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第10章 VSクラウドドラゴン戦(裏)
第358話 最後のボスが実戦経験豊富とは限らない
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夜警が終わり…。朝になり。私たちは最終フロアに到着した。
「塔の上だわさ。でこれは?」
「ああ、城だろうな。」
塔の上はどう見ても一キロ四方の庭園と、そこに立つ小さな城だった。城壁と堀付である。
「が…予想外だな…。」
私たちはきっとここに今まで出なかったフライングエイの大軍を予想していた。が…いないよな。
「ワーリアックもいないだわさ。」
「…相手が破産した可能性があるのです。」
「どういう意味?}
「ダンジョン攻略において、攻略法は二つあるです。一つはコア破壊。もう一つは、相手の予算を超えるペースでモンスターとかを破壊し続け。出せなくするのです。」
確かにきつい、コア到着もきついが破産はもっときつい、ダンジョンではモンスターを出すが、その蘇生、生成費は確実に圧迫する。そうでない場合トラップ無しではすぐにコアに到着される。なので、防御モンスターは買ってでも召喚する。が、これが稼げるDPを下回って即死すればDP収支はマイナス。最悪維持費を削ってでも再召喚
しかない。これを繰り返すと当然DPは尽きる。そして何より…。
「確かにな…ここ維持費凄いだろ?」
「だわさ。」
「確かに豪華で派手な施設が多かったのじゃ。」
見えない収益”ダンジョン維持費”って奴である。ギミックが大掛かりだと、その施設に係る利用料を含むすべてが維持費になる。私のダンジョンだと”川”とかの湧水やスイッチをつけての”魔導コンロ”透明壁の”空気壁”、ダンジョンの明りの”太陽光”は結構多めの維持費がかかる。がここはそんなちゃちな物ではなかった。滝に火山に、砂漠に炎天下。これらすべて非常に維持費がかかる。豪華な内装も加工もそうだが、召喚の価値が高いと生成に不必要なDPが増える。ついでにこのダンジョンみたく”浮く”のにはもっとコストがかかる。世の中夢に世知辛いものである。そしてこれから導き出されるのは…。
「きっとお金がないのね!」
「ミヨちゃん。やめてさし上げろ。」
ミヨちゃんの無垢でダイレクトな一撃が痛い。DPが足りない…だどうな、ついでに侵入者がいる場合そのフロアは”退出”されるまで変更できない。監視員を置くことで変更させないという手もある。が、まだ奴は…。本体が強い。
「ようこそ!よく来たな!」
声のする方を見ると、かなり大声だが…。城壁の上に誰かがいる。
「貴様は!」
「ふははは!我が名は天空王!ラピュゼル!この世界の支配者である!」
やばい、外見が眼鏡のおっさんだ。正確には眼鏡つけてないだけのおっさんだ。ある意味ヤバい。
「知らん!」
ミヨちゃんがいきなり!レーザービームで顔を狙う。
「目が―!目が―!」
いや、元ネタ通りだけどさ、もっと情緒持とう。
「この野蛮人どもめ!」
…ん?それほど、ダメージがなさそうだが…。
「一気に攻める!」
その声に二人のダンマスがそろって人間形態とは言え。ブレスを叩き込む。広さは、もう少し走って広がれば、戦闘可能だろう…が!彼につく直前体の周囲を雲が覆う。やはり…。
「なに!」
敵がいないはずだ。この広さ、体内で”クラウドドラゴン”を出す気だ。その為に…周囲に誰もいないのか…。ハンドサインを送る。意外とこの屋上広いから解除してもそれなりに大丈夫のはずだ。
「貴様ら!王の前で不敬である!」
叫び声が…いや、ここ広いから単に奴の声がでかいだけじゃ…。一応は咆哮らしいが…効果は薄かった。
「塔の上だわさ。でこれは?」
「ああ、城だろうな。」
塔の上はどう見ても一キロ四方の庭園と、そこに立つ小さな城だった。城壁と堀付である。
「が…予想外だな…。」
私たちはきっとここに今まで出なかったフライングエイの大軍を予想していた。が…いないよな。
「ワーリアックもいないだわさ。」
「…相手が破産した可能性があるのです。」
「どういう意味?}
「ダンジョン攻略において、攻略法は二つあるです。一つはコア破壊。もう一つは、相手の予算を超えるペースでモンスターとかを破壊し続け。出せなくするのです。」
確かにきつい、コア到着もきついが破産はもっときつい、ダンジョンではモンスターを出すが、その蘇生、生成費は確実に圧迫する。そうでない場合トラップ無しではすぐにコアに到着される。なので、防御モンスターは買ってでも召喚する。が、これが稼げるDPを下回って即死すればDP収支はマイナス。最悪維持費を削ってでも再召喚
しかない。これを繰り返すと当然DPは尽きる。そして何より…。
「確かにな…ここ維持費凄いだろ?」
「だわさ。」
「確かに豪華で派手な施設が多かったのじゃ。」
見えない収益”ダンジョン維持費”って奴である。ギミックが大掛かりだと、その施設に係る利用料を含むすべてが維持費になる。私のダンジョンだと”川”とかの湧水やスイッチをつけての”魔導コンロ”透明壁の”空気壁”、ダンジョンの明りの”太陽光”は結構多めの維持費がかかる。がここはそんなちゃちな物ではなかった。滝に火山に、砂漠に炎天下。これらすべて非常に維持費がかかる。豪華な内装も加工もそうだが、召喚の価値が高いと生成に不必要なDPが増える。ついでにこのダンジョンみたく”浮く”のにはもっとコストがかかる。世の中夢に世知辛いものである。そしてこれから導き出されるのは…。
「きっとお金がないのね!」
「ミヨちゃん。やめてさし上げろ。」
ミヨちゃんの無垢でダイレクトな一撃が痛い。DPが足りない…だどうな、ついでに侵入者がいる場合そのフロアは”退出”されるまで変更できない。監視員を置くことで変更させないという手もある。が、まだ奴は…。本体が強い。
「ようこそ!よく来たな!」
声のする方を見ると、かなり大声だが…。城壁の上に誰かがいる。
「貴様は!」
「ふははは!我が名は天空王!ラピュゼル!この世界の支配者である!」
やばい、外見が眼鏡のおっさんだ。正確には眼鏡つけてないだけのおっさんだ。ある意味ヤバい。
「知らん!」
ミヨちゃんがいきなり!レーザービームで顔を狙う。
「目が―!目が―!」
いや、元ネタ通りだけどさ、もっと情緒持とう。
「この野蛮人どもめ!」
…ん?それほど、ダメージがなさそうだが…。
「一気に攻める!」
その声に二人のダンマスがそろって人間形態とは言え。ブレスを叩き込む。広さは、もう少し走って広がれば、戦闘可能だろう…が!彼につく直前体の周囲を雲が覆う。やはり…。
「なに!」
敵がいないはずだ。この広さ、体内で”クラウドドラゴン”を出す気だ。その為に…周囲に誰もいないのか…。ハンドサインを送る。意外とこの屋上広いから解除してもそれなりに大丈夫のはずだ。
「貴様ら!王の前で不敬である!」
叫び声が…いや、ここ広いから単に奴の声がでかいだけじゃ…。一応は咆哮らしいが…効果は薄かった。
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