさ、何でマスターは警戒されたの?}
「大方、スパイに来たと感じたんだろう。あれがサブダンジョンであったとしても、ほぼパブリックダンジョンだ。」
 パブリックダンジョンというのは”公共ダンジョン”という意味で、誰かに出入り口を管理されていない、誰でも入れるダンジョンだ。うちの食肉ダンジョンは出入り口をイーハ商会が固めているので、基本的には当たらないがそこまで厳しい管理もしていない。
「でもさ、あそこまではないじゃん。」
「あいつらにはあいつらの考えがあるんだろうよ。一応は敵とまではいわないが、中立の立場だ。取引があってもな。」
 ダンジョンマスターとしても実際大都市にまで育てた領域は全ての”その他領域”を超す収益率を持っている。このダンジョンもここから、塩鉱石と鉄鉱石が生まれる以上。水さえ…それも緯度があるか。それで賄える。そして地下を食料系に変えてしまえばもうそこは一つの都市ですべて完結てしまう都市となる。人口の増加量次第だが
偉う相手国の心理もわかるという者だ。
「連中、ダンジョン頼んだのにね。」
「水木が頼んだんだ。私に依頼するとは思わなかったんだろう。」
 実際初心者用ダンジョンマップはあったから、そこから勝手に作るだろうという思惑だ。が、この町を見ていると大方、人間を裁き切れていない。かもしれんな。ダンジョンに。宝を求めて地下に行きお宝が出れば騒ぐ。そんな…遊園地なのかもしれんが…。
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